傑作ミステリー『特命おばさん検事!花村絢乃の事件ファイル5』公園で起きた傷害事件を機に大物政治家の贈収賄事件の真相が…

出典:EPGの番組情報

傑作ミステリー『特命おばさん検事!花村絢乃の事件ファイル5』[字]

おばさん検事・花村絢乃が主婦ならではの勘と閃きで事件を解決する人気シリーズ第5弾!公園で起きた傷害事件を機に大物政治家の贈収賄事件の真相があぶり出されていく!

詳細情報
番組内容
公園の石段で女性が突き落とされる事件が発生。平山恒子(東ちづる)が犯行を自供した。被害者は恒子の娘の同僚で、娘は嫌がらせを受けていたという。自供に不自然さを感じた検事・花村絢乃(麻生祐未)は聞き込みを開始。恒子の夫が5年前、ある贈収賄事件の取り調べ中に自殺していた事実を知る。被疑者死亡のまま闇に葬られた事件の裏には、大物政治家の存在が…。正義感と主婦の勘を武器に、おばさん検事が真相を解き明かす!
出演者
 花村絢乃…麻生祐未
 有沢達郎…原田龍二
 宇治谷巌…温水洋一
 平山恒子…東ちづる
 平山真弓…南沢奈央
 須田武彦…正名僕蔵
 渡部守…敦士
 郷原慶子…かとうかず子
 宮崎直子…黛英里佳
 鬼頭英二…今井朋彦
出演者続き
 浅井法子…山田麻衣子
 花村真理…由月杏奈
 芝原康之…松尾伴内
 浦沢秀夫…小木茂光
 岡田幸喜…高橋英樹
原作脚本
【脚本】土屋六郎 深沢正樹
監督・演出
【監督】中前勇児

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 年前
  2. 真弓
  3. 花村
  4. お母さん
  5. 柿本
  6. 真理
  7. 宮崎
  8. 芝原
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  17. カネ
  18. レンタルボックス
  19. 加納美咲
  20. 勘違

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真理ちゃん! 大変!

お母さん 何なの これ!
ねぇ ちょっと。

真理ちゃん 来て来て…。
離して ねぇ これ何?

傘でしょ?
そんなことよりこっちこっち。

お母さん! 変だよね?

名前ないと間違われちゃうでしょ。

お母さん この間
新品持ってかれちゃったのよ。

こんなの恥ずかしくて
持ち歩けないよ。

大丈夫 大丈夫 差すときにさ

こうやって手で持つと
ちゃんと隠れるんだから。

ほら 考えてるからね。

そんなことより
真理ちゃんこっちこっち。

え? 何?
こっち ちょっと来て来て…。

見て すごいことになってる。

マッチ棒なんて
お母さん入れてないよ。

どこで交ざったんだろう。

真理ちゃん。

ニュークラシックホテル。

真理ちゃん
昨日ゼミの飲み会だったんだよね?

まさか こんなとこで。

何か変じゃない? 変だよね?

何してたの? まさかタバコ吸った?
誰と?

何でも答えなきゃいけないの?
そういうもんじゃない?

答えたくないことだってあるよ。
そういうのあり?

うちは そういうのなしで
やってきたよね。

娘のこと信用できないの?
信用できます。

信用してます 親子だもん。

だけどさ 真理ちゃん

時々 隠し事したり
ウソついたりするじゃん?

全然 信用してないじゃん。
遅刻しちゃうから。

何のマッチ!? 傘 傘 傘忘れてる。

真理ちゃん 真理ちゃん
マッチ持っていきなさい。

じゃなくて 傘ほら
雨降るって言ってたよ。

あれ?

まいっか。

君は大学で3年間
准教授を務めていただろ?

< それゆえに
検事に特別任用されたのが

この花村絢乃である。

つまり 彼女は司法試験を
受けていない検事なのだ。

しかし 持ち前の正義感と深い情。

そして おばさん。
あぁいやもとい 主婦ならではの

するどい勘とひらめきで

日々 たった1つの真実を
追い求めているのである>

今日もいい天気ですね。
暑くなりそうだね。

あっ 花村さん
おはようございます。

おはようございます。
おはようございます。

いい天気ですね。
あれ? 予報外れたみたいですね。

雨の日もあれば
晴れの日もあるものよ。

え?
深いですね 絢乃さん。

どこが?
おはようございます。

おはよう 有沢くん。
あっ ちょうどよかった。

ねぇ 質問
ニュークラシックホテルって行ったことある?

ええ ありますけど。
誰と?

えっ?
女子大生?

はい?
だって ほらあそこって

最上階のラウンジでさ なんか親父が

カネに物言わせて 女子大生
口説いてるような

ホテルでしょ?
ものすごい偏見ですね。

いや そうじゃないけどさ。
いつの時代ですか?

バブルですよ。
そのニュークラシックホテルが

どうかしたんですか?
それがさ…。

人に
話せるようなことじゃないのよ。

親子っていろいろと大変なの。

仕事もプライベートも のん気な
有沢くんにはわかんないか。

有沢さんが
FBI帰りの超エリートだってこと

まだわかってないみたいですね。

永遠に気づかないかもしれないね。
あぁ ごめんなさい。

おはようございます。

ハア。

(咳払い)

朝っぱらから おばさんくさい
ため息やめてもらえます?

ハア ごめんなさい。
おはようございます。

こっちだって
面倒な案件抱えてるんですから。

何なの この親子。
親子?

何ですか?

親子のトラブル? どんな?

父親が
息子に10万円を盗まれたって

警察に
被害届を出しちゃったんですよ。

でも それは刑法の親族相盗例が
適用されるんでしょ?

親族間の
自律に任せるってやつですよね。

いや そもそも警察がなんで
送検してきたんですか?

ありえないですよね 普通。

頑固な父親が一歩も引かないし
息子も開き直っていて

かなり もつれちゃってるのよ。

どっちもどっちって感じ。

もつれちゃってるなら
ほどけばいいのよ。

親子ってのは
自然にわかり合えて

信頼し合えるもの。
そういうもの きっとそう。

また葛藤してますよ。
関わらないのがいちばん。

大丈夫 親子はすてき 大丈夫。
(咳払い)

は 花村さん。
ほら! ほい。

あぁ…。
人の案件に

首を突っ込んでる余裕は
おばさんにはない。

今日もまた やけにずっしりと。
来い。

はい。
事件は毎日起きて

被疑者は
山のように送られてくる。

検事に求められるのは…。
的確な判断力と迅速な処理能力。

わかってるじゃないか。
まぁね。

わかってるなら さっさと動け!
はい。

あ 部長。 ニュークラシックホテル…。

ん?
行かないですね 失礼しました。

こちらです。
新貝次郎と三葉重工か。

オリンピックを前に
大掛かりなインフラ整備が進みます。

その事業を一手に引き受けたい
三葉重工としては

強い発言力を持つ

民自党の新貝次郎の力を
必要とするはずです。

不正なカネが動く恐れがあるな。

ええ すでに動き始めていると
思われます。

以前にも
新貝次郎と三葉重工の関係が

疑われたことは知ってるな?
はい。

検事正も私も ここにいなかった
5年前のことですね。

特捜部が追ったものの

確証を得られぬまま
断念したと聞いています。

その時 あってはならぬ事態が
起きたことも聞いているな?

はい。

その件に関しては
当時の捜査関係者は口をつぐみ

捜査書類も封印されています。

その件も掘り返すつもりか?

はい 必要とあらば。

慎重に進めろ。
わかりました。

資料をお持ちしました。
ありがとうございます。

この一大事業 ぜひ我が社に
お任せいただきたいんです。

三葉重工 全社員と
その家族の未来が

新貝先生のお力に
かかっております。

5年前のようなことには
ならんだろうね?

ええ 二度とあのようなことが
起きないように

細心の注意を払います。

どうぞ ご安心ください。

もしもの時は
わかってるだろうね?

キャー!

大丈夫ですか? どうしました?

何かあったんですか?

私が…。

うおっ。

え?
おかしいな やっぱり開かないな。

うわっ あっ…。

やっぱり開かない。

平山恒子さん 介護ヘルパーとして
働いてらっしゃるんですね。

はい。
宇治谷さんお願いします。

またですか?
はい。

どうしました?
いや…。

大丈夫?

供述調書によりますと

平山恒子さん あなたは

平山真弓さんという
お嬢さんがいて

高級美容室 ヘアサロン ゴーズに
勤務している。

その美容室で真弓さんの

先輩美容師として
働いているのが

被害者の宮崎直子さん。

あなたは 真弓さんが宮崎さんから
イジメを受けていると知り

それをやめてもらおうと
麻布神社参道に呼ぶ。

そして口論の末 もみ合いになり
石段から突き落としてしまった。

今の話に間違いはありませんか?

間違いありません。

宇治谷さん?

宮崎さん
翌日には退院されたそうで

ケガが軽かったのは何よりです。

彼女の供述も あなたと
ほぼ一致しているんですが

イジメに関しては
否定しているんですよね?

私は どんな罰でも
受けるつもりでいますから

どうぞ起訴なさってください。

この写真をご覧になってください。

この写真に写っている
宮崎さんのバッグ

このバッグと同じメーカーの
ものなんですけれども

ここの留め具が特徴なんですよね。

これ ここを回して

この両側を開けて

そして こうしないと

開かないんですよ。

でも この写真では
開いちゃってますよね。

落ちた衝撃だけでは
開かないはずなんですが

もともと開いてたんですかね?

宮崎さん ここ 開けたまんま
持ってらっしゃいました?

そんなこと覚えていません。

それに
だから何だっていうんです?

どうでもいいんじゃないんですか
そんなこと。

宮崎さんの話では 何も盗まれて
いないということなんですが

気になりますよね。
バッグのことなんて 私は何も

覚えてませんし
触ってもいませんから。

そうですか。

早く起訴してください。

立ち入ったことを
お聞きしますが

お嬢さんとは
うまくいってないんですか?

真弓さん 警察の事情聴取で…。

あの人が何をしようが
私には関係ありません。

どのように処分してもらっても
結構です

それって あんまりですよね。

真弓さんのために 宮崎さんとは
会って話をしようとしたのに。

そんなこと関係ないでしょ! 私は
罪を認めてるじゃないですか。

まだ起訴してないのか!?
はい。

本人が 全面的に罪を認めている
ただの傷害事件だぞ!

的確な判断と
迅速な処理はどうした!

でも バッグのこととか
お嬢さんのこととか…。

それはね 処理能力の問題だ
処理しろ!

さっさと終わらせろ!

どこだ どこだ…。

宇治谷 お前何をうなってる?
いや すみません

ちょっと考えごとを。 どっかで
会ってるんですよね 彼女。

お前まで
余計なこと考えなくていい!

すみません。
花村! 花…。

花村はどこ行った?

あっ もうこんな時間だ。
あっ! あっ!

浅井くん? 浅井くん!

うわぁ~!
おいしそう!

から揚げ弁当ですよ。
どうもありがとうございます。

いただきます。
たまには 公園もいいもんですね。

たまには 公園もいいかも。
しかし 花村さん

何が引っかかってるんですか?
平山さんのお嬢さんよ。

互いに思いやれるのが
親子ってもんでしょ。

なんか あまりに薄情。

まぁ 世の中には
いろんな親子がいますからね。

そりゃいるわよ。 うちだって

たまには親子ゲンカみたいなことも
するけど

すぐに仲直りできる… ハァ
できる できる きっとできる

できる…。
花村さん。

被害者から
話聞きに行きましょうか。

そこまでしなくても。 部長にも
言われたばっかりじゃないですか。

勤務先 ヘアサロン ゴーズ。

ヘアサロン ゴーズ!?
知ってるの?

そこに お二人で行く気?
はい。

思いっきり場違い。

モデルやセレブ御用達の店よ。
へぇ。

何見てんですか?

世界的に有名なヘアアーティスト
郷原慶子が

一人息子の郷原大輔とともに
営んでいる 超高級店。

ふ~ん へぇ ハハハ。
何?

いや そういう知識があるとは意外
もしかして通ってる?

誰が!
そうなんだ!

2人ともやめて… ちょ!

えっと 2の4の1
ヘアサロン ゴーズ あっ ここですね。

ここ すっご~い!
うわぁ 楽しみ!

いやいや 花村さん まさか
カットするつもりじゃ

ないでしょうね?
行きましょう。

いやいや 僕はちょ… えっ!
俺 こんなとこ入って…。

いらっしゃいませ。
こんにちは。

花村さん
置いてかないでください。

いらっしゃいませ
本日は どうなさいますか?

いや… その…。
カットでよろしかったですか?

あっ はい お願いします。

宮崎直子さんですよね?

あなたに
カットしてもらいたいんですけど。

申し訳ありません
予約が入っておりまして

すぐには。
あ…。

東京地検の花村と申します。

あの ちょっとお話
伺いたいんですけれども。

こんなところに来てもらっては
困ります。

店には何も話してないんですから。

平山真弓さん
今日はいらっしゃいますか?

体調不良でずっと休んでます。

母親が あんなことしでかしたら
出てこられなくて当然ですけど。

あの あの日 あなたが
持ってらしたハンドバッグなんですが

突き落とされる前
ハンドバッグって開けてました?

そんなこと覚えてません。

宮崎さん。

どうなさったの?

あ… あの こちらのお客様から
ご指名を受けたのですが

あいにく 予約が入っていまして。

申し訳ございません
他の者でよければ

すぐに手配いたしますが。
いえ 結構です。

加納様 いらっしゃいませ。

いらっしゃいませ 加納様
お待ちしておりました。

いつもありがとうございます。

これ 皆さんでどうぞ。

ありがとうございます。

これ
高輪堂のお菓子じゃないですか。

2時間待ちですよね?
私は待たずに買えたけどね。

VIP待遇ですか うらやましい。

どうぞ。
あら。

ここ 客層変わったの?

あっ すみません。

ありがとうございました。
どうも お待たせしました。

どうですか?

やっぱり 気にかかる
宮崎さんの態度。

え?
ん?

いや あの これ これ。

あっ! お似合いです とっても。

あっ これ 経費で落ちますよね?

2万円!?

やっぱ そんな価値ないですよね。

あっ いや… すてきです
とってもおしゃれ。

でも 領収書はどうかな…。

そうか これ 自腹か。
いや 元気出して。

真弓さんに
話聞きに行きましょ ねっ!

行きますよ。
ちょっと待ってください。

もう帰りましょうよ。 ねぇ
こんな暑いし。

かしこまりました。
じゃあ 少し下ろし気味にして

毛先を軽く巻いて…。

あっ このマンションですね。
はい。

花村さん。
はい?

あっ すみません あの
東京地検の花村と言いますが

少しお話いいですか?

どうぞ。

私 話すようなことは
ありませんから。

お母さん 今 罪に問われてます。

大事な時なんです。
私は何も知らないし

何も関係ありません。
お母さんは あなたのために

宮崎さんと
直接話をしようとして…。

そんなこと
頼んだ覚えはありません。

あの人は
余計なことをしたんです。

実際 あなたと宮崎さんの関係は
よくなかったんですか?

向こうは 私のこと
よくは思ってなかったと思います。

後輩の私がチーフになったことや
大輔さんのことで。

大輔さん?
聞いてなかったですか?

結婚を前提に
おつきあいしてるんです。

あぁ 私の髪をカットしてくれた
さわやかイケメン店長。

あぁ オーナーの息子さんの。

宮崎さんも
好意を持ってたってこと?

だと思います。

それで イジメが?

たいしたことありません。

少なくとも 母がしたことは
余計なことです。

こういうのも困るんです。

帰ってください。

どっかで会ったんですよね。

真弓さん どうしてあんなに
お母さんのこと嫌ってるんだろ?

あぁっ!
え?

ちょ ちょっと。
どうしました?

あっ! あの母親と娘

どっかで会ったことがあると
思ってたんですけど

やっと思い出しました。

どこで会ったんですか?
葬儀です。

あの人の夫 つまり
あの子の父親

5年前に 特捜部の
取り調べを受けてる最中に

拘置所で自殺したんです。

私 香典を届けに行ったんです。

式場に親族だけしかいない
寂しいお通夜でした。

当時は たしか えっと… 柿…。

あっ! 柿本だったような。

そうか 名字変えたんですね。

そのままだったら もっと早くに
思い出してたのに。

なんで自殺なんて。

贈収賄がらみの事件の
取り調べ中にってことは

聞いてるんですけど
特捜の事件なので

詳しいことは わかりません。
それに 検察としては

あんまり表立って話題には
したくないことでしょうし。

それって隠ぺい?
シッ! シッ!

隠ぺいじゃありませんよ
隠していませんから。

花村さん そういうことあんまり
軽々しく口にしないでくださいよ。

すみません でも
そういうことがあったのなら

恒子さんも真弓さんも
検察の方 大っ嫌いですよね?

好きではないと思いますよ。

だから 私のことも…。

(ため息)

お疲れさまでした。
お疲れさま。

(バイブ音)

はい もしもし。

お前が 平山真弓を
脅していたことはわかっている。

今後一切 彼女に関わるな。

勘違いだった
自分で足を滑らせたと

警察に話せ。
誰なの?

(通話が切れる音)

お疲れさまです。

聞きたいことがあるの。

何かな? 聞きたいこととは。

5年前 贈収賄事件の
取り調べ中に

拘置所で自殺した人が
いたんですって?

君まで その件を?
え… 他にも誰かが?

え? あぁ いや なんでもない。

続けなさい。
柿本忠司さんって人なんですけど。

自殺の原因って
何だったんですか?

それを なぜ知りたいんだ?

その柿本さんのご家族
奥さんと娘さんなんですけど。

今 傷害事件の事案で
関わってるんですよ。

だから5年前のことも ちゃんと
知っておきたいなと思って。

しっかりと向き合うためには
まず知ることですよね?

その奥さんと娘さん
今 どんな状況なんだ?

うまくいってないんですよね。
いろいろと。

どうしたらいいのかな?

事件は 当事者だけではなく

その家族の人生も
大きく変えてしまう。

どうして自殺したんだろう?

真相は まだ誰も
つかめていないのかもしれんな。

じゃあ 私のほうも
調べてみますね。

ん?
おじゃましました!

これ どうぞ
召し上がってください。

(ドアの開閉音)

なんですか 急に!
これ あげるから。

なんでもいいの 教えて。
平山恒子さんのこと

詳しく知るためには 5年前のこと
知る必要があるのよね。

なんとなくは聞いてますけど
詳しいことは ちょっと。

それ 触れないほうが
いいと思いますよ。

余計なことを
思い出してしまった 僕のせいだ。

5年前の件なら
私が教えてやる。

部長が教えてくださるなら
助かります。

一度しか言わん。 よく聞け。
はい。

花村!
はい!

5年前の その件は 起訴する前の
取り調べ中の出来事だ!

特捜部の捜査にも
問題があったとも聞いていない。

よって 調べ直す必要など
まったく ない!

わかったか?
でも…。

まだ わからんのか?
絢乃さん!

宮崎直子さんのことで
電話 入ってます。

あ?
はい。

はい 花村です。

えっ?

どうしてなんでしょうかね?
このタイミングで急に。

私の勘違いだったんです。
口論はしました。

でも 冷静になって思い出すと
突き飛ばされてはいませんでした。

私が 帰ろうとして慌てたせいで

足を滑らせただけでした。

あの方には
ご迷惑をおかけしてしまい

たいへん
申し訳なく思っています

立って 立って。

向こう むいて。

何するんですか?
突き飛ばされたかどうかって

普通 わかりますよね?

ね? 勘違いなんて
ありえないと思うんですよ。

足を滑らせたっていうのも
ウソでしょ?

どう思います?

どうって…。

そう言われると
そうだったような気がします。

ちょっと待ってください。

突き飛ばしたって
おっしゃいましたよね?

勘違いでした。

突き飛ばしたかどうかの
勘違いなんて

もっと ありえないと
思うんですけど。

お二人揃って ありえないことを
口にしてる。

これって おかしい。

私は 何の罪になるんですか?

お二人の話が正しければ
罪には問われません。

じゃあ うちに帰れるんですね?

はい。

でも もう少し その前に
話をさせてください。

5年前のこと聞きました。

5年前のことを
ご存じでしたら

私が あなた方を信用してないのも
ご理解いただけますよね?

あなた方 検察の人間とは

これ以上 何を話しても無駄です!

無駄だとは思いません。
もう少し話を…。

私の夫は 検察に殺されたんです。

あなた方は 人殺しです。

5年前 特捜は

不正献金のルート解明に
焦りがあったようです。

三葉重工の経理に

5億円もの使途不明金が発覚した。

新貝次郎の手に渡ったと見て
間違いないだろう。

だが問題は このカネの流れだ

特捜が カネの受け渡し役として
目をつけたのは

三葉重工の経理係長
柿本忠司です。

知りません。

なんのことなのか 私には
まるで覚えがありません!

そんななかで 柿本は
カネの運び役ではなく

横領犯という
疑いが浮上しました。

柿本が個人的に借りていた
レンタルボックスから

5億円が発見されたんです。

大物政治家の贈収賄疑惑から

一社員の横領事件か。

柿本は 容疑を認めたらしいな?

当初は 否定してたようですが
最後には…。

もう 言い逃れはできんぞ。

素直に罪を認めたらどうだ?

私です。

私が 5億円 横領しました

ですが その直後…。

柿本が自殺したことにより

被疑者 死亡による不起訴として

贈収賄疑惑も含め

すべての捜査は
そこで終わりです。

いきすぎた取り調べが
あったとも考えられるな。

夫が 5億円 横領?

そんなこと
できるわけないじゃないですか。

家族思いの…
気は弱いけど 優しい人でした。

レンタルボックスだって

うちに収納場所が
足りなくなってきたから

自分のお小遣いで借りてたんです。

家族の思い出は
何ひとつ捨てたくないって。

5億円なんか
隠す場所じゃないですよ!

そのことで検察を恨んで

私たちにも 本当のことを

話していただけないのだとしたら
それは 残念です。

いい人ぶらなくていいんですよ。

寄り添ってもらわなくて
いいんです。

私たちの気持ちなんて

どうやったって
わからないんですから。

ただ…。
不起訴になっても

世間から見れば
夫は 自殺した犯罪者。

私たちは 犯罪者の家族です。

私たち親子が この5年間
どんな思いで生きてきたのか。

あなたには 絶対わからない!

私たち親子が この5年間
どんな思いで生きてきたのか。

あなたには 絶対わからない!

こういうのも困るんです。
帰ってください

ただいま!

真理ちゃん。
なに?

ちょっといいかな? 話 しない?

いいよ!

真理ちゃんよくても
お母さん 話 したいの。

悪いことはしてない!
これでいいでしょ?

ねぇ こういうのってよくないよ。

親子で こんなのって。

自分の子供 信じてないの
そっちじゃん!

こんな状態で
話なんかしたって無駄だよ。

異動ですか?

練馬にオープンしたんだけど
そこで働いてみない?

どうしてでしょうか?

あなたのためを思った提案よ。

あなたのお母さん
何か勘違いして

宮崎さんと口論になったそうね。

それは…。
お父さんのことも聞いたわ。

失礼します。

座れ。

なぜ呼ばれたか
わかっているな?

はい。

なぜ私に報告がない?

まだ その段階ではないと
判断したので…。

その判断をするのは私だ!

5年前の件は どこまで調べた?

およそのことは。

指揮をとっていたのは
私ではない。

私は 一検事にすぎなかった。

それも承知しています。

表にすべきことと

裏にしておくべきことが
あるのは わかるな?

取り調べ中の自殺など
いかなる理由があろうが

世間に思い出させてはならぬ
失態だ。

そこには触れるな。

失態が 再び ぶり返されたとき

立場が悪くなるのは
この地検のトップ

お前が敬愛する

岡田検事正だということを
忘れるな。

今後は 状況を逐一報告し
私の判断に従え。

以上だ。

花村さん… いいですか?

平山恒子さんの件は
片づいてるんですよ。

不起訴になってるんです。

これ以上
どうしようっていうんですか?

片づいてないです!
はい?

行きましょう。

いやいや いや… お気持ちは
わからないではないですけども…。

できるだけ 早く戻りましょうね!
ねっ ねっ できるだけ…。

ありがとうございます!

あっ ちょっ…!

俺 納得できないよ!

なんで いきなり 店 辞めんだよ!

なぁ なんで俺らが
別れなきゃいけないんだよ?

別れ話みたいですね…。

真弓さん 店 辞めたの?

答えてよ。

私の父親… 5年前に

横領犯として 自殺したの。

驚いたでしょ?

いや…。

もう
私には 関わらないほうがいいよ。

ちょっと!

花村さん ちょっ…。

真弓さん!

待って…!

(車のクラクション)

(車のクラクション)

危ない!

何やってんの!

渡るときは 右見て左見て
もう1回 右 見ないと!

ねぇ!
死んでも よかった。

えっ?

生きてたって
いいことなんてない!

すみませんでした!

私たちが
お店に行ったせいだよね…。

あなたたちのせいじゃない。

悪いのは… 父親と母親。

横領なんかしたうえに

私たちを残して自殺した
ダメな父親と…。

そんな男を いまだに信じ続けて
過去を吹っ切れない母親…。

2人とも
どうしようもないでしょう?

父親が死んだ すぐあと
母親 何しようとしたと思う?

マスコミに すべてを話して

真相を暴いてもらうって
言いだしたの。

今日は どうしました?
夫は 横領なんてしてません!

私も 同じ考えです!

部長!
どうか 調べ直してください!

柿本の身の潔白を
証明してください!

芝原…。
君は どういう立場で

そんな無責任な発言を
しているんだ?

私は 柿本の親友として…。

会社は 君も疑ってるんだよ。

そんな…!

私は… 出るところに出ます。

マスコミに 何もかも話します!

会社は ご主人の横領に関しては

不問にするという結論を
出したんです。

これ以上 事を荒立てるべきでは
ないと思います。

奥さん… 高校生の娘さんには

将来があるんですよ?

私は お父さんの身の潔白を
証明したいの!

真弓…
あなたは わかってくれるわよね?

力になってくれるわよね?

引っ越そう。
えっ?

名字も変えて

私たちのこと 誰も知らない場所で
生きていこう。

やり直そうよ!

そんなことしたら
お父さん どうなるの?

お父さんは もう いないの!
忘れないと生きていけないのよ!!

真弓!!

私が いけないっていうの!?

私が なんか悪いことでもした!?
あなた なに言ってんの!

私のこと 少しは考えてよ!!

あの人は しかたなく
私の言うことを聞いただけ。

私のことなんて
放っておけばいいのに

いちいち干渉してくるから
こんなことになるの。

あの時だって…。

あの時って?

参道の転落事故のとき…。

ちょっと待って!
あなたも あの時 参道にいたの?

いましたよ。

私が 宮崎さんと一緒に
行ったんですから。

ちょっと 花村さん 花村さん
ちょっ ちょっ…。

話 食い違ってますよ。
うん…。

平山恒子さんは
自分が呼びだしたって

言ってましたよね?
うん。

宮崎さんに呼びだされて
それで… どうしたの?

今更 隠しても
しようがないですね。

脅されました。

オーナーや大輔さんが
あなたの父親のこと知ったら

どう思うかしら?

このまま おとなしく店を辞めたら
黙っていてあげるわよ

それで?

「お店を辞めるつもりはない」
って言って帰りました。

じゃあ そのあと
お母さんが突き落としたの?

そうじゃないんですか?

どうして そんな大切なこと
今まで隠してたの?

別に隠してたわけじゃ…。

関わりたくなかったから

余計な話を
しなかっただけです。

お母さん もしかして
勘違いしてるのかも?

そうかもしれませんね。

突き落としたの
真弓さんだと思ってるんじゃ…。

供述が あやふやで

どこか おかしかったのは
きっと そのせいですよ。

勘違いして
真弓さんを かばってるのかも…。

一緒に
お母さんのところ 行きましょう。

会って 話しましょう。

何を話すっていうんですか?

もう いいじゃないですか。

関わりたくないんです!

えっと 203…。
2階…。

いちばん奥ですね。

あっ ここだ。

(玄関チャイム)

はい?

なんでしょうか?

確認したいことが…。

どうぞ…。

勘違い?
はい。

宮崎さんを突き落としたの
真弓さんだと思ってませんか?

だから
かばったんじゃないんですか?

やっぱり そうなんですね…。

違うんです!

突き落としたのは
真弓さんじゃないんです!

あなたでもないですよね?

あの日のこと…
本当のことを話してください。

真弓さん…
今回のことで 店を辞めました。

辞めさせられたようなものです。

恋人とも
別れることになっちゃいそうです。

真弓さんのためにも…
本当のことを話してください。

真弓は…
あの子は 私のことを嫌ってます。

一緒に住むことさえ拒否してます。

だけど 私は あの子が心配で…。

それで あの日の夜も…。

真弓さん 話があるの。
ちょっと 付き合ってもらえる?

真弓の様子が気になって
あとをつけたんです。

でも 途中で見失って…。

(悲鳴)

だから 真弓さんをかばって
とっさに ウソをついたんですね?

申し訳ありませんでした。

宮崎直子は

真弓さんを脅してたことが
バレたくないので

恒子さんに
話を合わせたんでしょうね。

そうですね。

でも 突き落としたのは
誰なんでしょう?

心当たり ないですか?

ありません。

私は ただ… 真弓だけは
不幸にしたくありません。

真弓は… 父親のことも忘れて

前を向いて
生きていこうとしています。

でも 私は…
どうしても忘れられない。

今でも この人は

悪いことをしたなんて
信じられない。

それに

夫が自殺をしたのは
私のせいなんです。

あなた。

なんで こんなことをしたの?

夫を 信じてなかったわけじゃ
ないんです。

その すぐあと

夫は 自ら命を絶ちました。

家族から 信じてもらえず…。

見捨てられたと思い込んで
この人 死んでいったんです。

(泣き声)

(玄関チャイム)

芝原です こんにちは。

夫の同僚です。

あぁ。
よかった いらっしゃって。

これ つまらないものですが
どうぞ。

あぁ
すみません いつもいつも。

お客様ですか?
あぁ ええ。

検事さんです。
え?

だって 恒子さん
無実だったんじゃないんですか?

あ あの
どういうことなんですか?

違うんです。
こちらの検事さんたちは

私のこと心配して
来てくださったんです。

そうでしたか 失礼しました。
あぁ いえいえ。

あの東京地検の花村と申します。
あぁ どうも。

同じく宇治谷です。
あぁ どうも。

芝原と申します。
三葉ビルサービスで働いてます。

三葉ビルサービス?
三葉重工ではなくて?

まぁ いろいろあって。

線香いいですか?
ありがとうございます。

(おりんの音)

5年前
夫の連帯責任っていう形で

芝原さん
関連会社に出向になったんです。

私は
自分が出向になったことなんて

どうでもいいんです。

ただ 柿本が

横領犯として
死んでしまったことが

納得できません!

あいつは 悪いことができるような
男じゃなかった。

芝原さん。

5年前
何があったと思われますか?

柿本さんが
何もしていないのだとしたら

誰かが罪をなすりつけた
ということになりますが。

いや 花村さん。

それがわかってたら
自分でも動いてますよ。

それは あなた方の
仕事じゃないんですか。

おっしゃるとおりです
すみません。

検察がそれを言っちゃ!
芝原さん。

これ以上 私たち親子に関わると

芝原さんの会社でのお立場が
悪くなりますから…。

もう これ以上
悪くはなりませんよ。

独り身の私は
失うものはありません。

恒子さん 柿本も私も
会社に尽くしてきたんです。

こんな終わり方は許せませんよ!

そうでしたね。

休日でも会社のためって
接待ゴルフで 慣れないのに。

あの人言ってました。

芝原さんが一緒だから
乗り切れるって。

それは 私も同じでしたよ。

そうやって会社に尽くしたのに
会社は何もしてくれなかった。

それどころか
柿本は 横領犯にまでされた。

私は 納得できない!

わかりますか?

あなたたちにとっては

もう終わった
どうでもいいことかもしれません。

しかし 残された家族は
いまだに苦しんでるんです。

私は 断言します。

柿本は 横領などしていない!

あんたたち検察に
無実の罪で殺されたんだ!

すみません。

あぁ ちょ…。

ありがとうございました。

(バイブ音)

もしもし?
私だけど。

あなた 私の言いつけ
守ってくれているわね?

はい 余計なことは言ってません。

それならいいんだけど
例のもの持っているわね?

それが…。
どうしたの?

参道の階段から転落したときに
なくしちゃったようなんです。

なんですって!?
すみません。

ねぇ あなたを
突き落としたやつの顔見た?

いえ 見てません。

う~ん いいけどね…。

三葉重工サイドを仕切っているのは

浦沢秀夫専務と見て
間違いありませんね。

5年前は 経理部長だったな。
はい。

5年前も特捜は
目をつけていたようなんですが

結局 しっぽは出しませんでした。

あの女は?
岡島沙織。

5年前は 経理部にいました。

浦沢といつも一緒にいます。
愛人かもしれませんね。

新貝次郎サイドとの接触は?
今のところは まだ。

カネが流れているのは
間違いないと思いますが…。

5年前と同じ手口を
使ってるかもしれんな。

その受け渡しルートさえ
解明できれば…。

新貝先生。

最近いらしてなかったんで
気になってました。

ここんところ忙しくてね。

どうだ? 新貝の様子は。

特に気になる動きは
ここ数日まったくありません。

宮崎直子さん。

5年前の横領事件とか
柿本さんの自殺のこと

どうして知ったんだろう。

変ですよね。

真弓さん 周囲には
バレないようにしてたはずなのに…。

ねぇ
部長に怒られるといけないから

もう そろそろやめましょうよ。
もう怒ってるよ!

解決済みの事案で丸1日
ほっつき歩いてたのか?

いや 私
やめようって言ったんですよ。

解決してないこと
ばっかりなんです。

何?
5年前の件とか。

それこそお前には関係ない。

いいか?
そんなものを突っつくとどうなる。

世間がとっくに忘れた
検察の失態が

再び思い出されてしまうだけだ。

その結果どうなる?

毎朝登庁してくるたびに
カメラと マイクが向けられるぞ。

ひと言 ひと言
お願いしますってな。

顔隠して逃げるか!? お前邪魔だ!
おわっ!

とにかく ここまでだ。

これ以上 勝手なまねをするな。
でも…。

大切なおじちゃまの立場も
まずくなるぞ。

花村くん!

おじちゃま!?
どうしたんだ? 暗い顔して。

あの… 5年前のこと調べると

やっぱり
おじちゃまにも迷惑が…。

どこを見ている?
えっ?

君は
何のために頑張っているんだ?

組織だの しがらみだの
そんなものを見て

そんなものに気を遣ってるのは
君らしくないぞ!

おじちゃま。

君が見なきゃならないのは
真実と

その向こうにある
親子の笑顔なんじゃないのか。

いつもの君らしく

余計なことは気にせずに
前に進めばいい。

はい。

ありがとうございます。

あら?

あっ こんばんは。
こんばんは。

あぁ あの 真理の大学の友達の…。

三沢です 三沢芳美です。
そうそうそう 芳美ちゃん。

真理と約束?
いいえ。

直接会ってお礼が言いたくて
来ちゃったんです。

お礼?
はい。

真理から聞いてませんか?

先週の水曜のこと。
先週の水曜 先週の水曜…。

あっ ニュークラシックホテルのマッチ。
マッチ?

真理のポケットに入って…。

ここじゃなんだから上がって ね。

どうぞ どうぞ。

あぁ もしかしたら!

タバコを吸おうとしていた父から
取り上げたときに。

お父さんから取り上げた?

タバコなんか
吸ってるときじゃありません!

って。

まぁ 中で待ってましょう。
どうぞ。

仲裁?
はい。

私の父って
どうしようもない人なんです。

友人の保証人になって
借金作って

その上 会社の部下と不倫して
駆け落ちまでした父なんです。

そのどうしようもなさ
どっかで聞いたことあるような…。

そんな父ですが
今では 少し真面目になって

母や私と もう一度やり直したい
って言ってきたんです。

それもどっかで聞いたな。

私は 会うつもりも
なかったんですけど。

真理が間に入ってくれて
3人で話をしたんです。

おかげで
なんとかやり直せそうなんです。

そう。

あっ! それって ニュークラシックホテルで?
はい そうです ラウンジで。

あっ そう。

真理ちゃん おかえり。

ただいま。
はい。

ほんとのこと言えなかったの
似てたからでしょ?

ダメな 元お父さんに。

お母さん
気を遣ってもらっちゃったんだね。

余計な刺激したくなかっただけ。

真理ちゃん
そこまで考えてくれてたんだ。

たとえ親子でも
きちんと向き合わないと

見えないことだらけなんだね。

お互いさま だよね?

飲も。
うん。

(踏み切りの音)

おはよう。
おはよう。

あれ? ご飯 豪華。

でしょう?

これさ 真理ちゃんの特製
おにぎり弁当!

ありがとう。

なんかやろうか?
あっ 卵お願い そこの。

は~い。
被害にあったのは

加納美咲さん 39歳と判明。

現場に救急隊が到着したときには
既に死亡していました。

この人…。
刃物で刺された痕が

残されていましたが
凶器は見つかっておらず…。

真理ちゃん ちょっと
これ 閉めて。

お母さん行かなきゃ ちょっと…。
うん わかった。

宮崎さん こんにちは。

すみません。

どうしました?

私も 殺されるかも。

どうして?

真弓さんの父親のことや
5年前のこと。

私に教えてくれたの…
加納美咲さんなんです。

1か月くらい前に…。

あの子 なんていう子?

平山真弓ですけど。

真弓。

彼女が 何か?

どんな子?

私 あんまり親しくないので。

嫌いみたいね。

いじめちゃダメよ。

つらい身の上なんだから あの子。

どういうことですか?

5年前に 真弓さんの父親が

横領犯として自殺したってことを
教えてくれました。

そのあと しばらくしてから…。

ねぇ これ預かってくれる?

はい。

なんなんですか これ。

5年前の真相が入ってるの。

あなたの嫌いな真弓ちゃんの
父親の秘密も入ってるのよ。

だから 大切に持ってて。

はい

それ どこにあるの?

今はありません。

石段から落ちたときに
なくしました。

じゃあ あなたのハンドバッグのなかに?

入れてあったはずなんですが

病院で受け取ったときには
なかったんです。

誰かが持ち去ったんだ。

心当たり ありませんか?

ありません。

ただ 加納さんになくしたと
話したとき

何かに気付いたみたいなんです。

あなたを
突き落としたやつの顔 見た?

彼女は 誰なのか
わかったようでした。

その彼女が殺されたんだから

次は 私…。

大丈夫ですよ。
一緒に警察に行きましょう。

加納美咲は5年前の事件に
何らかのかたちで関わり

何か大きな秘密を握っていた。

そして それが原因で

殺害されたのかもしれない
ってことですか?

警察の話によると

加納美咲は
実際は無職だったようです。

にもかかわらず 裕福な
暮らしをしてたみたいですね。

お金はどうしてたんだろう?

定期的な収入があったようです。

出所は どこからか
わからないみたいですが。

お手当てよ!
あぁ パトロン!

特捜部も5年前の事件を
調べてますよ。

有沢くん そういうこと
もっと早く言いなさいよ。

すみません。 これ どうぞ。
ありがとう。

5年前と同じように

新貝代議士と三葉重工が

不穏な動きを見せています。

また性懲りもなく?

今度こそ お金の流れを
掴まないといけませんね。

じゃあ 加納美咲は
何かの手がかりに。

なるかもしれません。
突破口に。

有沢くん。
加納さんについて調べてみたら?

たまにはちゃんと仕事しないと
クビになるわよ!

そうですね。
じゃあ 調べてみようかな。

調べてみようかなじゃなくて
調べるの!

真弓さんに話
聞きに行きましょうか。

はい。
渡部くん… お願いね。

はい。

この人なんですが。

この加納というお客さんが
亡くなったことは

ニュースで知りました。

あなたのお父さんのことを
宮崎さんに話したのは

彼女だったんです。

えっ どうして?

どうしてでしょう?

彼女は あなたのことを知ってた。
あなたは?

いや 知りません。
話をしたこともないし。

なんでもいいの 思い出して。

私 関わりたくないと
言ったはずです。

5年前のことなんて
もうどうだっていいし

忘れたいんです。

忘れないと…。

先へ進めないんです。

でも… もうあなたも
お母さんも巻き込まれてるの。

このまま忘れて
先に進むなんてできないよ。

お母さんと一緒に
現実に向き合おう。

父親が犯罪者で自殺したことや

そのことで
私が仕事を辞めたことや

大輔さんと別れなければ
ならなかった現実を

受け止めろっていうんですか?

その現実…。

今から変えられるかもしれない。

間違った過去なら訂正できる。

ううん 訂正しなきゃいけない。

私は間違いをそのままに
しておけない。

あなたのお父さん

無実かもしれないって思ってる。

だから…。

あなたとお母さんの
力になりたいの。

あなたもお母さんも
気持ちが少しだけすれ違ってるの。

あなたのお母さん あなたのこと
本当に心配してる。

あなたの幸せ 心から願ってるの。

だけど その気持ちがあなたに
ちゃんと届いてないだけなの。

ねぇ。

このままじゃ 寂しいよ ね?

お母さんとちゃんと向き合って

ちゃんと受け止めようとしてみて。

ねぇ もうたった2人の
親子じゃない。

こんな状態じゃダメだよ。 ねっ?

こんなの… 初めて。

そんなこと言ってくれたの

あなただけです。

検事が そんなこと言って
いいんですか?

たぶん 叱られる。

でも正直な気持ちだから。

私だって 父が無実だって
信じたい。

父が無実であってほしい。

だったら思い出して。
なんでもいいの。

どんな些細なことでもいいから。

加納さんは 5年前の事件の
何か秘密を知ってたから

殺されたかもしれないの。
その秘密ってなんだろう。

横領疑惑とか
お父さんが亡くなったことに

関係してるかもしれないの。

あっ。

おかしなことが ありました。

おかしなことって?

5年前 父が検察に
連れて行かれる前の晩

私 レンタルボックスに入りました。

レンタルボックスって
5億円が置いてあった。

はい 友人とキャンプに行くために

道具を取り出したんです。

そのとき お金なんてなかった。

おかしいですね。

その時点では
5億円は置いてあるはずですよ。

そのこと 検察に話したの?

話したけど 本当なのかって
問い詰められているうちに

自信がなくなっちゃって。

取り下げた。

高校生の女の子じゃ
無理ないですよ!

きっと厳しく
問い詰めたんでしょうから。

高校生の女の子に

なんでそんな
厳しく問い詰めるのよ!

いや… 私が
問い詰めたんじゃないですよ!

ごめんなさい すみませんでした。
あぁ いえ…。

取り下げた私が悪いんです。
いやいや…。

あれっ? レンタルボックスの鍵は
持ってたの?

鍵はなくて 暗証番号だったから。

暗証番号さえ知ってれば
誰にでも開けられた。

はい 父は会社の人にも
話してたかもしれません。

たまに 私の知らない会社のもの
なんかが置いてありましたから。

あのときも うちわが
たくさん置いてありました。

会社のマスコットが描かれた。

うちわ?

浦沢秀夫の愛人?
はい。

加納美咲は 5年前

銀座のクラブでホステスをしていて
浦沢の愛人だったようです。

会いたかった。
俺もだよ。

ウフフ…。

久しぶりだからさ
今日は…

彼女に定期的に
カネを渡していたのは

浦沢じゃないでしょうか?

彼女は5年前の
贈収賄事件を知っていて

浦沢からカネを脅し取っていた
とも考えられませんか?

うん だとすると
加納美咲を殺したのは浦沢か?

それなんですが
浦沢は 彼女が殺害された時刻に

秘書の岡島沙織と一緒にいたと
供述しています。

まぁ 口裏さえ合わせば
どうにでもなるな。

浦沢絡みで もう一つ
気になることがありました。

柿本が 個人的に
レンタルボックスを借りている

という情報の出どころ
浦沢だったようです。

上司が部下を売ったということか。

柿本が自殺する前に

家族や同僚ら数人が
面会に来ているんですが

浦沢も来てますね。

(バイブ音)

はい 有沢です。
有沢くん 暇してるでしょ?

ええ まぁ。

ちょっと
調べてほしいことがあるの。

はい?

できる? ねっ ちゃんとやってよ
忘れないでよ?

ねっ 早めに…。

まだ5年前の事件を
調べてるのか!

何度 言えばわかる!?

親子の絆を
取り戻してほしいんです。

な なに?

家族が再生してほしいんです。

そういうことはだな
我々の仕事では…。

(手を叩く音)

5年前の事件に関し
無関係な君たちが

調べているという情報が
耳に入った。

この件に関しては
我々 特捜が調べている。

無関係ではないんですけど。
私に口答えできる立場か?

鬼頭部長 私の説教中です。

お引き取りください。

なに?
君も私に口答えできる立場か?

あなたも偉そうな顔をして

5年前の事件に関われる
お立場ですか?

なに?

あなた方が5年前に
やるべきことを怠ったために

今また ほじくり返さなければ
ならなくなっているのでは

ありませんか?
貴様 誰に向かって…。

柿本忠司の遺族は
今でも苦しんでいる!

このおばさんは
それを救おうとしているんだ!

そんなことが検察の仕事か!?
あぁ そうだ!

私に逆らったこと 後悔するぞ。

(ドアの開閉音)

部長! ありがとうございます!

部長!
あぁ 勘違いするな!

鬼頭ごときに
言い負かされたくなかっただけだ。

お前の説教は途中だ。

説教は あとから
ちゃんとお聞きします。

ありがとうございました。
えっ ちょっ…。

失礼します!
ありがとうございました。

おい。
花村さん ちょっと待って。

(ドアの開閉音)

まぁ いいじゃないですか。

はい これですよね 頼み事って。
ありがとう 助かる。

これ 5億円発見されたときに
撮った写真なのよね?

そうですよ これ。
5億円写ってますよね。

でも うちわが写ってない。
うちわ?

真弓さんが見てたんですよ。
5億円はなかったけど

三葉重工のマスコットの絵が描かれた
うちわが たくさん置いてあるの。

5億円を
レンタルボックスに入れた人間が

代わりに
うちわを運び出したのかな。

何のために?
何のためだろう。

そのうちわ 警察に見られては

まずいものだったんじゃ
ないですかね?

つまり
犯人に結びつくものだった。

有沢くん…。

珍しく さえてんじゃん
落ちこぼれ返上。

ありがとうございます。
犯人 誰なの?

それは… まだ。
まだまだだな。

うちわ?
はい。

三葉重工のマスコットが
描かれていたようなんですが

見覚えありませんか?

あぁ これ。

宣伝用に 会社のうちわを
たくさん仕入れたんだけど

発注ミスとかで たくさん余って
処分に困ってるって。

発注ミス。
ええ。

岡島くん 明日もゴルフいいかな?

かしこまりました。

おう どうだった?
浦沢秀夫と加納美咲ですが

関係は 3年前に切れてますね。

その辺りの人間関係が
ちょっと 複雑でして。

実はですね
浦沢 岡島 加納 そして…。

発注ミスは 柿本さんではなかった

ということですね?
はい。

何だかちょっと見えてきましたよ。

あっ!

これ 皆さんで どうぞ。
どうぞ

もっと見えてきましたよ。

いただきます! あっ
宇治谷さん バッグお願いします。

えっ えっ?

ありがとうございました。

お待たせいたしました。
やっとですね。

やっと来ました。

あの すみません あの

こちらの方って
よくここで買い物されますか?

あっ はい この方 お得意様です。

ありがとうございます。

加納美咲さんが
いつもお店に持ってきてたのが

このお菓子。

やっぱりおいしいよね~。

おいしいですけど
これ経費で落ちますよね?

自腹でお願いします。

お菓子に関係してるのが
この人たち。

それから愛人絡みが この人たち。

愛人とゴルフに行くんだね うん。

それから うちわの発注ミス
この人たち。

この3つが揃ってるんだから
何とかなるんじゃない?

いや無理です。

どれも
決定的なものではありません。

カネの受け渡し現場を
押さえるしかありませんね。

5年前と同じ手口かな?

その可能性はあります。

とにかく
監視を続けるしかありません。

尾行するなら私も連れてって。

わかりました。

いや あの
部長の許可を得ないと…。

宇治谷さんは大丈夫です。
はい。

ありがとうございます。
うん。

じゃあ 行こうか。
はい。

今 浦沢出ました。

浦沢 ゴルフ練習場に到着しました。

了解。

浦沢が来た。

800円! 結構高いのね。

あのおばさん
何やってるんでしょう?

目立たないように
この場に溶け込むと

言ってたんだがな。
かなり目立ってますよね。

いただきます お~。

おいしそう おいしそう。

有沢くんより先に食べちゃう。

あっ すみません。
あっ やだ!

やだ やっちゃった。
あぁ あぁ ごめんなさい。

すみません。

あれも何かのための芝居ですか?
地だ。

ごめんなさい
このバッグ どなたのですか?

すみません
いらっしゃいませんか?

目立ちまくってますよ。
もう知らん。

似たようなバッグばっかりで
名前書いてあげようかしら もう。

うん?

あっ ごめんなさい それ私…。

すみません ちょっと待って!
すみません!

ちょっとすみません
ごめんなさい。

私 それ汚しちゃ…。
ちょっと。

ちょっと ちょっと えっ?

何?
どうしました?

すみませんね 私 かけちゃったら
もう1回拭かせて。

追え!
(2人)はい。
待って待って。

逃げないで 何?
待て!

待て! おい!
ごめんなさい。

何これ もう やだ。

どうして逃げたんですか?

何するんですか?

新貝の行きつけの カフェのマスター。

あれ あなたが持ってきた
バッグですよね?

あなたにカネを運ぶよう命じたのは
浦沢専務ですね?

とぼけても無駄ですよ。

浦沢さん
どういうことなんですか?

ねぇ 浦沢さん!

取り引きが無事に終わるかどうか
見届けに来たんだな。

知らん 私は何も知らん。

俺は言われたとおり
やっただけだ!

芝原… 貴様!

やめなさい みっともない!

どいて どっちもどっちよ。

宮崎さんを突き落としたのも
加納さんを殺害したのも

善人面して
恒子さんを監視し続けたのも

全部あなたですよね?

柿本さんを自殺に追い込んだのも
あなたじゃないんですか?

仲間だったんでしょ?
親友だったんでしょ?

フッ… 俺は柿本が嫌いだった。

俺より何もかも劣ってるくせに
結婚して家庭までもって

おまけに俺より
出世しそうになってたんだ。

許せないよね そんなの。

何 言ってんの?

俺の気持ちがわかってたまるか!

わかりたくもないわよ
そんなもの。

見てきたでしょ?
あなたのせいで

恒子さんと真弓さんが
どれだけ苦しんできたのか。

あぁ 楽しませてもらったよ。

何ですって!?

5年前も
ゴルフバッグを使った同じ手口で

金を渡してました。

レンタルボックスに金を入れたのも
お前だな?

暗証番号は 知ってました。

私もそのレンタルボックスを

利用してることを
知られたくなかったから。

そのうちわは 持ち去りました。

ゴルフバッグの手口
レンタルボックスの手口。

すべてお前が考えたんだな。

専務に考えろ…。
(机を叩く音)

そんな言い逃れが通じると思うな。

浦沢だけでなく
新貝からも話を聞く。

そこですべてを明らかにする。

平山さん。

真弓。

お二人 一緒に
話を聞いてもらいたかったんです。

芝原は 不祥事の連帯責任として

関連会社に出向となりましたが

特別に
多額の報酬を得ていたようです。

浦沢と芝原の関係は
切れてなかったんです。

浦沢に捨てられた加納美咲は

金目当てで芝原に近づき
愛人になったようです。

これがある限り
あなたは私から離れられないのよ。

私を殺して奪い取ろうなんて
考えちゃダメよ。

これのコピーは
ある人物に預けてある

芝原は SDカードを
預かっている人物を

割り出そうとしました。

そして 彼女の担当美容師である

宮崎直子さんに目をつけたんです。

どうしました?

例のもの 持ってる?

いつも 持ち歩いてます。

私に万が一のことがあったら

あれを持って
すぐに警察に行ってちょうだい。

中には 何が入ってるんですか?

同じお店で
真弓さんが働いていたのは

偶然だったんだろうけど

芝原はますます
危険と感じたんでしょう。

それで 宮崎さんを?

はい。

お店を辞めるつもりは
ありません

(悲鳴)

SDカードは 芝原の部屋から
押収されました。

そして芝原は
彼女も殺したんです。

すべて 芝原と
浦沢がやったことなんです。

お父さんは何も悪いこと
してなかったんです。

じゃあ どうして自殺なんて…。

お母さんと私を残して どうして?

お父さんが自殺をする前に

芝原と浦沢が
面会に行ってるんです。

そこで…。

私も 芝原くんも

本当に 君のことを
心配してるんだよ。

柿本 奥さんや

真弓ちゃんの将来は
お前にかかってるんだ。

俺を信じろ。

信じてくれ!

お父さんが死を選ばなければ

恒子さんと真弓さんに
危害を加えると脅されたんです。

それで… お父さんは

お二人を守るために
死を選んだんです。

お二人が仲よく

幸せに生きてくれることだけを
祈って…。

亡くなったんです。

(泣き声)

その願い

叶えてください。

真弓。

お母さん。

相手は 与党の大物です。
慎重に動かねば。

相手が誰であろうと
徹底的に追い詰める。

それが検察の正義だ。

その正義を貫けぬ者は
すぐにここから立ち去れ!

出して。

お父さん ありがとう。

私 今までどおり
働けることになりました。

大輔さんとも いずれ結婚します。

今まで ごめんなさい。

これからは 私も前を向いて
歩いていきます。

あなた 真弓と私を

これからも見守ってくださいね。

(岡田)花村くん。

おじちゃま! あっ 検事正。

東京地方検察庁 岡田です。

5年前のこと 検察を代表して
お詫びいたします。

私は 検察を恨んでました。

でも今は 違います。

こういう方がいらっしゃる
検察なら

私は 信じてます。

ありがとうございました。

私もこの花村くんから
当たり前のことを

改めて教えられました。

我々が追い求めるのは
真実のみだと。

あっ 真弓さん。

俺も お父さんにごあいさつ
させてもらってもいいかな?

うん。

ほれっ。
うわっ。

これ いつもの
倍くらいありませんか?

あぁ ここ数日間 お前が

余計なことばかりしていたせいで
たまった分だ。

余計なこと!?

部長は いちばんの
よき理解者であり

いちばん強い味方だなって

私の中で こう
ランクアップしたんですけどね。

お前ごときが
人のランクなど決めるな!!

すみません ごめんなさい。
また下がったな。

下がりましたね ウッフッフッ。
宇治谷~!

あぁ ちょっ…。

お前 さっさと拾え!

あぁ!
何やってんだよ 拾えよ!

いってきま~す。
真理ちゃん ちょっと来て。

え? 何?
これ 何かの紙じゃない?

え?
ポケットのものいつも

出しなさいって言ってるでしょ
もう~。

ねぇ これよく見て ティッシュ。

しかもセンスの悪い花柄じゃない?

ええ?
じゃあね。

私だ ごめ~ん!