【土曜ドラマ】わげもん~長崎通訳異聞~ [新](1)「父を探して」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】わげもん~長崎通訳異聞~ [新](1)「父を探して」[解][字]

伊嶋壮多(永瀬廉)は、オランダ語通詞の父を探し幕末の長崎にやってきた。好奇心が強く秀でた語学センスを持つ壮多。通詞の森山栄之助(小池徹平)と出会い冒険が始まる。

番組内容
嘉永2年(1849)。黒船来航まで残すところ4年。伊嶋壮多(永瀬廉)は、オランダ語の通詞(通訳)だった父を探し求め、江戸から長崎にやってきた。独学のオランダ語を話し、たぐいまれな語学センスを持つ壮多。唐人の父を持つ少女・トリ(久保田紗友)ら若者たち、怪しい魅力のある謎の男・神頭有右生(髙嶋政宏)らと出会い、長崎での冒険が始まる。若きオランダ通詞・森山栄之助(小池徹平)に父について尋ねた壮多だが…
出演者
【出演】永瀬廉,小池徹平,久保田紗友,髙嶋政宏,武田鉄矢,石黒賢,本田博太郎,矢島健一,宮川一朗太,木村昴,【語り】クリス・ペプラー
原作・脚本
【作】宮村優子
音楽
【音楽】森悠也

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

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キーワード出現数ベスト20

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  2. 英語
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♬~

<江戸時代の長崎は

オランダ 清国など
許された国々とのみ交易を行う

貿易都市であった。

イギリス フランス ロシア
アメリカなどの西欧列強は

この港から 日本との国交を結ぶ
糸口を探っていた。

開国を迫る列強と 幕府との間に立ち
両者の交渉を 言葉をもって担う

オランダ通詞と呼ばれる者たちが
この町にはいた>

(船番)おお 森山 待っとった。

(森山)和解いたします。
ああ。

(オランダ語)

「船は 夜中に突然現れた」。

(オランダ語)

「上がってみっと中は明るく
たった今まで誰かが笑い

さざめいていたかのように
大勢の人々の気配があった」。

(オランダ語)

「だが どこにも人はいない」。

(オランダ語)

あり得っと。

こん港なら。

(オランダ語で)

ここは 長崎ですから。

♬~

こん辺りに住んどったって?

(壮多)江戸へは
お勤めで行っていたのだと。

(女性)ふ~ん 知らんねえ。

(せきこみ)

(老人)あんた なして今更 探しに来たと?

20年以上も帰ってこん父親なんて。

ふた月前 母が死にました。

それを知らせてやりたくて…。

フッ… 風の強か晩…。

あん人の家だけ なしてか
遅うまで明かりのついとった…。

(戸が開く音)

(老人)明け方に…。

消えた…?

そいから あん人ば見たもんは
誰もおらんとさ。

(せきこみ)

川にホトケの上がったげな!

♬~

(カイ)ハア… ハア…。

(男性)どこに行った!
(男性)おらんです。

(男性)あっちば探せ!
(男性)はい!

へえ!

おい!

どうした。 しっかりしろ。

おい!

しっかりしろ…。

おい…。

(トリ)けが? 病?

分からない。

(トリ)運ぼう。
運ぶって…。

先生のところ。 早う!

立てるか? よいしょ!

(通詞たち)フッダモルニング。

(ラナルド)ノット フッダ。

グッド グッドモーニング。

(通詞たち)グッ… グッドモーニング。

ヨカ。

<当時 ランプなどの燃料として主流だった
鯨の油を求め

列強諸国から多くの捕鯨船が
日本近海に出没していた。

ラナルド・マクドナルドは
このような船から蝦夷地に上陸し

長崎へ送られてきたアメリカ人である>

For what.

(英語で)

<幕府は 開国を迫る
西欧列強に対じするため

通詞たちに
急ぎ 英語の
習得を命じ

森山らは 彼に
英語を学んでいた>

ヨカ。

(英語で)

フフフッ…。

(笑い声)
おかしい?

どこか おかしかですか?

ぶき もってますか?

あなたたち たたかいますか?

あなたがた がいこく
したしい なりたくない。

(英語で)

イエス。

ヨカ。

はあ へえへえ…。

(季蝶)あっ トリちゃん

お稽古はもう終わったとね?

こっち! 早う こっち!

(トリ)もう少し もう少し…。

お~っとっと…。

先生!

先生… 先生 病人ばい!

(神頭)ん…?

うわあ~! あ~っ…。

もう少し優しうせえや…。

あ~…。

そっとだぞ そ~っと…。

よいしょ。

日本人ではありませんよね?

ああ…。

(未章)わいは だいか?

(トリ)手当てが先やろ?

おい。

先生は 詳しかよ。

蘭学者崩れやけん。

おう。

ううっ…。

名は? 名前。

分かるか? 名前。

あんた 蘭語が話せるとね?

駄目か…。

ここに書かれてんの 全て英語だ。

英語? 英語…。

ん?

I’m Kai.

カイ?

カイ。 Do you have pain here?

ああっ…。
おい。

(未章)先生…。

ああ… 出島から逃げてきた下僕だな。

仲間にやられたか
商館員から仕置きされたか…。

なぜ そんなことを…。

出島は オランダ人には牢獄ばい。

よほどんことがないかぎり
島から出るとは御法度たい。

あがん小さか島に閉じ込められとったら

弱かもんに憂さのひとつでん
晴らしとうなっとさ。

イ・ムア・エ・ナー・ポーキッイ。

英語じゃないな。

イ・ムア…。

いむあ…。

出島には戻さん方がよか。

今 帰したら 同じ目に遭うて
死んでしまうとよ。

様子を見る。

この男のことは
しばらく誰にも言うなよ。

俺を出島というところへ
連れていってくれないか。

なして。

イ・ムア・エ・ナー・ポーキッイ。

きっと こいつにとって
大切な言葉なんだ。

力になれるなら助けてやりたい。

私 トリ。 こっちは未章。

あんたは?

壮多。

行こう。
えっ…。

早う!

あっ… はい!

<出島は オランダ人や その植民地から
来た人々が居住する島で

許可のない一般の日本人が立ち入ることは
固く禁じられていた>

どげんすっと?

(オランダ語)

和解いたします。
(滝口)あ~ そういうのは いいから。

ちゃちゃっと ねっ。

「確かに 西洋の工芸品だが
我々が扱った品ではない。

昨年の積み荷控えにも
この品は載っていない」。

ええ もちろんそうでしょう。

で 話はここからだ。

どなたか その品に心当たりのある人が

出島の中にいませんかね?

(通訳)

(オランダ語で)

<幕府は 「抜荷」
すなわち密貿易を固く禁じ

打ち首などの重い刑罰を与えていた>

(オランダ語で)

殺された男が抜荷と関わりあっとは
間違いなかですか。

(滝口)ああ。
前から目は光らせてたんだが…。

殺されたとは
仲間割れやったとでしょうか。

あるいは 商売品をくすねて
制裁されたか…。

どっちにしろ下手人は
抜荷一味とつながってるはずだ。

(騒ぎ声)
ん? 何だ?

どげんした。

(オランダ語で)

(敬生)彼らが 心得違いをしただけです。

心得違いなんかじゃ!
いかんばい! ここでもめごとは。

(オランダ語で)

帰れ! 異国人と許しなく話すことは
禁じられとる。

許されればいいんですか。

なんち?
何ね あんた!

敬生! 中に行け。

(オランダ語で)

騒ぎを起こすんじゃねえよ。

蘭語ば どこで学んだと?

一人で 江戸で。

一人で?

よう身についとう。

あの!

あなたは通詞ですか?

周吾という通詞を
ご存じではありませんか?

何て?

私の父なんです。

(砲声)

(役人)白帆注進。

白帆注進。
(鐘の音)

白帆注進。
(悲鳴)

≪(砲声と鐘の音)

白帆注進~!
≪白帆注進~!

おおっ…。
ああっ とっと…。

先生 危なか! いつ大筒ん玉の
飛んでくっか分からんとですよ。

さあて。

どこが来た?

<この日 突如 長崎湾に現れたのは

国交を結んでいない
アメリカの軍艦 プレブル号であった>

(白井)とらわれている捕鯨船漂流民16名を
直ちに引き渡せと。

(井戸)
なぜ 長崎にいることが分かったのだ。

それには 固く口を閉ざしております。

(騒ぎ声)

<この当時の長崎には

ラナルド・マクドナルドのほかに
もう一組

アメリカ国籍の捕鯨船
ラゴダ号から漂流した人々がいた>

直接引き渡すことはならぬ。

我が国の法では

オランダ国以外の国と
そのような取り引きを許してはおらぬ。

船を これ以上
港へ近づけることもならぬ!

ただいま 江戸表に処遇を問うているので
それを待て。

(通訳)

(通訳)

(英語)

「いつまで待てばよいのか?」。

待てばよいのだ。

(通訳)

ハッ…。

(英語)

アンコンビニエンス?

「我々に知られては
不都合なことでもあるのか?」。

(英語)

「我が国では
貴国が抑留した漂流者を虐待し

死に至らしめているとのうわさも
流れている」。

そんなことはない!

(通訳)

確かに 抑留者2名が
当地にて死亡した。

だが それは… 病で。

(通訳)
我らは 手を尽くした!

(通訳)

(英語)

「2名。 では 現在
当地にいるのは14名ということか」。

そうだ。
イエス。

行方不明だと!?

(注進者)一人。 オアフ島出身の者です。

牢内の暴虐に耐えかね
脱走したものかと。

ああっ…。

(牢守)なして黙っとった?

いつおらんことなったとか!

(牢番)ずっと 手分けして
探しとりました!

(牢守)いつおらん…。

(敬生)父上。

(杉原)うん。 こいでよか。

敬生 行くばい。
(敬生)はっ。

黙れ! 言い訳ば聞いとらん!

(大田)どこで息子ば引き連れて…
ええ ええ。

大層なこったい。

聞いとるたい!
いった…。

あの…。

(三島)何ね?

ここに 周吾という通詞はいますか?

周吾…? おらん。

あ いや 一度お調べください。

申したとおりたい。
お願いします!

俺は ここに何年もいたかて…。
一度 お調べください。

そがん名前は 聞いたことが…。
お願いします。 名は周吾です。

申したとおりたい!
おらんもんは おらん!

確かに 長崎の通詞だったと母が。

周吾ちゅう通詞は 長崎にはおらん!

帳面にも そがん名はなか。

(白井)このようなことになっているとは
つゆ知らず

間違いなく 14名引き渡すと…。

既に 明言を…。

砲撃も辞さぬと申すか!

(白井)はっ。

まことに まことに…!

時を稼ぐほかあるまい。

(周田)江戸の返事を待てと
グリンを なお説き伏せよ。

はっ!

不明の者を
外に漏れぬよう探し出し

引き渡しまで14名
必ずや そろえ置きますゆえに。

飯にするぞ。

本日のアガリだ。

おねえさん方の代筆の手間賃だ。

蘭語の手紙ですか?

出島の商館員に?

おねえさん方は 鑑札なしで
出島も唐人屋敷も出入り勝手。

舌も肥えてらっしゃるから
うまい料理もよくご存じだ。

うん…。

食え食え どんどん食え。

すいません
成り行きで居候させてもらって。

フフッ いいさ そうやって
出入りするやつは多いんだ。

先生は…。
神頭でいいよ。

君には何も教えてない。
そんなことより 食べて食べて。

いただきます!

おいしい!
ンフフフ…。

父親を探しに来たんだって?

トリが言ってた。

通詞と聞いていましたが
それは騙りだったようです。

騙り?

通詞会所に
そのような男がいた記録はない。

どこを回ってもそんな男はいない。

住んでいた長屋でも
ある日 突然 消えたままだと…。

俺と母親は 父に捨てられたんです。

ちょっとそれ 開いてみな。

騙りとは思えんがな。

よう記してある。

蘭語を学び始めた頃
母が渡してくれたんです。

「父上の言葉が書いてあるよ」と。

「己のことばを捨てよ」。

どういう意味だい?

こいつ 逃げて
どうするつもりだったんだろう…。

この帽子 ファザーのもんだそうだ。

ファザー?

父親って意味だ。

会いたいんだろう 父親に。

ごめんよ。

旦那
お役人様がこげんところによかとね?

お役目でな。

じゃあ おはようございますの次いくよ~。

こんにちは。

どうぞ。
(一同)グッダミダッハ。

もう一度行くよ。 グッダ…。
ああ~!

こんにちは。
(滝口)邪魔するよ~。

おお~!

(彩花)よう蹴っとです。

(滝口)ちょっと触っていいかい?
(彩花)ええ。

どうしましたか?

ちょっといいかい。
人を探してるんだ。

異国に詳しい医者が
ここにいると聞いてな。

私は ただのよろず屋ですが…。

グッダミダッハ。

ウフッ…。
(子供)グッダミダッハ。

何だって?

あっ 「こんにちは」。
ああ…。

ここんとこ
異国のけが人はいなかったか?

けが人はいくらでも。

ですが 異国人は 一人も。

奥をあらためさせてもらうよ。

ええ どうぞ。

(せきこみ)

何ですか?

お前さん ここに住みよったとか。

港の仕事を世話してもらって。

知り合いかい?

そうです。

粋でしょ? これ。

あっ 被ってみます?

いらんいらん。

うおっ…。

(せきこみ)

(滝口)随分 ため込んだな おい。

(滝口のせきこみ)

お知り合いだったとは。

通詞と聞いて
父のことを尋ねたんです。

知らないと言われました。

役に立てず… すまぬ。

お前の父親は 通詞だよ。

(くしゃみ)
チクショー。 ああ…。

もし この辺りで
異国のけが人を見かけたら

知らせてくれないか。

その人が 何か?

いやいや 大したことじゃないんだ。

だが かくまってるやつがいたら
ただじゃ済まなくなる。

知り合いのさらし首なんざ
見たかねえだろ?

邪魔したな。

あっ… 英語ん方が得手ですか。

あっ いや
さっき きれいかおねえさんが

蘭語の「フッダ」を
「グッダ」て言いよりました。

英語の癖が強か。

(滝口)行くぞ。

出島の下僕が消えただけで

何で通詞まで駆り出される…。

(男性)おい!
(男性)おい!

(男性)おい!
(男性)おい!

(英語で)

(騒ぎ声)

(牢番)やめんか!

おい!

(トリ)牢抜け?

ああ カイは出島の下僕ではなか。

オアフちゅう島から来た 漂流民ばい。

(トリ)牢屋から
脱走ばしてきたってこと?

ただの脱走やなか。

今 沖に浮かんどる船は

カイらを引き取りに来た
アメリカの軍艦ばい。

奉行所は 必死になって カイば探しとる。

知らせんば… ならんたい。

トリ!

カイを牢に帰したら
またカイは同じ目に遭う!

分かっとう!

殴られて 蹴られて…。
分かっとう!

カイは必死で逃げてきたんだ。

そんなところへ帰すなんて…。

だからって何ができる?
(神頭が足をたたく音)

あの役人も言ってたろう?

今 あいつらがここに乗り込んできたら
みんなこれだ。

フッ さあ どうする?

江戸に逃げるかい?

お前はそれでいい。
じゃあ こいつらはどうなる?

この町で生きてきた。
これからも生きてく。

生まれた土地から はじかれるってことが
どういうことか

お前には分かるかい?

こん顔で よそで生きるとは無理ばい。

うちも…。

うちは 芸子になりたかさ。

唐人と遊女の娘やなんて

よその町では 無理かもしらん。

ばってん
ここでは願えばかなうとよ…。

長崎やけん。

迎えの船はもう来てる。

牢に戻っても しばらくの我慢だ。

乗れば アメリカに帰れる。

ここで ず~っと息ひそめてるより

その方が先もある。

明日 検番に届ける。

明日。

♬~

船主の劉さんに呼ばれております。

(男性)おう。

♬~

カイ?

カイ!

駄目だ 動いちゃ。

もう逃げなくてもいいんだ。

力になれなくて… ごめんな。

でも 少し羨ましいよ。

俺には 帰るところなんてないから。

ファザー?

アエ。

ファザー。

ファザー。

会える。

会える。

アオレ。

ファザー。

えっ… えっ!

死んでる?

じゃあ…。

マザー。

マザー。

日本 ここ。

カイのふるさと オアフは?

(カイ)オアフ。

カイ。

帰る。

アオレ。

どういうことだよ…。

ふるさと
帰りたいんじゃないのかよ。

カイ。

うん。

えっ…。

カイ。

アエ アエ!

ファザー。

お父さんは 船乗りだった?

カイ。

そうか…
お前も船乗りになりたいんだ!

アエ アエ!

イ・ムア・エ・ナー・ポーキッイ!

イ・ムア・エ・ナー・ポーキッイ。

そうか そういうことか…!

イ・ムア・エ・ナー・ポーキッイ!

イ・ムア・エ・ナー・ポーキッイ。

分かった… 分かったぞ!

♬~

カイがおらんごとなった。
壮多も一緒たい。

♬~

おった! あそこ。

どこに行くつもり?

カイを乗せてくれる船を探す。

船ならある。
アメリカから迎えが来とる。

牢に戻れば じき乗れる。

カイは 出ていきたいんだ。

暗い牢や 自分を殴ったり
嘲け笑ったりする連中や

生まれた土地からも離れて

ただ どこか遠くへ。

そげん…。

イ・ムア!

(カイ)アエ イ・ムア!

カイのふるさとの言葉だ。

「自分を信じて前へ進もう」。

意味の… 分かったと?

全然。

でも きっとそうだ。

よしっ…。

♬~

誰にも知られず 好き勝手
遠くの国へ行くやなんて

できるわけなか。
生きていけるわけなか。

乗れる船の当てもなか。
助けてくれる人もなか。

異人やろうが 日本人やろうが
そげんことば願って かなうはずがなか!

ここならできる。

ここは長崎だろ。

何ね!
そういうんは うちのせりふばい!

戻れ。

先生…。

戻れ。

今 奉行所にカイを渡すわけには…。

やみくもに動いたって
潰されるだけだ。

どうしたら日本から出られるか

ゆっくり考えようじゃねえか。

<その頃 プレブル号との交渉は
難航していた>

お達しを待てと
言葉を重ね 説いておりますが

アメリカ側は 聞く耳を持たず

近頃は ただ 声を荒げるばかりで。

恐れながら。
森山。

ただ待てと申すは
もはや限りがございます。

森山。

申し訳ございませぬ。

(周田)申せ。

はっ。

牢より遁走した者がおるということを
正直に申した方がよかです。

アメリカ人も 人でございます。

いきなり大筒ば向けることはなか…。

英語ば学んできたとは
こげな時のためでございます。

必ず 必ず尽力いたしますゆえ…。
(白井)控えよ!

差し出口を申すな。

はっ。

なるほど そうか…。

♬~

サンキュー。

これを奉行所に渡す。

浜で行き倒れた異国人の
ホトケのもんだっつってな。

ホトケは海に流された。 フッ…。

それで なんとか 落着するだろう。

おう。 カイ。

(英語で)

<唐人屋敷は 交易で長崎を訪れた
中国人たちが居住する地区である。

出島と同じく 出入りが厳重に管理され

一般の日本人が立ち入ることは
禁止されていた>

(英語で)

アンダースタンド?

アエ。

♬~

[ 回想 ] 一つ聞いていいかい?
はい。

お前さん 何で そこまで
カイに力を貸そうとする?

おっかさんが亡くなって
父親は とうにいなくなって

一人になりました。

カイと同じです。

さみしかった…。

でも… 何ですかね
何か こう…。

スッと 風が吹いた気がしたんですよ。

俺はもう どこへ行ってもいいんだって。

カイは それを思い出させてくれたんです。

そうだ どこへでも行ける。

お前なら できる。

♬~

♬~

♬~

行くぞ。

♬~

お前はまだ
長崎を知らない。

漂流民の数ば そろえてくれと
頼んだとは誰か。

誰か!

私の父をご存じですか?