【土曜ドラマ】わげもん~長崎通訳異聞~(2)「消えた漂流民」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】わげもん~長崎通訳異聞~(2)「消えた漂流民」[解][字]

壮多(永瀬廉)は漂流民のカイを神頭(髙嶋政宏)のつてで逃がすことに成功し安どする。一方アメリカ軍艦で通訳をする森山栄之助(小池徹平)は見知らぬ男の存在に気づく。

番組内容
オランダ語通訳だった父を探して長崎にやってきた伊嶋壮多(永瀬廉)。心を通わせたハワイ人漂流民のカイを神頭(髙嶋政宏)のつてで逃がす。しかしカイの帽子をかぶった別人を目撃し驚がくすることに。一方アメリカ軍艦で英語の通訳をする森山栄之助(小池徹平)も漂流民たちの中に見知らぬ男がいると気づく。真意を知ろうと追いすがる壮多に神頭は謎の言葉をかける。オランダ船が入港し壮多は荷役として出島に足を踏み入れる。
出演者
【出演】永瀬廉,小池徹平,久保田紗友,武田鉄矢,髙嶋政宏,石黒賢,本田博太郎,矢島健一,浅香航大,宮川一朗太,【語り】クリス・ペプラ-
原作・脚本
【作】宮村優子
音楽
【音楽】森悠也

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

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<ペリー来航4年前の長崎>

(壮多)あの!

あなたは通詞ですか?

周吾という通詞を
ご存じではありませんか?

私の父なんです。

<行方不明の父を探し
江戸からやって来た伊嶋壮多。

通詞として異国との交渉に臨む
森山栄之助>

和解いたします。

<2人の運命は
脱走した漂流民 カイを巡り

ここ長崎で 大きく動きだす>

(神頭)これを奉行所に渡す。

浜で行き倒れた異国人の
ホトケのもんだっつってな。

ホトケは海に流された。
フッ…。

それで なんとか 落着するだろう。

おう。 カイ。

(英語で)

アンダースタンド?

(カイ)アエ。

♬~

<唐人屋敷は 交易で長崎を訪れた
中国人たちが居住する地区である。

出島と同じく 出入りが厳重に管理され

一般の日本人が立ち入ることは
禁止されていた>

(トリ)唐人との抜荷がばれた日本人が
獄門になったと。

<抜荷 すなわち密貿易は
固く禁じられていた>

行くぞ。

お前はまだ 長崎を知らない。

(火を吹き消す音)

♬~

(季蝶)船主の劉さんに呼ばれております。

おお。

(門番)わいたちゃ 見覚えなか。

何か持ち込もうと
しとっとやなかとか?

あっ いや あの…。

(未章)はい 毎度 毎度 毎度…!

毎度~!
(門番)おい。

何ですか。
(門番)お前は 何ね。

あっ 今 札ば見せます。
ああ 見せてみ。 うん。

(未章)これなんですけど…。

あ~ いった~!
(門番)おお~! 大丈夫ね?

こにゅうだ落として…。
おい!

(未章)すんません。

(門番)ようけ落として もう…。

本当すんません。 あとで買うてください。

♬~(二胡)

すごかねえ。

♬~(二胡)

(拍手)

劉さん すてきやわ。
劉さん すごかねえ。

(話し声)

(中国語で)

(しづ)どがんですか。
(えま)うん 大きかね。

わ~ 楽しみたいねえ。
(女性たち)うん。

(えま)順調です。
(歓声)

(女性たちの話し声)

(トリ)カイの船は 無事 出航したばい。

本当に?

(トリ)劉さんから 先生に
知らせがあったと。

あんた これからどうするね?

さあな…。

父親ば探すとやなかとね?

手がかりが尽きた。

俺も カイみたいに
どこか よそへ流れるのも…。

いかんばい!

あっ…。

お~っとっと ごめん。

ごめんなさいよ~。
(しづ)もう たまがった!

今日も相変わらず えらしー。
(笑い声)

♬~

(トリ)未章こっち こっち…。

うわ~!
あ~ 冷たか!

[ 回想 ] そうだ どこへでも行ける。

お前なら できる。

(未章)落ちろ!
(トリ)ちょっと…。

うおっ…。
アハハ…!

いがか~。 あ~。

(中国語)

イ・ムア…。

イ・ムア~!

<この時の長崎には

アメリカの捕鯨船から日本に漂着した
漂流民が 14名存在した。

ラゴダ号の乗組員 13名。

そして 別の船から漂着し
森山らに英語を教えていた

ラナルド・マクドナルドである>

(ラナルド)ヨカ。

<彼らの返還を求め 日本にやって来た
アメリカ軍艦との交渉は 続いていた>

(英語)

「フォーティーン言うんは
14名ということか」。

(白井)そうだ。

イエス。
<しかし…>

行方不明だと!?

(注進者)一人。 オアフ島出身の者です。

イ・ムア~!

(周田)引き渡しまで14名。

必ずや そろえ置きますゆえに。

それは まことでございますか。

ああ! 牢抜けした漂流民の件は
無事 片づいとっと。

それは ようございました…。

奉行は 江戸からの返書を
待つことなく対処すると

ご決断された。
はい。

全て 周田様のご尽力のたまものだ。

漂流民は まず

出島のオランダ商館に引き渡す。

(オランダ語)

昨日も聞いたばい。
あんたたちも暇ね。

(周田)しかるのち 商館側から
アメリカ軍艦へと乗船させる。

(周田)こうすれば 日本が

アメリカの引き渡しの求めに
じかじか応じたことにはならん。

はっ。

こたびは ほんなこつ安堵した。

森山のおかげばい。

私は 何も。

英語たい。
これがならんことには

長崎の町に
大筒ば撃ち込まれとったかもしれん。

やはり もはやオランダ語だけで
こん国ば守るとは 無理かもしれんと…。

(野田)森山。

(清十郎)お~ 親父殿!

清十郎! 何か! そん格好は。

道場で一汗かきました!

いつアメリカが攻めてきよっても

夷狄なにするものぞの心意気です!

こんふーけもんがっ!
大田さん。

お前は 通詞やろうが!

言葉で相手と組み合わんで
どがんすっと!?

おお 森山。
今日はご苦労やった。

おられたとですか。
いや もう…。

蘭語の稽古ばつけろて
うるそうせがまれて。

こん息子の学び好きにも
困ったもんたい。

森山さん
次は 英語の稽古ですたい。

そうじゃったの。

(通詞たち)I’m very glad to see you.

(ラナルド)ハハハッ。
ウェイ ウェイウェイ…。

<ラナルド・マクドナルドによる
英語の講義は

既に 半年に及んでいた>

Glad to see you….

(ラナルド)Glad.
グ… Glad.

Glad.

(敬生)グ グ… グラ…。

(英語で)

オー ノー。

(英語で)

みらい。

Future.

(ラナルド)わたし どこへも いかない。

わたし ここに いる。

ときどき さるく。

さるく。

(英語で)

(ラナルド)イエス。 アイ テイク ア ウォーク。

長崎のなまりが うまか。

ときどき モリヤマ あう。

イングリッシュ おしえる。

ずっと ずっと おしえる。

♬~

(英語で)

ヨカ。

ヨカ。

入れ。

(英語で)

I’m talking to you.
Son of a bitch.

うおっ んっ…。

(英語で)

(うめき声)

<抑留されていた漂流民が
引き渡される日となった>

おお… 壮多
ちょっと ぼうろ買ってきてくれ。

これで足りるだろ。

ああっ… あっ
彩花が産気づいた…。

ああ…!
えんま先生ば呼んでくるったい!

あっ… えんま先生~!

<漂流民たちは まず
長崎奉行所へ向かい

帰国の通達を受けねばならなかった>

(彩花)う~!
(女性たち)彩花~!

彩花 大丈夫やけんね。
息ば ゆっくり。

頑張って。
そう ゆっくり ゆっくり。

こっちば見て!
うちのことば見らんね!

(女性)彩花 頑張らね!

(彩花)んあ~!

神頭先生! お湯ば!
えっ? あっ あっ…。

ああ 湯か。 湯だ…!

ちょっと…!
何をやってんだ…。

早う~!
先生! お湯ば! お湯ば お湯ば…。

♬~

[ 回想 ] これを奉行所に渡す。

浜で行き倒れた異国人の
ホトケのもんだっつってな。

ホトケは海に流された。
フッ…。

カイ…。

偽者?

牢に戻った者が
入れ代わっていると申すか。

はい。

ハッハ… 何をくだらぬことを。

自ら牢に入る者など
おるわけがない。 ハッハッハ…。

脱走者は 一度は身を隠していたものの
アメリカ艦の到着を知って戻ってきた。

そうでしたね?
そうだ!

父親の形見という帽子を持っていた。
それが 証しだ。

それだけで?

おい…。
下がらんか!

♬~

いなくなった男の代わりに
誰かが あの中に潜り込んだとです。

私は通詞として 何回も 何十回も
彼らを間近で見てきました。

言葉も交わしました。

間違えるはずはなかとです!

頭数はそろうとっても あん男は…。

森山! 森山!
白井さん…。

ばってん… ばってん!
森山!

あれは確かに。
白井様!

森山!
(白井)周田様!

引き渡しの漂流者は14名。
何の支障もない。

周田様!
(大田)森山!

うっ…。
森山~!

たとえ…。

たとえそうだとしても
奉行所がよしとしていることば

我らに ただす力はなか。

それは わしら通詞の分ではなか!

(井戸)右躰品々 不法に及び候段

不届き至極につき
急度 取り計ろうべきなれども

此度は 格別の宥免をもって…。

<長崎奉行は 漂流民たちに

出島からアメリカ軍艦に乗船させると
申し伝えた>

以来 我が国へ再び参ることを許さず。

(通訳)

(笑い声)

ッエア。
アイア・ホッイ。

エ・ホロ・ホウ・イ・ムア!

イ・ムア!
イ・ムア!

イ・ムア・エ・ナー・ポーキッイ!

♬~

オアフ島の漁師たちばい。

自分たちば鼓舞する掛け声げな。

明日を信じ 前へ進もう
ていうような。

♬~

(オランダ語で)

♬~(歌声)

「イ・ムア・エ・ナー・ポーキッイ」。

牢抜けした男の島の言葉たい。

そん男ば知っとるな?

どこへ行った?

漂流民 一人始末して
代わりの男ば 紛れ込ませたとか!

カイが… 始末された?

おい!

待たんか!

おい!

どうしました?

カイは どこに行ったんですか?

船は 出航した。 ウソじゃない。

上海か香港… 自分で決めるさ。
どこへだって行ける。 フフッ…。

勝手に… 逃がしたて?

じゃあ 何で知らない男が
カイの帽子を?

頭数がそろってないと
お困りだって方々がおいででね。

帽子ば かぶらせて
漂流民の数ばそろえた。

アメリカは 日本が
漂流民を虐げてるのではと疑っていた。

もし 引き渡しの数が
1人でも欠けるようなら

砲撃だって辞さない。

そう言ってたそうですね。

漂流民の数ば
そろえてくれと頼んだとは誰か。

誰か!

心配すんな。 カイは無事だ。

≪(男衆)こちらです。 神頭先生!

(滝口)はい ご苦労さん。

(滝口)ヘヘッ この前来た時から
どうにも引っ掛かっててね。

[ 回想 ] ここんとこ
異国のけが人はいなかったか?

先月 中島川で男が殺されたんだが

そいつが 抜荷一味の下っ端野郎でね。

(滝口)抜け駆けしようとしたところを
始末されたらしい。

その男が持ってたのが これ。

(滝口)こいつの片割れだったりして。

ほら。 驚いたね こりゃ。

(滝口)聞かせてくれるかな 先生。

その辺りの話を ねえ。

私で お役に立てるかどうか…。

フンッ…。
うあっ!

♬~

(滝口)追え~!

はっ…!

ま 待て~ 神頭~!

静かにしてもらえんね!

(しづ)あっ えんま先生!

人が産まれるより大切なことはなか。

ひや!

(叫び声)
もう頭出てるけんね。

頭~!

彩花! あんたがお母さんになっとよ!

(いきむ声)

彩花!
(いきむ声)

いきんで!

(英語)

(グリン)ミスター モリヤマ。

(英語で)

回想 我らに ただす力はなか。

わしら通詞の分ではなか!

(英語で)

(グリン)ああ… アンダースタンド。

(英語で)

(副官)ワゲ イタシマス。

(英語で)

Sorry, sir.

Good Luck.

♬~

モリヤマ。

(英語で)

but…

and….

(英語で)

モリヤマ コトバ オシエル。

モリヤマ オシエル

イングリッシュ。

私が… 英語を?

Future.

フューチャー…。

ヨカ。

(ラナルド)マイディア。

サヨナラ。

♬~

うれしか~。

(女性たち)あ~! アハハハ…。

ようやった。

ああ よかったばい。

あっ ありがとうございました。

♬~

フフッ…。

しつこいやつだなあ…。

あなたは 誰なんです?

町の人に頼りにされて
トリや未章の話を聞いて

俺の話を信じてくれた。

俺も あなたを信じた。

信じるってのは やっかいなもんさ。

失った時 丸ごと持ってかれるんだ。
己自身をな。

だから俺は 何も信じない。

親も きょうだいも 神も仏も…。

[ 回想 ]
In the beginning was the Word….

国も。

俺は 一度死んだ。

昔の話だ。

お前の父親は 生きてる。

20年前 お前の父親は通詞の仲間を売った。

ウソだ…。

お前の父親は 己の言葉に滅ぼされた。

ヘヘッ ヘヘヘヘ…。

(笑い声)
ウソだ!

≪(捕り方)あそこにおるばい!
≪(捕り方)おったばい!

お前はまだ
長崎を知らない。

(火を吹き消す音)

≪(捕り方)そっちば~い!
≪(捕り方)飛び込みじゃ~!

(舟をこぐ音)

白帆注進~!

(砲声と鐘の音)

(男性)オランダ船が来たばい。

(男性)太か船ばい。

<6月 今年も長崎の港に

多くの貿易品を積んだオランダ船が
入港した。

長崎において最も活気づく季節の
始まりである>

壮多 未章 いってらっしゃ~い!

(三味線の音)

先生 どこに行きんさった…。

<現在のインドネシア ジャカルタに当たる
バタビアからやって来るオランダ船は

貿易品のみならず 江戸幕府にとって
貴重な情報をもたらした>

(オランダ語)

<「阿蘭陀風説書」
特に 国際情勢を詳細に伝える

「別段風説書」は ヨーロッパはじめ

世界各国で起きた戦争 災害
植民地情勢などが記された

日本にとって 何より重要な
海外の最新情報書であった。

通詞たちは 毎年オランダ側から
聞き取りを行い

情報文書を作成した。

これらは全て 急ぎ江戸へ送られ

幕府は この風説書をもとに
国際情勢の分析と対応を進める。

世界の情勢について
幕府は 決して無知ではなかった>

ひの ふの みー よー…。
腰ばつけんね。

いつ むー…。

[ 回想 ] お前の父親は 生きてる。

(男性たち)うい。
(男性)早う せんか~い。

[ 回想 ] お前の父親は
己の言葉に滅ぼされた。

行くば~い!
(男性たち)おい!

[ 回想 ] お前はまだ
長崎を知らない。

<壮多は
砂糖などの貿易品を運ぶ荷役として

初めて出島に足を踏み入れた>

<出島の中は
いつもは入ることのできない

日本人の役人や
荷役たちでにぎわっていた>

♬~

(鳴き声)
うおっ!

(町乙名)おい! 急がんか!

おい! トロトロすんな!

うち殺すぞ おら。

(未章)落とすなよ!
(町乙名)砂糖の方が大事かばい。

わざと落として
こぼれたのを持ち帰るやつがおるとさ。

これも立派な抜荷ばい。
下手すれば 首が飛ぶ。

時々 ここの匂いが
懐かしゅうなるとさ…。

おいの生まれの半分は
こん島にあるけん。

ほう。
プレブル号が香港に着いたそうですよ。

いやいや。 あの漂流民たちには
最後まで てこずらされたばい。

どがんした。

これで よかとでしょうか。

どげん意味か。

アメリカで 金が発掘された。

エゲレスは 清国に対して
いよいよ高飛車になっとる。

確かに 貴重な知らせです。

ですが ここには肝心なことがなか。

バタフィアに謀反が起きたちゅう
記録はあっても

オランダが本国から援軍を送ったという
記述はなか。

オランダの国力は弱っとります。
思う以上に。

そんことを
江戸にはきちんと伝えた方が…。

己の考えを足してはならん。

通詞がそいばしたら しまいばい。

(杉原)長崎の町は
オランダ船で成り立っとる。

オランダも
日本との交易ば頼りにしとる。

彼らば おとしめるちゅうことは
こん長崎ば潰すちゅうことやぞ。

ですが!
このままオランダからの

偏った風説だけを
手がかりにしちょったら

いずれ日本は 取り返しのつかんことに…。
森山!

もし ほかに
異国の内情ば握ったもんがおったら

いいように踊らされて…。

(副官)Who are you?

(英語で)

そんために?

(騒ぎ声)

未章!

(オランダ語で)

(どよめき)

大丈夫か。

(オランダ語で)

忠弥さんは内通詞たい。

砂糖ば盗むようなマネばしたら
承知せんけんな。

内通詞?
ああ。 商館でオランダ人の世話やら

雑用やらして手間賃ば いただく
請け負い通詞たい。

フ~ン…。

(オランダ語で)

そいつ。

おい。
逃げた! 逃がしたぞ!

どけ!
うわ~!

うっ!

うっ…。

うっ うっ… うっ!

あっ…。

うあっ ああっ…!

♬~

(男性)砂糖ばい。
(男性)砂糖ばい。

カピタン カピタンばい!

わっ 商館長だ!

(オランダ語で)

待て!

あたぁ… あんふーけもんがっ!

人ば殴って 間違うとった。
誤解やった。

そいだけじゃ
まずかとじゃなかですか?

あー…。

(せきこみ)
(笑い声)

(拙いオランダ語で)

(ヤンセン)もういちど。

(笑い声)

(オランダ語で)

おい わきまえんか!

(オランダ語で)

いいかげんにせんか!

(オランダ語)

「彼はこちらで 厳重に注意する。

代わりに 砂糖を抜き取ろうとした男は

そちらで厳しく処罰いただきたいが
いかがなものか」。

よか。 おい。
はい。

早戻れ。 ほれ 早戻れ。

おい タラタラすんな! ほら!

わい。

名は? どこのもんね。

江戸から来た。 伊嶋壮多。

そうた…。

あいは誰か。

荷役がなして あがん蘭語ば話す?

わいのおかげで恥ばかいた!

いつかくらす。

清十郎!
大勢の前で恥ばさらしよって!

清十郎~! こら 清十郎!

俺の名前に
心当たりがあるんですか?

お前は もう帰れ。

あっ いや でも まだ荷運びが…。
よか! 来い。

あっ いや…
まだ終わってないんです あれ。

(町乙名)来い!
いやいや…。

(しづ)あっ 壮多。
表に水ば まいといて。

はい。

壮多 カステラば あとで買うといて。

うちは ざぼん漬。

うちは ぼうろば2つ。
うちは ぼうろ3つ。

はい。
カステラは 3つね。

(女性)じゃあ よりより1つね。
はい。

(女性)カステラ1斤。
(女性)カステラは3つね。

今日は出島に来んやったな。

二度と立ち入るなと言われました。

江戸には戻らんとか。

まだ ここでやることがあるので。

お前さん 英語ば学んでみんか?

お前には 優れた耳と
よう動く口のある。

新しか言葉で
新しか景色ばのぞいてみんか。

待っとるけん。

森山さん。

私の父を ご存じですか?

己の言葉を捨てよ。

はい。

知らん。 前にも言うた。

♬~

ここ! ここ…。

ベリー。 ベリー…。

May I help you?

えっと…。

やぐらしか。

覚えとけ。

わいばくらすとは おいばい。

はい。

(障子の開閉音)

♬~

講義ば 始める。

♬~

この町は 黙って
ただ私から 父親のことを
隠し続けた。

(杉原)あいつが殺った。
そういうことばい。

な…。

まだ あるからだ。
知られたくないことが。

長崎が殺した。