金曜ドラマ「妻、小学生になる。」第08話[字][デ] …のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

金曜ドラマ「妻、小学生になる。」第08話[字][デ]

第08話「今夜、最終章~妻が戻ってきた理由」 

※第1話と最新話は、見逃し配信「Tver」にて配信中。アルコ&ピースによる振り返りトークも!

番組内容
大晦日の夜に突然倒れ、圭介(堤真一)や麻衣(蒔田彩珠)の記憶を一時失くした万理華(毎田暖乃)はそのまま意識を失っていた。千嘉(吉田羊)も一緒に新島家で新年の食卓を囲む中、圭介は貴恵(石田ゆり子)が消えてしまったのではないかと不安を抱く。 “生まれ変わり”の謎を知りたい圭介は、友利(神木隆之介)の提案もあり、小説家の出雲(當真あみ)に会いに彼女のサイン会へ向かうことになる。
出演者
堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠、森田望智、毎田暖乃、柳家喬太郎、飯塚悟志(東京03)、馬場徹、田中俊介、水谷果穂、小椋梨央、水川かたまり(空気階段)/杉野遥亮、神木隆之介、吉田羊 他
音楽
主題歌:優河「灯火」
音楽:パスカルズ
スタッフ
原作:村田椰融「妻、小学生になる。」(芳文社『週刊漫画TIMES』連載中)
脚本:大島里美
演出:坪井敏雄(第08話)
協力プロデュース:益田千愛
プロデュース:中井芳彦
公式ページ
◇番組HP
https://www.tbs.co.jp/tsuma_sho_tbs/

◇番組の感想は「#つましょー」

◇twitter
@tsumasho_TBS
https://twitter.com/tsumasho_TBS
おしらせ
Paraviにてオリジナルストーリー「ヤコ、ショウがクセになる。」も配信中。感想は「#ヤコショウ」でお願いします。
おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる可能性があります。

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. 万理華
  2. ママ
  3. 吉原
  4. 出雲
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  19. 友利
  20. ホント

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(万理華)まだまだ 未来は長いのよ
もっともっと新しい幸せを

更新していきましょ

≪3 2 1 0!

明けましておめでとう…

(白石)万理華?
(麻衣)ママ?

(新島)貴恵 貴恵!
万理華!

あっ

ママ?

大丈夫か? 貴恵

おじさん 誰?

どうしちゃったの ママ
お父さんだよ

私のことも
分からなくなっちゃったの?

万理華

万理華なのね?

万理華 万理華 万理華!

貴恵!

(マスター)
おお ほらほら… ははっ

ああ ああ 心配ないわ
ぐっすり眠ってるだけ

ゆっくり寝かせてやんなさい

大丈夫 じき 目が覚めるわよ

子供に夜更かしさせるから

万理華

いった~

何なのよ こんなときだけ
頭ばっかり使って!

万理華?
ママ?

あっ 寝ちゃったのね 私
今 何時? ご飯は?

ママ! よかった~

どうしたのよ
貴恵 僕のことも分かるのか?

はあっ? 頭でも打った?

ああ 打ったわね
打った うん

何 ボーッとしてんのよ

ほら 圭介 みんなの分
コーヒーいれてちょうだい

うん
ほら 麻衣 もう シャキッとしなさい

さあ お雑煮 食べるわよ
うん

え~っ
私が「おじさん 誰?」って?

ああ ほんの一瞬だったけれど

ママ 私のことも
分からないみたいだった

きっと 寝ぼけてたのね

ああ きっと そうだと思う

体は子供なんだし
夜更かしさせちゃったからな うん

うん やっぱり おいしいな~
君のお雑煮は

そうだ 麻衣

これ お年玉

えっ?
お年玉?

あっ 出どころは
私の500円玉貯金だから

気遣いは無用よ

だって ママ 私…

あげたかったの

だって みんなで
お正月なんて久しぶりだし

今年も一年 元気に楽しくね

ありがとう

あっ 何 食べたい?
シャケ

シャケ
うん

うん おいしい
おいしい?

うん

お正月 早々
迷惑かけちゃったわね

あれ 万理華だった

えっ?

一瞬だけだったけど
間違いなく 万理華だった

(友利)えっ マジ?
うん ママは

気にしてないみたいだったけど
私と お父さんのこと

まるで他人を見るみたいに

もし またあんなふうになったら…
麻衣 大丈夫だよ

ママも言ってただろ
寝ぼけてたんだよ

寝ぼけてたとか
そんな感じじゃなかった

《(達郎)凛音の
知り合いじゃないのか?》

《(出雲)ううん 知らない》

《誰?》

あっ そうだ

俺 同じような状態になった人
知ってるわ

えっ?
えっ?

出雲凛音っていう 生まれ変わりの
小説書いてる小説家

生まれ変わり?
うん 出雲ちゃんに聞いたら

何か分かるかもしんないな

もしもし 出雲ちゃん?

☎「おかけになった電話番号は」

☎「現在 使われておりません…」
えっ?

何だよ
何だろう

☎「おかけ直しください」

≪すいませ~ん

あっ

あっ…

何か すいません
≪ありがとうございます

(守屋)
それがさ ふられちゃったんだよね

(詩織)何 調子のってんの
あの おっさん

(守屋)まあ しょうがないよね

はっきり 可能性ないって
言われちゃったからさ

《守屋さんの気持ちには
応えられません》

《妻を愛してるんです》

(詩織)分かった
全力で飲み会 仕込むよ

飲み会…
行かないか

行く 全力で行く

今年は いい年にしよ!
うしっ!

行くぞ!
うしっ!

はあ~っ
(蓮司)7回目

えっ?
(蓮司)新島さん ため息つくの

ごめん 俺
女の子 連れていくような

しゃれた場所 知らなくて
いえいえ 全然

そんなんじゃないんです

何かあった?

ここ何カ月か すごく

ホントに すごく幸せすぎて

もし それがなくなったらって
そう思うと…

あのさ

いくら丼って うまいじゃん?
えっ?

めちゃくちゃ うまい
いくら丼 食べてんのに

ああ もう少しで なくなっちゃう
なくなっちゃうって食べてたら

せっかくの うまい
いくら丼の味 分かんなくない?

なぜに いくら丼?

えっ 好きだから

あの 言いたいことは分かりました

嘘つけ 今 バカにしてただろ

してないです してないです
いくら丼 おいしいですよね

生まれ変わり…

あっ…

あの 気まずいの なしで!

大丈夫です 私
切り替え 早いほうなので

あっ ああ ああ はい

いいですか?
ああ はい どうぞ

「君と再び」
読んでるんですか?

ああ はい
守屋さんも読まれてるんですか?

はい 寺カフェの弥子ちゃんが
面白いよって貸してくれて

中学生が書いてるなんて
信じられないですよね

人生 何回目なんだろう
何回目…

確かに そうですよね

亡くなった恋人が生まれ変わって
会いにくるなんて

素敵なファンタジーですよね

ええ…

誰かを失ったことがある人なら
誰もが思いますよね

もう一度 会いたいって

そうですね

結末 どうなっちゃうのかな

確か 今週末ですよね
最終巻 発売されるの

えっ?
えっ そうなんですか?

確か…

あっ ありがとうございます

サイン会?
出雲凛音さんに

会いに行ってみようと思うんだ
この本の物語

君に起こっていることと
まるで そっくりなんだ

話を聞いたら
何かが分かるかもしれない

でも 人気の作家さんなんでしょ?

話なんて できるかどうか

いや それでも
何もしないでいるよりは

痛っ 何ですか

どうせ 麻衣と2人で
ビビってたんでしょ?

私が また あんた達のこと
分かんなくなったら

どうしようって
いやいや そんなことは

いちいち 大げさなのよ

約束したでしょ 私達は家族だって

うん
大丈夫

もう いなくなったりしないから

うん そうだな

≪出雲先生 サイン会…
あれじゃね?

これ これ
あっ やべっ!

めっちゃ並んでんじゃん
あっ ホントだ

どうぞ こちらに お願いします
はい

寒っ!
圭介 あれ

ああ はいはいはい はい

はい

ジャーン ほかほかコロッケ!

姉ちゃんのコロッケじゃん
いただきま~す

う~ん
う~ん

うまい!
うまっ!

熱っ!

USJ行ったとき
新幹線で食べたよね

いや~っ よく覚えてるな

麻衣が 1年生のときよね

友利が4時間 遅れてきて
いやいや

なかなか合流できなかったんだよ
忙しかったんだよ

寝坊したくせに
違う違う違う

俺が 俺を
起こしてくれなかったんだよ

何だよ それ 何なの それは

何てことないけど
楽しいわね こういうの

ああ 楽しいな

どうぞ
ありがとうございま~す

どうぞ
ありがとうございま~す

すいません 整理券 ここまでです
えっ?

本日の整理券 以上です
ありがとうございました

どうする? 誰が行く?
俺は確定でよいのでは?

だって 知り合いだし
うん あとは?

あっ 子供が行ったほうが
話 聞いてくれるんじゃない?

いや 僕に行かせてくれ
僕が話をする

さっきの お父さん ちょっと
カッコよかったと思わない?

「いや 僕に行かせてくれ
僕が話をする」って

ママの前だからだよ

そうかな

本当は お父さん 私がいなくても
素敵な人のはずなのよ

そんなこと言わないでよ

ホントに 世話が焼ける娘だこと

そろそろよ

ありがとうございます
ありがとうございます

やばい かわいい 顔ちっちゃ!

あっ…
ありがとうございます

小説 大変 感銘を受けました

ありがとうございます
ああ どうも

それでですね
出雲先生に どうしても お話を

伺いたいことがございまして
お手紙を…

ファンレターのほう こちらで お預かり
します ありがとうございます

次の方 どうぞ
あ~っ 完全に

熱烈ファンのおっさんだと
思われてるわね

お父さん…

お義兄さん 無駄にはしません

い~ずもちゃん
ありがとうございます

このあと 空いてる?
ちょっと話したいことあってさ

出雲ちゃん?

出雲ちゃん
あれっ 出雲ちゃん?

ありがとうございます
≪次の方 どうぞ

俺のこと覚えてるよね?
ほら 友利 古賀友利

ありがとうございま~す
ちょっと… 出雲 ほら

一緒に漫画の話 したじゃん!
心 通じ合ったよね?

ハイパーゲンタ 復活編…
ありがとうございます

(友利)不審者じゃねえし 俺

はあっ 通報されかけたわ

いや 友利君 ナイスファイト

ありがとうございます ナイチャレ
よし よし

どこがよ!

本当に頼りにならない男達ね

ねえ これ
うん?

「地下のカフェにきて」

あっ…

出雲ちゃん

お待たせしました

さっきは ごめん
母が見てたから

何か また心配かけると
申し訳なくて

あっ
いやいや いやいや

あっ どうぞ どうぞ

えっ あの 出雲ちゃんは
俺のことは覚えてるよね?

もちろん
ああ よかった

で 今日は出雲ちゃんに
話したいことがあって

前にも話したと思うんだけど
俺の周りにも

生まれ変わりって
言ってる人がいるって

その人…

小学生なんだけど
俺の姉ちゃんなんだ

あっ いや もちろん信じて
もらえないって思ってるけどね

信じるよ
えっ?

僕も そうだから

それは 出雲さんも

どなたかの生まれ変わりだという
ことですか?

僕の本当の名前は

吉原康司といいます

(吉原)僕は 高校の教師でした

《先生 ごめん》

(吉原)僕には
学生時代からの夢がありました

小説家になることです

小説の投稿サイトでは
話題にもならず

文学賞に応募しても
二次選考止まり

それでも僕は小説家になる夢を
諦められなかった

(吉原)でも 事故に遭ったんです

5年前に あっけなく
人生が終わりました

5年前? それでは
計算が合わなくありませんか?

出雲さんが その 吉原さんの
生まれ変わりだとするならば

年齢が…
生まれ変わりではありません

あくまで それは小説の設定です

どういうことですか?

思い出せませんか?

あなたが その体に入った日のこと

僕も最初は忘れていた

でも 思い出した

(吉原)
僕は ずっと さまよっていた

この世に未練を残して

(吉原)
そんなときに彼女に出会った

(吉原)
バスケットの選手だった彼女は

試合中のケガがもとで
競技を続けられなくなり

憧れの高校にも行けなくなって

人生に絶望していた

(吉原)いっそ

消えてしまいたい と

《(吉原)大丈夫ですか?》

(吉原)そのとき 僕は

《えっ?》

(吉原)彼女の体に憑依した

憑依?

彼女の消えたいという気持ちと
僕の生きたいという気持ちが

あのとき リンクした

だから僕は この体を借りることが
できたんだと思います

おそらく あなたも

生まれ変わりじゃないって…

いや でも 記憶だって

まるで 外から
映画のシーンを見ているよう

実感が湧かない

それは おそらく
その体の脳にある記憶を

外から見ているに
すぎないんだと思います

えっ じゃあ 貴恵は?
ママは? ママは どうなるの?

あの日 友利君と一緒にいた日

(吉原)僕は小説を書き終え

ホッとして 気を失った

そして一瞬
本物の出雲凛音さんが戻ってきた

《(出雲)誰?》

(吉原)彼女は自分が知らない間に
小説家になっていたことに

パニックになって
また引っ込んでしまったけど

戻ってきたのは きっと

彼女が目覚めたいから

生きたいから

借りたものは
いつか返さなきゃいけない

本当の持ち主に

まあ 出雲さんと貴恵のケースが
同じとはかぎらないし

こんな不思議な現象の説明なんて
そもそも つけらんないよな

そうよね 私も そう思うわ

じゃあ 私 そろそろ帰るわね

えっ?

じゃあね

ママ…

《お願い 万理華に会いたいの
万理華を返して!》

《一瞬だけだったけど
間違いなく 万理華だった》

《(吉原)借りたものは
いつか返さなきゃいけない》

《本当の持ち主に》

《(白石)あんたのせいで
私の人生めちゃくちゃなんだよ!》

《消えてくんないかな》

おかゆ 食べられそう?

うん
あっ 無理しないで

平気よ

最近 食欲なくて
夕飯 食べてなかったから

立ちくらみ起こしただけ

ありがとう

ごめんね

何で あなたが謝るのよ

ごめん

らしくないわよ

おいしい

大晦日の日

一瞬だけ 万理華が戻ったとき

抱きしめようとしたら
避けられたの

当然よね

だから あなたは
何も気にする必要はない

《(吉原)借りたものは
いつか返さなきゃいけない》

《本当の持ち主に》

《これを証しにしよう》

《心の中では 僕達は家族だって》

《そして8年後には もう一度》

《あなたと結婚するって証しね》

《(吉原)思い出せませんか?》

《あなたが
その体に入った日のこと》

《あんたのせいで
私の人生めちゃくちゃなんだよ!》

《消えてくんないかな》

《万理華なんて
いなくなればいいんだ》

《(泣く)》

《万理華なんか 早く消えちゃえ…》

《≪そんなこと言わないで》

(扉が開く)

(弥子)いらっしゃいませ
(マスター)いらっしゃいませ

お好きなとこ どうぞ

(中村)どうかしたの?
さっきから 落ち着きないけど

ああ いえ…
(中村)悩みごとがあるんだったら

マスターに相談してみれば?
今 新春キャンペーンで2500円だって

いやいや あの…

あっ 大丈夫です
ふ~ん

奥さんなら この間 見かけたけど

えっ?
小学生の姿じゃないのは

久しぶりね

えっ… ちょっと
ちょっと マスター

こんにちは
(弥子)いらっしゃい

あれっ 圭介おじちゃんは
まだ来てないですか?

今 本堂で マスターに人生相談中

あっ やばっ 本堂だと
料金 倍になるって言うの忘れた

こんにちは
あっ

弥子ちゃん
ずっと借りててごめん これ

(弥子)ねえ どうだった?
面白かった 最終巻 買っちゃった

あっ! その本 今 話題のやつ…

あっ 守屋さん!
ああ 万理華ちゃん 来てたんだ

あっ 新島さんと待ち合わせ?
うん

(弥子)
あっ ねえ 守屋さん 何飲む?

あっ 日替わりデザート
あっ ちょっとごめんなさいね

弥勒セーキですって
あの そう また このあと

会社戻らなきゃいけなくて
(弥子・中村)ああ

ごめん また 顔 出すね

ちょっと待った
えっ?

あの ホントに貴恵の姿を?

言ってんじゃない
みえんのよって

妻が小学生の姿になってることも

ご存じだったんですか

あの子が初めて
店に来たときからね

正しくは

あなたの奥さんが ちょいと
間借りしてるだけだけど

間借り?

あっ…

それって つまり…

あら このまま
居座っていられると思った?

それじゃあ いつまでたっても
家主が帰ってこらんないじゃない

家主…

あなたと奥さんとは とっくに
今世での縁を終えてるのよ

時が めぐれば
それぞれ また別の姿で

巡り会うこともあるかもしれない

何でもかんでも

この世で
どうにかしようなんていうのは

ちょっと
欲張りすぎなんじゃないかしら

それでも…

それでも 僕は…
(マスター)考えることね

奥さんが

わざわざ
あなたのもとに帰ってきた意味を

圭介おじちゃんと
何かあったんですか?

いやいやいや 別に

そう

じゃあ
圭介おじちゃんに聞いてこよ

ちょっと待って待って待って
それは なし

で?
え~っ

まあ…

ふられちゃったんだよね

えっ?
今後 誰とも

恋愛も結婚もしないって

亡くなられた奥さんのこと
今でも愛してて

生涯 愛し続けたいんだって

まあ 奥さんが相手じゃ
かなわないよね

(貴恵)
守屋さんは それでいいの?

えっ?
本当の気持ち 教えてほしい

ふられてみて気づいたのは

あ~っ 結構

かなり

すごく好きだったんだな~って

例えば この先 麻衣さんが
家を出て一人になっても

新島さんの気持ちは
変わらないのかもしれないけど

でも…

待ってたいって思っちゃう
自分がいるんだ

そう

それって

すごく好きってことだよね

結婚したいって思えるくらい

好きってことだよね

そうだね

でも おじさんには絶対 内緒だよ

うん 分かった

出雲ちゃん

(吉原)学生時代から
ずっと通ってた店なんだ

ここに 僕が書いた小説が
並ぶところを ずっと見たかった

小説家になろうと
もがいてた頃は

いつも苦しかった

でも こうなってみて気づいたんだ

僕は 書くこと
そのものが好きだった

生きていた頃の僕の毎日も
そう悪くはなかった

友利君

この子をよろしく

えっ?

あっ!

あっ 大丈夫?

はい

麻衣パパ これ 万理華ちゃんから

えっ?

暗い 暗い ほら
暗いよ 空気

ねっ 俺 やだよ そういうの

話って?

全部 思い出したの

私が

この体に入った日のこと

私 ずっと

死んでからも ずっと

この家に来てた

もう一度 会って 伝えたかった

しっかりしなさいよって

元気 出しなさいよって

でも…

それは かなわなかった

あの日

万理華ちゃんは

パジャマのまま
夜の公園で泣いてた

《(万理華)
万理華なんか 早く消えちゃえ…》

《そんなこと言わないで》

《悲しいことがあったの?》

《でも 消えちゃったら やだな》

そのとき
私は万理華ちゃんの体に入ったの

私…

生まれ変わりなんかじゃない

だから

この体は

万理華ちゃんに
返さなきゃいけない

いや 何言ってんだよ

大晦日の日

きっと 万理華ちゃんは

戻ってきたいから 戻ってきたの

お母さんに会いたくて
帰ってきたの

だから
やだ

やだ やだ そしたら ママは
どこに行くの?

また いなくなっちゃうの?

麻衣

麻衣は 私がいなくても ちゃんと
やだ!

ママが いないなら
生きてる意味なんてない

お願い ママ

もう いなくならないで

そうだよ 姉ちゃん
いまさら無理だよ

姉ちゃん いなくなっちゃったら

全員 即 ゾンビだよ?

諦めたくない

絶対に諦めない

僕が探すから

絶対に見つけるから

白石万理華さんも 君も
一緒に生きていける方法を

そんな方法 ないわ

まだ分からないの?
貴恵 僕が絶対に

やめて

私は

本当の万理華ちゃんの人生を
奪ってるのよ

それでも…

それでも…
もう二度と君を失いたくない

がっかりしたわ

あんた達には 本当に

前に 友利に言われたわよね

姉ちゃんは
周りをポンコツにするって

そのとおりだったわ

こんなことになるなら

帰ってくるんじゃなかった

そんなこと言わないでくれ!

君が帰ってきてくれたから
麻衣も僕も

ごめんね

約束は守れない

いてさえくれればいい
僕が何とかするから!

私が いなくても

自分の力で しっかり生きるのよ

信じてるから

貴恵!

貴恵?

怖い…
ここ どこ? ママ ママ!

ママ!
万理華

ママ…

ママ ママ
万理華

いるよ ママ ここにいるよ!