となりのチカラ #7[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

となりのチカラ #7[字]

【主演:松本潤×脚本:遊川和彦】
新時代の≪中腰(ちゅうごし)ヒーロー≫が誕生!!
思いやりと人間愛に溢れたちょっぴり“中途半端な男”が織りなす社会派ホームコメディ

◇番組内容
妻の怒りが爆発!家庭をないがしろにしてきた罰をチカラ(松本潤)が受ける!?
チカラの妻・灯(上戸彩)が突然実家に帰ってしまった。なぜ灯が出ていったのか見当もつかないチカラは、子どもたちに促され、灯の実家がある浜松まで会いに行くことに。しかし、いつまでたっても原因が分からないチカラに灯の怒りは収まらない…。
はじめて語られる灯の想いー。日本中の全主婦代表・灯の言葉をチカラはどう受け止めるのか!?
◇出演者
松本潤、上戸彩、小澤征悦、映美くらら、ソニン、清水尋也、長尾謙杜(なにわ男子)、勝地涼(友情出演)、夙川アトム、浅野和之、風吹ジュン、松嶋菜々子
◇脚本
遊川和彦
◇演出
松川嵩史
◇音楽
平井真美子

【主題歌】
上原ひろみ『上を向いて歩こう』
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】秋山貴人(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/tonarinotikara/
☆Twitter
 https://twitter.com/chikara2022_ex
☆Instagram
 https://www.instagram.com/chikara2022_ex/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. チカラ
  2. ママ
  3. パパ
  4. 愛理
  5. 高太郎
  6. 問題
  7. 自分
  8. 心配
  9. 電話
  10. 本当
  11. 離婚
  12. 今日
  13. 清江
  14. 頼子
  15. 結局
  16. 子供
  17. 全然
  18. マンション
  19. 実家
  20. 沢源

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(中越 灯)チカラくん 私…
実家に帰らせて頂きます。

(中越チカラ)えっ?

これ以上
チカラくんといたくないの。

(中越愛理)ねえ ママ!
ちょっと待ってよ! 本気?

(愛理)ちょっと ママ
本気なの?

(中越高太郎)今日のご飯
どうなるの?

ごめん。 パパに作ってもらって。

灯ちゃん。 ねえ どういう事?
これ以上 僕といたくないって。

えっ? わかんないの?
えっ…?

はあ…。 胸に手ぇ当てて
よく考えてみたら?

〈言われたとおりにしてみるが

思い当たる事が全くないチカラ〉

(エレベーターの到着音)

じゃあ わかったら連絡して。

言っとくけど それまでは
絶対に帰らないからね。

ドゥー ユー アンダースタンド!?

どうすんの? パパ。

いや そんな事 言われても…。

〈お隣さんにはあっても

我が家には 何も問題がないと
思っていたチカラは

今 人生で一番パニクっている〉

(愛理)ねえ 本当にわかんないの?
なんでママが出てったか。

だから それは あれだよ。

最近 仕事で疲れてたみたいだし

久しぶりに
実家でゆっくりしたいなとか?

そうだねって言ってくれないんだ
2人とも。

そんなわけないって
わかってるでしょ 自分でも。

〈確かに…〉

一体 何したの?
ママ 相当怒ってるよ。

離婚とかにならないよね?
(高太郎)えっ? リコンって何?

ああ…! 高太郎は
まだ知らなくていいから。 なっ。

えっ? なんか ヤラしい事?
いやいや そうじゃなくて…。

ママがパパとお別れして

もう二度と一生永遠に
何があっても暮らさないって事。

いや 愛理
その言い方はどうかな?

じゃあ 僕とお姉ちゃんは
どうなるの?

だから 心配するなって。

なんだかんだ言って パパとママは
深い絆で結ばれてるから。

(愛理)油断してると
痛い目に遭うよ。

日本の夫婦が離婚する確率は
3分の1で

今でも 約2分に1組が
離婚してんだから。

嘘…?
(高太郎)学校で言わなきゃ。

ついに うちも 「り こ ん」!

やめろって! 大丈夫だよ。
ママ すぐ帰ってくるから。 なっ。

(チャイム)

ほら! 帰ってきた。
なんだ… ドッキリだったんだよ。

ウソピョ~ンって言って
現れるぞ ママ。

あっ どうしたんですか?
頼子さん。

(道尾頼子)お願い!
今晩 泊めて。

えっ? なんでですか?

だって もう 娘が孫甘やかすの
見てられなくて。

啓介が ご飯残そうが
部屋中 汚そうが

全然叱らないのよ 美園。
それどころか 昔 ママに

無理やり習い事やらされたのが
嫌だったから

自分の子供は伸び伸び育てるの
とか言っちゃって!

あの 頼子さん…。
(頼子)私だって

娘の教育方針に
口出ししちゃいけないから

散々 我慢したのよ!

でも このままだと 啓介が

どうしようもない大人に
なりそうだから

もう 心配で心配で…。

だからって
私が また なんか言ったら

喧嘩になるに決まってるし もう
一緒にいるとイライラするから

必死に自分抑えて 出てきたの!
ああ すいません!

ちょっと 今日は立て込んでて…。
えっ? どうしたの?

何? なんか あったの…?
いや 別に…。

とにかく 帰って

美園さんと もう一度
話し合ったらどうですか?

いろいろあったけど
やっと仲直りしたんだし

頼子さんが何か言っても

啓介くんへの愛情だって
わかってくれますよ。

ええ~? そう?

(ため息)

ねえ パパ 腹減った。

ごめん。 今日は
レトルトのカレーでもいいかな?

(チャイム)

今度こそ ママかも!

(柏木託也)すいません
こんな時間に。

あっ いや…。 どうしたの?

俺 大学行くの
やめようと思って。

何 言ってんの? せっかく
第一志望に受かったんでしょ?

この頃 ばあちゃんの病気が
どんどん ひどくなって。

こっちの顔もわからない時間が
多くなったんです。

さっき これを見ても
なんの事かわからなくなってて。

そうなんだ…。

風呂やトイレも
ずっと付き添ってないと心配だし

やっぱり
大学は諦めるしかないかなって。

気持ちはわかるけどさ

そんな事したら
清江さんが悲しむよ。

託也くんが大学に受かったの
あんなに喜んでたのにさ。

それに 君がいない時は

僕が 向かいのカフェで
見張ってるからさ。

いや でも…。

(ため息)

ああ… ごめん!
パパがやろうと思ったのに。

それより 1分でも早く考えてよ
我が家の問題をどうするか。

あっ… そうだな。

〈…が 頼子さんと託也くんを
説得するのに疲れ

何も浮かばない〉

〈神様 お願いです!〉

〈戻ってくるよう
妻を説得してもらえませんか?〉

(チャイム)

〈おお~! 願いが通じたか?〉

やっぱり 違った…。
(マリア)えっ? 何が?

どうしたんですか? マリアさん。

私 ベトナムに帰ろうかと思って。

いやいや… なんで
そうなるんですか? あなたまで。

この頃 体のコンディション
良くないから

ママに電話したら

前にいた会社 クビになったのと
妊娠したのバレて。

そしたら ママ…。

(ベトナム語)

ああ すいません!
日本語でお願いします。 ねっ。

よその国でベイビー産むの
大変だし

今 やってるコンビニのバイトじゃ
お金もないから

早く帰ってこいって
ギャンギャン泣き出して…。

ああ… そうなんですね。

あっ そうだ。
えっ?

アカリさんなら
いいアドバイスもらえるかも。

アカリさ~ん!
すいません! 今 留守で。

なんで?
いや いろいろあって。

2~3日 浜松の実家に帰ってて。

でも すぐ帰ってくるんで
妻に話しておきますから。

そうですか…?

(本間奏人)今度は
奥さんが出てったんですか?

先の読めない
ファンキーな展開になってますね

中越さんのマンション。
いや 面白がらないでくださいよ。

こっちは 「実家に帰ります」って
言われる日がくるなんて

思ってもいなかったので…。

妻が離婚する理由のベスト3って
知ってます?

なんですか?

性格の不一致。 夫の稼ぎが悪い。
それから 浮気です。

性格の不一致はないと思うけどな。

っていうか 性格って
一致する事あるのかな?

人間なんて
生まれも育ちも違うのに。

稼ぎが悪いのは
今さらって感じだしな。

えっ…? えっ? じゃあ 浮気?

もしかして
灯ちゃんが英語で怒るのは

外国の人と付き合ってるから?

大丈夫ですか? 心の声が
ほとんど出ちゃってますけど。

すいません。 この頃 つい…。

ちなみに うちは

あっちのほうが ご無沙汰なのが
原因でしたけど。

そうなんですか?

っていうか その若さで
離婚されてたんですか?

本間さん。

中越さんは ちなみに
いつですか? 最後にしたの。

えっ? あっ えっと…。

思い出せないんだ。
やばいですよ! それ。

いや でも それは

向こうが疲れてるから
みたいな時もあったし。

そうやって
なめてたんですよ 僕も。

早く 原因 突き止めないと
大変な事になりますよ。

あっ でも
締め切りは守ってくださいね。

今回は 5回も離婚した大富豪が

『女と金にモテる法則』って本を
出したいとか言ってるんで。

すいません。 お断りします。

えっ?

ただいま…。

(愛理)パパ 遅い。

あっ ごめん!

なあ もしかして
ママが 今 どっかに隠れてて

帰ってきたよ~!
って現れたりは…?

するわけないでしょ。
だよなあ…。

ねえ 腹減った!
ちょっと待って!

ママが出てった理由が
わかったかもしれないから。

えっ 本当?
うん。

2人とも聞いてて
スピーカーにするから。

(呼び出し音)

「もしもし」

あっ… 灯ちゃん 今 いいかな?

「もう わかったの?
私が なんで出てったか」

あのさ もしかしたら

僕が いつまでも 自分の小説を
書かないからじゃないかな?

だったら もう
ゴーストライターは やめるって

今日 出版社に言ってきた。

これからは 本気で
小説家 目指して頑張るからさ。

どうかな? 灯ちゃん。

(電話が切れる音)

もしもし? 灯ちゃん!?
外れみたいだね。

ああ… じゃあ
なんなんだよ!? 一体。

私 考えたんだけどさ…。
えっ?

パパが いつも 隣の問題に
すぐ首突っ込むのが

気に食わないんじゃないかな?

ママが いくら
もう やめてって頼んでも

全然 聞かなかったし…。

(高太郎)そうかもしれない。
いや… きっと そうだ!

なんで気づかなかったんだ 俺は!
と思うチカラ。

えっ? なんで わかるんだ?
パパの心の声が。

いいから 早く電話したら?
あっ そうだな。

(愛理)駄目!

電話より 明日の朝イチで
浜松まで行ったほうがいいって。

そのほうが誠意も伝わるし。

なるほど…。

オプションとして いかに
ママを愛してるか伝えてきたら?

そういうのも足したほうが
女は喜ぶから。

いや でも なんて言えば…。

ストレートに 「愛してる」とか
「君のために僕は変わる!」とか。

考えてよ 小説家なら。

♬~

あっ… お義父さん
ご無沙汰してます。

(円蓮)そろそろ来ると思ってたよ。

(良子)どうぞ。

あっ… お義母さん お構いなく。

〈ああ…
なんで いつまで経っても

義理の親の家って
緊張するんだろ?〉

〈共通の話題が
全く浮かばないからか?〉

〈っていうか
灯ちゃんは いずこに?〉

娘から話は聞いてるよ。

すいません
僕が至らないばっかりに…。

いいんだよ。

「生ずるは独り 死するも独り」
という言葉もあるしね。

〈えっと…
それはどういう意味だ?〉

(円蓮)しょせん 人は

生まれる時も死ぬ時も
独りなんだし

離婚なんて 長い人生から見れば
大した問題じゃないって事だ。

いや お義父さん
僕 離婚だなんて…。

やめなさいよ! 人の顔見りゃ
偉そうな事ばっかり。

ごめんなさいね チカラさん。
あっ いえ…。

私はね 心配なの 灯が。

昔の教え子にも
たくさんいたから。

夫が まともな仕事に
就かないせいで

苦労ばっかり背負ってる子が。

だから いつも言うのよ。

そんな旦那と一刻も早く別れて

ご両親のところに戻ったら?
って。

ああ…。

〈えーっと… 言ってる事は

基本的に
お義父さんと一緒では?〉

(沢源)ああ~ 疲れた!

もう あんな遠くまで出かけて
お布施 これっぽっちだぜ。

そうか。 ご苦労だった。

あれ? チカラくん 来てたんだ。

お義兄さん
すいません ご迷惑かけて。

本当だよ~! もう
早く連れて帰ってよ 灯の奴。

こっちの顔見りゃ
ギャーギャー 文句ばっかり。

君が嫌になるのわかるからさ
早く別れちゃえば?

(円蓮)このままだと 2人とも
不幸になるだけだしなあ。

私は ずっと不安だったんだ。

君と結婚して 娘は本当に
幸せになれるのかって。

(良子)灯には散々言ったのよ。

結婚しちゃいけないワースト3は

売れない画家に
売れないミュージシャンに

売れない作家だって。
あっ いや あの…。

〈3人の波状攻撃に
頭がしびれてくるチカラ〉

〈それでなくても さっきから
足もしびれてるのに…〉

〈いいから
早く当の本人を呼んでくれ~!

と叫びたくなった時…〉

3人とも シャラップ!

これは 私とチカラくんの
問題なんだからね。

この世界で
チカラくんをけなしていいのは

私だけ!

ここまで来たって事は

わかったんだ
私が なんで怒ってるか。

あっ… うん 一応。

あっ… えっと…

いつも 灯ちゃんが
やめろって言うのに

僕が お隣さんの問題に
首突っ込んで

いつまでも悩んでるのが
気に食わないんだよね?

これからは
なるべく そういうのは控えて

自分の小説が書けるように
頑張るからさ。

それで?

えっ?
えっ? それだけ?

〈えっ? まだ何か足りない?〉

〈あっ そうだ!
「愛してる」を忘れてた〉

ちょっと待って。
まだ大事な事が…。

何?

俺は 灯ちゃんを あ…

ああ…。

〈ああ~ 「愛してる」って なんで
こんなに言いにくいんだ?〉

〈英語はいいよな〉

〈「アイ ラブ ユー」って
スッと言えるし〉

何? 私をどうしたって?

愛してるんだ!
灯ちゃんがいないと

僕は駄目なんだ。
だから 帰ってきてください。

お願いします!

(ため息)

誰に入れ知恵されたか
知らないけど

そんな甘っちょろい言葉で
私がホイホイ帰ると思った?

いや そういうわけじゃ…。

そりゃあ こっちが何度言っても
人の事に首突っ込んで

ちょっとうまくいったら
すぐ いい気になるくせに

いつまで経っても
自分の小説 書かないし

ゴーストライターの収入だって
何年も低空飛行で

今日も靴下は左右違うし
セーターも裏表だから

いつになったら直るんだよ
って感じだけどさ

そんな事じゃないんだよ
こっちが怒ってるのは。

えっ… じゃあ 何?

ジーザス…。

まだわからないの?

私の全身に書いてあるでしょ!
出ていった理由が!

えっと…。

いつもより化粧が薄いかな。
ノーメイクのせい?

あっ もしかして
具合が悪いんじゃないよね?

ストップ! もういい!

二度と来ないで!
電話もメールもしないで!

えっ ちょっと…。

ただいま。

(高太郎)あれ? ママは?

(愛理)一緒じゃないの?

ねえ ちゃんと
「愛してる」って言った?

ごめん。 なんか
逆効果みたいだったみたいで…。

ママが出てってから
もう46時間25分経ってるけど。

し… 心配するな。

あと一歩のところまで
来てる感じだから。

一歩でも百歩でも
結果出さないと同じだからね。

(高太郎)り こ ん。

わかったよ。
なんとかするからさ。

(チャイム)

もしかして ママかも!

(星 譲)あっ こんばんは。

(星)あれ?
どうかした? 2人とも。

ああ すいません。
なんでもないんです。

どうしました? 星さん。

ちょっと 聞いてくださいよ
中越さん。

新しく引っ越してきた
603の入居者

大変なトラブルメーカーで。

トラブルメーカー?

朝から騒音はひどいし
ゴミは分別しないし

部屋から異臭はするし
住人の方が怖がっちゃって。

あれ 絶対 こっちですよ。

そうなんですか…。
すいませんけど

中越さんのほうから
注意してもらえませんかね?

これ以上
迷惑かけないようにって。

いやいやいや…
それは星さんの仕事じゃ…。

私だって行きましたよ 1回。

でもね
そりゃあもう 恐ろしい人で

何 言っても
聞いてくれないんです。

だから お願いしますよ。

いつもの チカラさんの
おせっかい愛で。

そんな事 言わずに
自信 持ってくださいよ。

このマンションの管理人は
星さんしかいないんです。

星さんなら できますって。
ほら この前

達代さんと好美ちゃん 助けた時も
かっこよかったし。

ここの住人の幸せを願う あなたの
真っすぐな心でぶつかれば

わかってくれますよ その人も。

そうですか?

まあ チカラさんが
そう言うなら…。

〈灯が出ていった理由がわからず
小説も全然進まないチカラ〉

〈サッカーだと

イエローカードをもらって
後がない状況だ〉

〈いや もうすでに

レッドカードで
退場だったりして〉

〈ああ… いかん!
コーヒーを飲んで落ち着かねば〉

〈うん? そうだ
さっき おかわり頼んだのに…〉

すい…。

〈もしかして
あれが俺のやつかな?〉

〈なら ちょっと待つか〉

〈でも なんで こういう時

悪くもないのに 「すいません」って
言わなきゃいけないんだ?〉

〈他に 何か
いい言葉ないのかな?〉

(マスター)お待たせしました。

〈おいおい 俺のじゃないのかよ〉

すいません。

コーヒーをお願いしたんですけど。

少々お待ちください。

〈おいおい そっちは
「すいません」なしかよ!〉

〈しかも なんだよ

その 初めて聞きました
みたいな返事は〉

〈こうして チカラが
中腰になっている間にも

マンションでは
いろいろな事が進行していた〉

〈303では マリアさんが
ベトナムの母と電話していたが

何かを決意したようだし…〉

♬~

〈上条くんが何しに来たかは
さっぱりわからないが…〉

〈404では 頼子さんが

娘の教育方針に
とうとう 口を出してしまい…〉

♬~

〈603では

チカラに励まされた星さんが
勇気を出して

トラブルメーカーの元を
訪れたが…〉

〈そして 503では
いつものように

ピアノを弾こうとした
清江さんが…〉

〈不安におびえ

こっちのチカラに
助けを求めるが…〉

〈そんな住人たちを見る余裕は
今のチカラにはなかった〉

ごめんな。
料理作る気力がなくて…。

下手なもの作られるより
こっちのほうがいいけど。

どうした? 高太郎。

なんか 体中かゆくて。
えっ?

(愛理)布団 干してないからだよ。
ママは こまめに干してたから。

そうなんだ。

服も なんか におうし…。

ママが洗うと
ふっくらで いいにおいするのに。

ごめん。 勉強するよ パパ。

(チャイム)

どうせ ママじゃないよね。

多分な。

とか言って ママだったりして。

ちょっと… どうしたんですか?
皆さん。

どうしてくれるの? チカラさん。

あなたの言うとおりにしたら
美園と大喧嘩になって

啓介連れて
出てっちゃったじゃない!

えっ?

ああ~ どうしよう。
一生 孫と会えなくなったら

孤独な独居老人になるしかないわ
私! ああ~…。

そんな事ないから
落ち着きましょう 頼子さん。

私 もう ベトナムに帰ります。

やめてくださいよ マリアさんも。

昨日から おなか痛くて
バイトにも行けないし

アカリさんに相談したいのに
全然 連絡ない。

チカラさん
話してくれたんですよね?

あっ すみません。 忘れてて…。

ウソ!?

結局 チカラさん
私がどうなってもいいんですね!

いやいや そんな事は…。
(託也)チカラさん

うちのばあちゃん 泣いてました
あなたのせいで。

どういう事?

今日 ピアノ弾けなくなったから
チカラさんにSOS出したけど

来てくれなかったって。

カフェから
見てなかったんですか?

あっ ごめん。
ちょっと 最近 いろいろあって。

星さんだって大変だったのよ
あなたのせいで。

どういう事ですか?

私 もう 自信ありません…。

どうしたんですか? 星さん。

例のトラブルメーカーに
ルール守るように頼んだら

こんなマンション
めちゃくちゃにしてやる! って

たたき出されたらしいのよ。

やっぱり 管理人 辞めますわ 私。

いやいやいや 待ってくださいよ
星さんまで。

(頼子)全部 あなたのせいよ。

みんな
チカラさんの言うとおりにすれば

間違いないと思ったのに。
そう言われても…。

愛理ちゃんから聞いた。

アカリさん
本当は出てったんでしょ?

なんで ウソつくの?
それは 本当に申し訳…。

(託也)チカラさんも しょせん
普通の人だったんですね。

隣の奴がどうなろうが
結局 関係ないんだ。

(星)あなたは頼りないけど
いつでも 誰に対しても

優しくしてくれる人だと
思ってたのに。

信用した私たちがバカって事?

だから 灯さんも
出てったってわけ?

一体 どうするの?

子供たちがかわいそうだと
思わないの?

黙ってないで
なんとか言ってください。

結局 あなたも

イヤな日本の男代表
だったんですか?

チカラさん あなた…

何か変わったわね。

ちょっと 何? 今の あれ。

えっ 一体 どういう事?

すみません。
うちの父 キレると

黙って
トイレに逃げちゃうんです。

(高太郎)あれは もう
朝まで出てこないかも。

何それ~!?

(ノック)

(愛理)パパ
もう みんな 帰ったよ。

おい… 何やってんだよ?
2人とも。

(愛理)パパとここにいても
意味ないから

ママの実家に行く事にした。
(高太郎)もう嫌だ こんな生活。

ちょっ… ちょっと待てよ。

お前たちまで
パパの事 見捨てるのか?

100パーセント
パパが悪いんでしょ。

大丈夫 電車賃ならあるから。

(ドアの閉まる音)

♬~

<爽快電動SUV
ロッキー イースマート ダイハツ>

<初期品質評価 No.1>

♬~

<爽快電動SUV
ロッキー イースマート ダイハツ>

<初期品質評価 No.1>

(夫)んー!
(妻)《夫は 握力が弱い》

ゾ… ゾンビ! ゾンビ出た!
《そして ビビリだ》

トイレ 付いてきてもらえますか?
《全く頼りない》

開かない? あれ? え… ゾンビ!?
《でも…》

おはよう ぼんちゃん。

《その分… 優しい》

わっ!
えっ! あっ 何!?

おはよう。
<そんなふたりを守る部屋>

<セキュリティ賃貸住宅 「D-room」>

(2人)<見学会 やります>

(呼び出し音)

(沢源)「はい 光命寺ですが」

あっ お義兄さん ご迷惑かけます。
チカラです。

(沢源)「ああ チカラくん。
大丈夫だよ こっちの事なら」

えっ?

みんなで楽しくやってるから。

(愛理)うーん!

こんな おいしいもん
4日ぶりに食べた。

フフフ…。
(高太郎)おばあちゃん おかわり!

はいはい。

こうなったら 2人とも
ずーっと うちにいたら?

(円蓮)そうしろ そうしろ。
今日はデパートにでも行くか?

なんでも欲しいもの
買ってやるぞ。

嘘… ラッキー!

こんな事なら 定期的に
出てってもらおうかな ママに。

(高太郎)「それもアリ…」

〈裏切り者め! と思う
チカラだが…〉

あの すみません。

灯ちゃんに
代わってもらえますか?

(沢源)「あっ ちょっと待って」

「(沢源のため息)」

ああ チカラくん

「例の答えは わかったのか?」って
言ってるけど。

あっ すみません。
それは まだなんですけど…。

(電話が切れる音)
あっ…。

ごちそうさま。

ねえ ママ。
そろそろ教えてあげたら?

パパには もう 無理だし。

それより ご飯終わったら
話あるから。

えっ?

〈結局 独りわびしく
ねこまんまを食べているチカラ〉

(家鳴り)

〈ああ… 家って

なんで 独りでいると
音がするんだろ?〉

(冷蔵庫の運転音)

〈冷蔵庫のブーンっていう音も
やたら気になるし…〉

(ため息)

(店長)何遍も言わせないでよ。

客商売なんだから
もっと愛想良くしてくれないと。

ほら もっと笑って。

(上条知樹)はい…。

もう いいや。
なるべく 裏方 回っておいて。

…はい。

(上条)お待たせしました。

上条くん 偉いね。

笑顔の練習のために
ここで働いてんだ。

怒られてばっかりですけど
全然できてないんで…。

いや 偉いよ。

周りに どう思われようが
全然 顔に出ないし。

顔に出ないのは当たり前か
ごめん ごめん。

何もかも
うまくいかないもんだから

頭グチャグチャで。

チューハイ おかわり。

えっ 何?

今 僕が どういう顔してるか
わかりますか?

えっ? ごめん 全然わかんない。

それより チューハイくれる?

あなたを心配している顔です。

(ため息)

(エレベーターの到着音)

♬~

(木次 学)お前
家族に見捨てられたんだって?

えっ? いや…。

住人が
ペチャクチャしゃべってたよ

チカラさんが変わったって。

でもな 俺は知ってるぞ。

お前は変わったんじゃない。

メッキが剥がれただけだ。

中越チカラ
ついに 天罰きたーってか?

ただいま…。

〈いかん!〉

〈いつもの習慣で
言ってしまった〉

〈誰もいないのに…〉

おかえり。
えっ?

帰ってきてくれたのか 2人とも!

悪い?
いや…。

もう 見捨てられたと
思ったからさ。

わかってないな パパは。
えっ?

パパじゃ ママを連れ戻す事が
できないと思ったから

私たちが説得しに行ったの。

そうだったのか!

〈なんて いい子なんだ
2人とも!〉

〈…と 抱き締めたくなるチカラ〉

感動して ハグとかしないでね。
こっちは傷ついてるんだから。

えっ なんで?

ママに すぐ帰れって言われたの。

僕とお姉ちゃんの顔
見たくないんだって 今。

おい 嘘だろ?

もう 気力ゼロだから
あとは パパがなんとかして。

(ため息)

(ノック)
(沢源)入るぞ。

何?
チカラくん。

話す事ないから。
だから 自分で言えよ。

(ドアの閉まる音)

もしもし。 何?

灯ちゃん
俺に怒るのはいいけどさ

愛理と高太郎の顔も見たくない
っていうのは

ないんじゃないかな?

こっちの気も知らないで
偉そうな事 言わないでよ!

なんだよ それ…。

2人とも
かなり傷ついてるんだぞ。

言いたかないけど

小さな子供 ほっぽり出して
実家に帰るって

母親として どうなんだよ。

愛理と高太郎が
かわいくないのか?

俺に文句があるなら
はっきり言えばいいだろ。

何が不満なんだよ!?

〈怒りながら チカラは
デジャビュ感に襲われていた〉

〈前にも
電話で喧嘩した事があったが

その時 どうなったかというと…〉

黙ってないで なんとか言えよ。
なあ 聞いてるのか?

(電話が切れる音)

〈灯は 本当に怒ると
何も言わなくなるのだ〉

(少女)大坂さんと話した。

(大坂)
テニスとともに生きていける私は 幸せだ。

でも テニスがすべてではない。

はっとした。

幸せではない人や 不公平を見て

黙っていることはできない。

私の情熱を 世界中の人たちに届けたい。

きっと 理想は 現実になる。

世界を 元気に。 くらしを 理想に。

〈ここに引っ越してきて
およそ2カ月〉

〈いろいろな出会いがあった〉

〈だが 今 チカラは
吾輩より猫背になっている〉

教えてくれよ 猫くん。

なんで 灯ちゃん
怒ってるんだろう?

〈吾輩は知っているが 教えない〉

〈っていうか
まだ気づかんのか お前は!〉

ああ…。

このままじゃ マジで離婚だよ…。

(柏木清江)隣 いいかしら?
えっ?

(清江)どうしたの?
悩みがあるなら言ってみたら?

あっ いや なんというか…。

遠慮しないで相談して 先生に。

〈清江さんは 昔 自分が
教師だった頃に戻っている〉

先生が嫌なら

そばにいる人に話してみたら?

あっ!

あの人に相談してみたら?

あなたに ちょっと似てるのよ。

ほら 同じマンションに
住んでいる

いつも中腰の…。

中越チカラですか?

ああ そうそう!
チカラさん。

今どき 珍しいくらい
いい人なのよね。

あの人が隣にいるだけで
とっても安心するし

「あっ 思い出した!」とか言って

こっちのSOSに
気づいてくれて

嫌な顔一つせず 何時間でも
話を聞いてくれるのよね。

そんな事ないです 清江さん。

中越チカラは
どうしようもない男です。

仕事も お隣さんの事も駄目で

妻の事さえ
なんにもわかってないし…。

そんな事ないわよ。

あの人のおかげで うちの託也も
大学に行けるようになったし。

やめてください。
託也くんは 今…。

マンションのみんなも
幸せになったのよ。

いつも カラフルな服着た
にぎやかなあの女性も

外国から来た
かわいいあの子だって。

あとは えっと…。

そんな事ないですって
清江さん。

でも 誰よりも幸せなのは
あの人の奥さんね。

いつも キリッとして素敵だけど

それは きっと チカラさんが
いつも 隣にいてくれるからね。

何か悩みがあっても
すぐに聞いてもらえるし。

♬~

あっ…。

清江さん ありがとうございます。
おかげで…。

あっ チカラさんだ。

えっ?

ばあちゃん 何やってんだよ?
また 勝手に外出て。

チカラさん
今 あなたの話をしていたのよ

この方と。

言ったろ
俺はチカラさんじゃないって。

帰るよ。

〈清江さん おかげで
大切な事 思い出しました〉

〈なんで こんな簡単な事に
気づかなかったんだ 俺は…〉

〈結婚して15年

灯ちゃんが どんな性格か
知ってるはずなのに…〉

あの すいません。

(木次達代)
はい いらっしゃいませ。

達代さん!?
何してるんですか? ここで。

灯さんに紹介してもらって

見習いで
働かせてもらってるんです。

そうなんだ…。

…なんですか?

いや 随分
イメージが変わったから。

これも 灯さんに
いろいろアドバイスしてもらって。

そうですか。
あの… 妻は?

それが しばらくお休みしたいって
言ってから連絡なくて。

みんな 心配してるんです。

すいません。 また…。

(荒い息)

♬~

待って 灯ちゃん!

やっとわかったんだ
怒ってる理由。

♬~

思い出したんだ。

大学卒業して 久しぶりに
灯ちゃんと再会した時の事…。

(チカラの声)
偶然会えたのが嬉しくて

僕は夢中で話し続けた。

大学の時から
ずっと好きだったから

一秒でも長く一緒にいたかったし

父を亡くした つらい気持ちも
聞いてほしくて…。

もう こんな時間か…。
そろそろ帰ろうか?

うん…。

なんか ごめんね。
僕ばっか しゃべって。

でも おかげで
なんか 心が軽くなった。

そう よかった。

もし 悩みがあったら聞くけど?

えっ?

なんの取りえもないけど
話を聞くのだけは得意っていうか

何時間でも聞けるからさ。

大学卒業して1年経つけど…。

(チカラの声)結局
それから朝まで聞いたよね

灯ちゃんの愚痴や不安を…。

あの時 自分が大変な状況なのに

灯ちゃんが 僕の話を
聞いてくれたって わかって

すごく嬉しかったけど

それと同時に
すごく心配になった。

この人は
これから つらい事があっても

平気な顔して
独りで頑張るんじゃないかって。

だったら 僕が
一生 話を聞いてあげようって

決めたのに…。

灯ちゃんが 今

仕事や家や僕の事で
悩んでるのに

話を聞こうともしなかった。

本当にバカだよね。

隣の問題には
すぐ首突っ込むのに

世界で一番大切な人が
すぐそばで苦しんでるのに

気づかないなんて…。

ごめんね 灯ちゃん。

遅えよ。

こっちは ここに来た瞬間

一秒でも早く
出ていきたかったのに

両親は
そら見た事かって顔してるし

兄貴は 寺継ぐの嫌だとか
言ってたくせに

今じゃ
金の計算ばっかりしてるし。

私ね 本当は
この寺 継ぎたかったの。

そしたら 困ってる人を

救えるような寺にする
自信あったのに

「お前は女だから駄目だ」って
言われて。

そうだったんだ…。

だから 今の会社 入ったけど

この頃 なんのために
働いてるんだろうって

思っちゃうの。

元々 ファッションが
好きってわけじゃないし

たまたま バイトしてたら
なまじ真面目なもんだから

正社員にならないかって
誘われて。

でも 元々 ファッションセンスが

いいわけじゃないって
わかってるから

必死で勉強して
周りより少しだけ頑張ったら

いつの間にか
「店長やれ」とか言われて。

そしたら 今度は
上には「ノルマ達成しろ」

下には「待遇が悪い」って
ガーガー言われて

そのくせ なんか問題があったら
全部 私の責任で

トイレ行ったら
部下に陰口言われるんだよ。

仕事辞めたい病になっちゃうと
思わない?

うん… そうだね。

子供たちの事だって そうよ!

この前 それでも母親かみたいな事
言われたけどさ

難産で あんな痛い思いして
産んだんだよ。

かわいくないわけないじゃん。

誰よりも幸せになってほしいに
決まってるじゃん!

じゃあ なんで…?

こんな事 言いたくないけど

でも 言っちゃうけどさ…。

このままだと 怒鳴ったり
たたいたりしちゃいそうで。

えっ?

愛理は 最近 生意気で
数字使って

人をなめるような事ばっか
言うし

私が何言っても
全然 聞こうとしないから

もう イライラして
どう接していいか わかんなくて。

高太郎は いい子だけど

あんまり成績悪いから
不安になってきたの

将来 やっていけるのかって。

早く塾に行かせたほうが
いいんじゃないかって思うけど

うちの親みたいに

「勉強しろ 勉強しろ」って言うのも
嫌だし。

大体さ チカラくんが
子供に いい顔して

全然 叱らないから
いけないんだよ!

いや それは
2人とも 灯ちゃんの子供だから

いい子に決まってるし…。

だから
そういうのもプレッシャーなの!

自由放任主義のつもりかも
しれないけど

結局 私が
しっかりしてろって事だよね?

子供は母親が育てるものだって

無意識に思ってんのよ
チカラくんは。

あなたが
お隣さんたちを救ってる間に

家事も子育ても
全部 私に丸投げって事?

ワンオペじゃん そんなの!

まあまあ いいよ そこまでは。

あなたが 周りの人の悩みに

誰よりも早く気づいて
優しくするの

すごいと思うからさ…。

でも 私が こんなに悩んでるのに

いつまで経っても
気づかないって どういう事よ?

この頃 チカラくんが
ニコニコ笑顔振りまく度に

イライラするんだけど

そんな事 言っちゃいけないと思う
私は どうすればいいのよ?

しかも この前は

自分がヒーローになったと
勘違いして

殴られて 怪我までしたから

あ~ このままじゃ
やばいって思ったの。

もう あんな危ない事
絶対やめて お願いだから。

ごめん 灯ちゃん
何も知らなくて…。

ああ…
もう 泣きたくなかったのに。

私 つらくて
泣いてるんじゃないんだからね。

悔しくて泣いてるんだからね。
勘違いしないでよ!

わかってる…。

もう こうなったら
言わせてもらうけど

体だってさ
どこもかしこもバッキバキで…。

〈それから 灯は

今までの鬱憤を晴らすように
しゃべり続けた〉

〈それは まるで
ワールドカップの決勝に押し寄せる

観衆のように
チカラに襲いかかり…〉

〈夜が明けるまで続いた〉

あ~ すっきりした!

いつ以来かな?
こんなに話聞いてもらったの。

あの時以来かも。

ありがとう。

久しぶりに
今日は ぐっすり眠れそう。

じゃあ そろそろ帰ろうか。

で 結局 どうするの?
えっ 何が?

何 言ってんの?

私の悩みを どう解決するつもり?
チカラくん。

それは えっと…。

ごめん。 徹夜明けで
ボーッとしてるから

もう一回 問題を
整理してもらってもいいかな?

1 私は仕事辞めてもいいの?

その場合 あなたの収入だけで
やっていける?

2 愛理に怒鳴ったり
たたいたりしていいの?

結構 修羅場になると思うけど
その覚悟は?

3 高太郎は成績ひどいから
塾に行かせていいの?

その場合は
お金かかるけど大丈夫?

えっと…。

♬~

ごめん。 すぐ答えを出すのは
無理かも…。

はあ…。
じゃあ まだ帰れないじゃん。

いやいやいや ちょっと待ってよ。

ごめん いい機会だし

ちゃんと解決しておきたいの
我が家の問題。

答えがわかったら連絡して。
おやすみ。

えっ? あの ちょっと…。

〈呆然と立ち尽くすチカラ〉

〈これじゃまるで

決勝ゴールをオフサイドと
言われたみたいじゃないか!〉

♬~

♬~

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