ツインズな探偵3 若菜はリストラで失業し、フィットネスクラブのみじめな研修生。かたや春菜は姉を見下す保険会社のリッチな…

出典:EPGの番組情報

[字]<午後の名作ドラマ劇場>『ツインズな探偵3』

運命の悪戯で別々に育った双子、若菜(浅野ゆう子)、春菜(久本雅美)が30年後に再会、反発しながらも事件にまきこまれては助け合う、珍妙なコンビの探偵モノ。第3弾。

詳細情報
番組内容
若菜はリストラで失業し、フィットネスクラブのみじめな研修生。かたや春菜は姉を見下す保険会社のリッチな調査室長。ところが、若菜が通販会社社長の松本(風間トオル)に見そめられていきなり副社長に抜てき、その上プライベートでもパートナーにと言われ、若菜は松本の2億円の保険金の受取人にされる。
 だが、その直後に松本が爆発焼死し、彼女は殺人容疑で逃げ回るハメに。
番組内容2
そんな折、会社では若菜がプロデュースし、自らウサギのダンス実演までしたテレビ通販のCMが大当たり、一方春菜は保険会社の合併で室長のイスもフイになり...。
出演者
<出演者>
浅野ゆう子
久本雅美
風間トオル
今井雅之
久我陽子
佐藤正宏
伊藤正之
山田明郷
小島可奈子
ほか
制作
<スタッフ>
脚本:石原武龍
企画:長部聡介、金井卓也
プロデューサー:森川真行
演出:伊藤寿浩

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  3. 春菜
  4. 若菜
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  9. 松本社長
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  12. 自分
  13. 双子
  14. 社長
  15. お願い
  16. ホント
  17. 受取人
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  19. ウサピョンサイズ
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<かつて 生まれたばかりの
双子の赤ちゃんが

故あって 別々の親に引き取られる
という悲しい出来事があった。

それから 30数年。
離れ離れになった双子の姉妹は

ようやく再会を
果たしたものの…

ひねた性格に育った二人は
互いを双子の相手とは認めず

そして今 二人の人生は見事に
対照的なものになっていた。

双子の姉 浅井若菜は
勤め先を リストラされ

再就職活動を行っていたが…>

(面接官)浅井若菜さん?
はい。

(面接官)年は…。
(若菜)24です。

ウチは 嘘つきは採用しません。

すみません。 本当は 25です。

25…。

27… かもしれません。

時間ないんでね 帰ってください。

そんなこと言わないで
年なんか…。 お願いします。

<年齢的な問題もあって

再就職も ままならず
最悪の日々を送っていた。

方 生命保険会社に勤務する
妹の高千穂春菜は

なぜか トントン拍子で出世し

いよいよ役員候補かと
噂されるまでに上り詰めていた>

<そして こんな二人が

やがて 恐るべき連続殺人事件に
巻き込まれることになろうとは

体 誰が想像しただろうか…>

あっ ちょっと!
危ないからダメよ! 待って!

ダメ! そっちダメ!
戻ってきて!

そっち 危ないんだからね!

ちょっと待って!
あ! 捕まえた!

あっ ここで待っててよ。

ちょっと待って!
ダメだって! そっちは…。

ちょっと! 危ないから そっち…。

(インストラクター)弾む~!

♬(ダンス音楽)
(インストラクター)フォー スリー ツー!

さあ みんな~! 出ておいで~!

始めましょう!
ウサギが ピョ~ン! ピョンピョン ジャ~ンプ!

ウサギが ピョ~ン! ピョンピョン ジャ~ンプ!

ウサギが ピョ~ン! ピョンピョン ジャ~ンプ!
ウサギが ピョ~ン!

ハハハ…。 よっしゃ!
今日は わたしの おごりで

思う存分 ランチ 食べなー!

(社員たち)
ありがとうございます!

よっしゃ よっしゃ! ハハハ…!

ピョンピョン ジャ~ンプ!
ウサギが ピョ~ン! ピョンピョン ジャ~ンプ!

あっ… 何か?

(松本)いや… 楽しそうですね。

あっ 浅井若菜さん…。

ただいま研修中の浅井若菜です。
よろしくお願いします。

松本です。
早く正式に インストラクタ-として

採用が決まるといいですね。
はい。 ありがとうございます。

≪(翔子)浅井さん!
はい。

(翔子)トイレが汚れてたわよ。
あと プ-ルの掃除 お願いね。

はい! 喜んで!
じゃ 失礼します!

♬~

♬~

(純子)社長。
ああ ご苦労さま。

「キッズカンパニ-」との打ち合わせ
済ませてきました。

そうか。 ありがとう。

社長…!
(松本)うん?

今夜 大丈夫ですよね?
(松本)分かったよ。

(ため息)

うまいね!
やっぱ 高いだけあるねえ!

(市川)それにしても
さすがですよね 春菜先輩!

最年少での管理職をはじめ
次々と記録を打ち立ててきて

ついには
女性初の室長ですもんね~!

気が早いんだよ 市川。 人事はさ

フタを開けてみないと
分からないっていうだろ~?

専務から耳打ちされてんですから
当確 間違いなしですよ。

いよいよ
役員の席が見えてきましたね!

そんなことは ないけどさ~。
何だ…。 気分いいな これ。

ワイン付けちゃおうかな これ。
赤にする? 白にする?

あ~! この際 めでたく
紅白まとめて頼んじゃえ!

(拍手)

≪(市川)高千穂コール!

イヨォ~! 高千穂! 高千穂!
(手拍子)

≪(大沢)あのー!

♬~

何だ あの男?

いただきます。

≪ 若菜! アハハ…。
あら? イイ女が人で弁当?

わびしい~! あら? 何 これ!

のり弁だ…。 貧乏くせえ~!

大きな お世話!
わたしは のり弁が好きなの!

なるほど! 市川。
うちらが何 食べたか 発表~!

はい~! イタメシ豪華4, 000円ランチコース
もちろん紅白の ワイン付きです。

ワオ~! そんな超豪華なランチ
食べちゃったの? はい。

すごいじゃん! 体中が カーニバル~!
カーニバル~!

昼間から そんな高カロリーな食事
取ってると ブクブクに太るわよ。

それに アメリカじゃ 太ってる人間は
出世できないんだからね!

アララ…。 聞いた? みんな!
市川。 「発表 パート2」!

はい~!
春菜先輩は 来月の人事異動で

東和生命調査室長への就任が
内定したんです。

ちなみに このポストの経験者は
全員が役員に昇進しております。

(社員)ヨッ! 春菜先輩!
(拍手)

や… 役員…!?

いやあ 将来がまぶしすぎて
春菜ちゃん コワ~イ!

はい~! 「春菜ちゃん コワ~イ!」

フフフ…。
何だ? その気持ち悪い笑い方!

いいこと教えてあげる。
何 何?

この間さ。 運勢 見てもらったの。

そしたらね
今 人生のどん底にいるわたしは

ここから
気に運気が上昇すんだって!

逆に 今 絶頂期を迎えてる人は

後は ひたすら
転がり落ちるだけなんだってよ。

アッハッハッ。 あんたのことよ!

な… 何で 分かんのよ…。
あったりまえじゃん!

生年月日も生まれた場所だって
緒なんだからさー!
そっか…。

どういう意味ですか? 次長。

いや…。 聞くな聞くな!
この女の たわ言なんてさ!

調査室長になれるように
お祈りしてますぅ~!

どん底から はい上がれるように
お祈りしてますぅ~!

よっしゃ みんな!
今夜は 「すっぽん」だ!

はい~! すっぽんコール!

(市川)すっぽん! すっぽん!
(手拍子)

今に みてなさいよ。

春菜…!

♬~

ああっ…!

あっ… ああ…。

ううっ…。

♬~

(翔子)あなた。 企画書 書くような
立場にあると思ってるの?

与えられた仕事 こなすほうが
先決なんじゃないの?

それは きっちり
こなしてるつもりです。

だからさ…。
自信過剰なところが鼻につくのよ。

前のクラブで どれだけ偉かったか
知らないけど

ウチでは そんなの関係ないから。

きっつ~い…。

若菜さん。

松本さん。 こんにちは!

今夜の ご予定は?

はい?
食事でも どうですか?

あっ はい!

(接客係)
シャトー・ル・パン 94年ものでございます。

懐かしい…!

シャトー・ル・パン ご存じですか?
はい。 大好きです。

でも 自腹じゃ
とても手が出ないから

以前 接待の席で
こっそり頼んでました。

接待の席で こんなワインを
頼んでるということは

前のクラブでは かなり…。
はい。 企画室長でした。

ほう。 ただの テスト研修の方には
見えませんでしたが

やはり そうでしたか…。

直属の部下が七人いて
クラブの経営にも携わってたんです。

それが
今じゃ見るも無残ですよね。

そんなこと ありませんよ。

若菜さんが 生懸命に
働いている姿 ステキです。

懐かしき シャトー・ル・パンと
そして 若菜さんの未来に 乾杯。

乾杯。

ああ…。
何か 心に染み入る感じです。

おいしい…。

いやあ… おいしかったあ~。

あんなに ごちそうになって
ありがとうございました。 いえ。

とっても いい気分です。
久しぶりだなあ こんな気持ち…

ここしばらく
ずっと楽しいこともなかったし…。

若菜さん。
今の仕事に満足していませんよね。

はい?
僕の目から見るかぎり

若菜さんの能力に
ふさわしい職場とは思えない。

でも 働かせていただいてるだけ
ありがたいと思ってます。

だったら僕の仕事を手伝って
もらえませんか? え?

通信販売の仕事をしてるんですが
ご存じですか?

はい。
それは存じあげておりますけど…。

これまでは 子供向けの教育玩具を
カタログ通販してきたんですが

実は 先日
アメリカの健康飲料メーカーから

独占販売権を獲得したんです。
「健康飲料」って スポーツドリンクですか?

正確には 脂肪の燃焼を助ける
ダイエットドリンクです。

ダイエットドリンク…。

それを看板商品にして テレビ通販に
打って出ようと思ってるんです。

「テレビ通販」って
あの 水着 着た マッチョな女性が

健康器具 使って
「ワン ツー スリー フォー」って

エクササイズしながら 「これで 10キロ
落としました」って

ああいうのですよね?
ええ。

すご~い。
ええ あのバリエーションです。

ちょっと待ってください。
もしかして それをわたしに

ちょっと恥ずかしい!

いや とんでもない。
若菜さんには 企画力と

インストラクターとして培った ノウハウを
我が社に提供してほしいんです。

ホントですか!?

もちろん 引き抜くからには
それなりのポジションは準備します。

でも それには条件がある。

何でしょうか?

今度の仕事に 僕は懸けてます。

いや 僕だけじゃない。
社員の将来も左右されるでしょう。

そこで部下たちも納得するような
販売戦略をプレゼンしていただきたい。

それが引き抜きの条件です。

やります。 やらせてください!
お願いします!

良かった。 あなたなら きっと
そう言ってくれると思ってました。

テレビ通販 最大の購買層は主婦です。

そして ダイエットに
最も興味を示すのは若い女性です。

その2つが重なり合った
若い主婦には小さな子供がいます。

子供に人気が出れば 必ず親も
取り込むことが できるはずです。

(理恵)具体的に どんなアイデアを
考えてるんです?

子供の興味を引く
コミカルな キャラクターの歌と踊りで

話題作りを ねらいます。
(達川)なるほど!

それなら
ダイエットドリンクだけじゃなく

これまでの
子供向け玩具も扱えますね!

よし! キャラクター部分を含め

テレビ通販に関する すべてのことを
浅井さんに担当してもらう。 はい。

(松本)達川君。
はい。

(松本)藤沢君。
はい。

アシスタントに付いてくれ。
(達川)はい。

分かりました。

(松本)
それと…。 みんな聞いてくれ。

この浅井若菜さんを ウチの会社の
副社長として迎えたいと思う。

「副社長」!?

思う存分 力を発揮してください。
はい。

(拍手)

いやあ…。
すんばらしい お宅ですね~。

寝に帰ってくるだけなんで

宝の持ち腐れって
よく社員には笑われてますよ。

あの… ご家族は?

女房は5年前に事故で…。
事故で…。

別に住んでるんですが
娘が人います。

お嬢さんが…。
ええ。

是非 今度 会ってやってください。
はい。

さっ どうぞ。
失礼します。

じゃ 新副社長に… 乾杯!
ありがとうございます。

それにしても 「副社長に…」なんて
おっしゃるから ビックリしました。

言ったでしょ。 それなりのポジションを
準備してるって。

はあ…。 でも 社員の皆さま

気を悪くなさったんじゃ
ないでしょうか?

突然 変な女が現れて
「副社長に就任!」なんて…。

こう見えても
僕は ワンマンなんですよ。

みんなも そのことは
十分 承知してくれてます。

それに あらかじめ
社員には宣言しておいたんです。

宣言?

「仕事だけじゃなく プライベートでも

パートナーになってもらう女性だから」
って…。

「プライベート」!?

初めて あなたを見たときの
子供に対する優しい姿…。

あのとき
「僕には この人しかいない」

そう直感したんです。

ダメですか?

ダメなんて そんな…。
あまりに突然で夢みたい!

夢じゃありません。
これは現実です。

副社長に就任したその日に
プロポーズ! 信じられる?

やっぱり 占いって当たるのね。
ウフフ…。

ちょっと春菜! 聞いてんの?

やっぱりなあ…。 「ライフスタイル マツモト」。

聞き覚えのある
会社だと思ったんだ。

若菜。 あんた 殺されるかもよ。
殺される?

1か月前に あんたのとこの
女子社員 ホテルで殺されてるよ。

え!?
会社で加入してた

団体保険の支払いを巡って
トラブルになってるみたい。

トラブルって?

それが この殺された女子社員の
婚約者ってのが出てきて

保険金2, 000万は自分に支払うよう
主張してるみたい。 ところが

会社は 「そんな婚約の事実はない」
って真っ向から対立してるの。

あんた まさかさ。 「松本社長が

保険金目当てで殺した」って
思ってんじゃないでしょうね?

まあ 応 社長の アリバイは
成立してるみたいよ。

だからといって 犯人じゃないとは
限らないけどね。

噂では 殺された女子社員と社長は
つきあってたっていうんだから。

松本社長と?

あっ!

(松本)

あの人…。

あっ。 やっぱり
思い当たるとこあるんだ?

いや… ないよ。 そんなの。
知らないよ。 ただの噂でしょ?

「火のない所に煙は立たず」だ!
じゃあさ。

その 婚約者だって名乗り出てる
ヤツが犯人なんじゃないの?

アッハハ…。 残念でした。
その 婚約者ってヤツも アリバイ成立。

いずれにしても生命保険の話が
出たら あんた 要注意だよ。

バカバカしい…。

それにね。 5年前に事故死した
松本社長の奥さん…。

どんな事故だったの?

駅の階段で足を滑らせて
死んだっていうんだけどね。

まだ調べては いないんだけどさ。
何か ありそうだよね~!

まっ せいぜい 「お命 大事に」と!

保険金殺人…。 そんなバカな!

≪(理恵)浅井副社長。
はい。

第1候補に挙がっていた
石川マミの プロダクションから

OKの返事が出ました。
はい。

理恵さん。
何でしょうか?

先月 ここの女性社員が
殺されたでしょ?

三宅純子さんのことですよね。

「松本社長と個人的なおつきあいが
あった」って噂なんだけど…。

とんでもありません。
根も葉もない噂です。

社長は 三宅純子さんが
殺された時間 会社にいました。

それは わたしが証明します。
そう…。

☎ 失礼!

はい。
あっ 若菜さん。

僕の部屋に来てもらえないか?
分かりました。

失礼します。

ウチの顧問弁護士の大沢先生です。

こちらが副社長として
来ていただいた 浅井若菜さん。

浅井です。
よろしくお願いいたします。

(大沢)あなたが 副社長
兼 未来の社長夫人ですね?

社長夫人だなんて…。

大沢!
それより例の手続きを頼む。

はい。
あの… 松本社長がですね。

お二人の婚約を正式なものに
しておきたいからと

生命保険の名義変更を
なさりたいそうなんですよ。

あの…。 わたしに 生命保険が
かけられてるんでしょうか?

いや… 若菜さん。 あなたに保険が
かかっているんではなくて

わたしの生命保険の受取人を
若菜さん名義にしたいんです。

わたしを受取人に!?
(大沢)これで松本社長が

あなたに ぞっこんだということが
お分かりでしょ?

(松本)もちろん 若菜さんに
異存がなければですが…。

異存なんて そんな…。
それじゃあ これで決まりですね。

あの。 早速なんですが 手続きを
お願いしたいんですけど…。

どうぞ こちらに お座りください。

この婚約証明書に サインを
していただけますか? はい。

ワン ツー スリー フォー
ファイブ シックス セブン エイト!

(マミ)ねえ 先生! マミ
こんな ダサい ダンスできない~!

何 言ってるの マミちゃん。

マミちゃんみたいに かわいい子が
これをやれば人気爆発!

紅白だって夢じゃないわ!
「紅白」!? 嘘?

嘘じゃない! 先生を信じて!

そっか…。 マミ かわいいもんね。

頑張ります!
よろしくお願いします!

じゃあ もう1回やりましょうね。
いきますよ~! サンハイ!

ワン ツー スリー フォー
ファイブ シックス セブン エイト!

どう? 順調?
(理恵)何とか…。

社長…。
(松本)ご苦労さま。

テレビCMは 絶対に成功させます。
頼んだよ。

あっ。
僕は これから札幌に出張なんだ。

札幌ですか?

でも
あしたの夕方には戻れるから

婚約披露パーティーの準備を兼ねて
緒に食事をしよう。
はい。

招待客も
決めないといけないからね。

お気をつけて!
(松本)じゃ やって!

はい!

いい感じよ みんな~!

ワン ツー スリー フォー
ファイブ シックス セブン エイト!

(ビデオ音声)もっと振りは大きくね!

はい。
☎(松本)ああ。 僕だ。

☎ 今 札幌に着いたよ。
ご苦労さまです。

わたしは ビデオで
最終チェックをしてるところです。

ちょっと
頼みたいことがあるんだが

ある人に
渡してほしい物があるんだ。

≪ 何してるんですか!?

理恵さん…。

これを人に渡してほしいって
今 社長から電話があったの。

わたし聞いてません!
確認します!

(サポートサービスの音声)
おかけになった電話は…。

つながらないわ。
時間がないから行きますね。

勝手なことしないでください。

理恵さん。 これは わたしが
彼に頼まれたことなの。

「彼」…?

あなたが彼のこと好きなのは
分かってる。

でも 彼は わたしの婚約者なの。

これからも 緒に仕事をしていく
うえで お互いの領域に

踏み込まないことが
大切だと思うの。

分かりました。

理恵さん。 ごめんなさいね。
きつい言い方して…。

すみません。
あの…。 竹田さんですか?

ああっ!

これで よろしいんですね?

(竹田)ウアァー!
(学生たち)キャー!

確かに受け取りました。

あの! そのお金…。

(爆発音)

(スタッフ)
こちら いつでもOKですよ!

すいません。 もう少しだけ
お待ちいただけますか?

ああ 理恵さん!
どうなっちゃってんの?

どうしても やりたくないって
マミが すっぽかしたそうです。

ドタキャンなの!?
まいったな…。 どうしよう!

代役を立てようにも 今からじゃ
とても間に合いません!

仕切り直ししたんじゃ
損害が大きすぎるしね…。

どうしよう。
どうしましょう。

(スタッフ)本番5秒前!
4… 3… 2… キュー!

みんな~っ! 元気~?
ウサピョンサイズ始まるよぉ~!

♬(ダンス音楽)

♬ 「み~んなで踊ろう 楽しく~
元気良く~」

「月の上で ウサギのように みんなで
陽気に楽しく ウサピョンサイズ」

「あっちの町でも ピョピョンピョ~ン
こっちの町でも ピョピョンピョ~ン」

「パッパッ パラッパラッパッパ パッパッ パラッパ」

「みんなで仲よく ピョピョンピョ~ン
ウサピョンサイズで ピョピョンピョ~ン」

「ああ~ みんなで楽しく輪になり
踊ろう ウサピョン サイズ ジャンプ!」

「ウルトラスリム」 よろしくね!
(子供たち)よろしくね!

松本社長が亡くなった?

ええ。 それも 殺害された可能性も
あるそうなんです。

「殺害」…!?

神奈川県の真鶴で

松本社長と思われる焼死体が
見つかったんです。

神奈川県? じゃあ人違いだわ。

だって松本社長は
今 札幌に出張中ですもん。

札幌のホテルには
チェックインしてないんです。

飛行機も キャンセルしてました。
キャンセル?

(黒川)遺体の近くに
ホテルのキーが落ちてまして

調べたところ 松本さんが
チェックインしていたというわけです。

(大沢)遺体は
ご本人と確認されたんですか?

(黒川)いいえ。 そのホテルのキー以外
身元が分かる物がなかったうえ

なにぶん
遺体の損傷が激しいもので…。

DNA鑑定で
身元確認することになりました。

それじゃあ まだ 松本さんだと
限られたわけじゃないんですね?

(黒川)ただ もし被害者が
松本さんでないとすると

今度は 松本さんが犯人である
可能性も出てくるわけです。

そんな…!

わたし 確認します。

やめたほうがいい。 とても
確認できる状態じゃありません。

いやっ!
彼に会わせて! 会わせて!

(大沢)DNA鑑定のサンプルというと
例えば…。

(黒川)
髪の毛や血痕 唾液などです。

髪の毛…。 だったら…。

あのヘアブラシは どうですか?
(黒川)失礼。

ええ。 これでいいですね。

春菜…。

あんた 何しに来たの?

松本社長はね ウチの
2億円の生命保険に入ってたの。

2億円…。

受取人 あんたなんだってね?

あれはね。 婚約の証に 彼が
わたしに してくれたことなの。

まさか あんた。
わたしのこと疑ってんの?

当然でしょ?
あんたね…。

まっ 警察は別の容疑者に
絞ってたみたいだけど。

犯人 分かったの?

例の殺された女子社員の
自称 「婚約者」で 竹田って男。

竹田?

竹田…。

ハッ!

あっ。 あんた 知ってる?

いや 松本さんが亡くなる前にね
その竹田って男に

300万 渡してくれっていう電話を
くれて わたしが持っていった。

さっ… 300万?
うん。

それ 誰かに見られた?

女子高生。

それ 相当 マズイな~。
何で?

「何で?」って
あんたが竹田に 300万 渡して

「松本社長を殺してくれ」って
頼んだと 警察は疑うでしょうが!

そんなバカな…。

「バカな…」じゃないってば!

≪(大沢)若菜さん。
警察から何か言ってきましたか?

いえ。 まだ何にも…。

そうですか…。

ああっ! あんた…!

ああ。 先日は…。

ご存じなんですか?
ええ まあ…。

どちらさま?
こちら我が社の

顧問弁護士の大沢先生。
東和生命の保険調査員の…。

高千穂春菜です。 よろしく!

保険調査員?

それじゃあ松本社長の遺体の
確認の件ですか?

いやいや。 今日はですね。
なんとなんと 2億円の保険金の

受取人であられる副社長さまに
ごあいさつに伺っただけです。

そうですか。 それで遺体が
松本社長だと断定されたなら

どれくらいで 保険金は
下りるもんなんでしょうか?

いえいえ…。 いろいろと
会社に事情があるもんですから。

なるべく早急に お願いできれば
ホントに助かるんですけど。

まあ でも
なにぶん刑事事件ですので

それなりの手順は
踏むことになると思うんですが

まあ。 そのつもりで
調査させていただきます。

じゃあ 失礼いたします。

よろしくお願いします。

大沢さん。 「会社の事情」って
何か問題があるんですか?

ええ。 今回の テレビ通販の進出で

松本社長… 銀行から
2億円近い融資を受けたんです。

その社長が亡くなられたので

銀行が いろいろと
言ってきてるんですよ。

そうですか。

無事 保険金が下りれば
問題ないんですけど…。

≪(足音)

≪(足音)

♬~

♬~

≪(扉が開く音)

≪(足音)

♬~

♬~

(資材を踏む音)
ハッ!

♬~

♬~

うっ!

アッ…!

やめてー!

≪(扉が閉まる音)

ウワァーッ!

♬~

ハァハァ…。

もしもし。

(男)余計なことを
しゃべるんじゃないぞ。

しゃべったら
後悔することになる。 忘れるな。

あなた 竹田さんね?

(不通音)
もしもし?

♬~

(黒川)この竹田に襲われた?

そうです。

首絞められて鉄の棒で
バンバンたたかれそうになって

最後には 「余計なことを
しゃべったら後悔するぞ」って…。

怖い…。

まったく…。 わたしは
松本さんの婚約者なのよ。

なのに な~んで
人の言うこと信用できないかな。

ちょっと。
何で 人のこと尾行すんのよ!

(木下)いや…。あなたが自分たちの
前を歩いてただけでしょう。

あっそう! ちょっと…。
ちょっとさ。 手 出してみて。

手?
うん。

キャ~ 誰か~! この人 痴漢です!
痴漢です~! 誰か助けて!

(少年)おい! 何 考えてんだよ。
お前。 このスケベ!

ありがとう。 いい子たちね!
よろしく!

あんた ホンマもんのバカだよ。
もう~。 何でよ。

「何でよ」って あんた。 殺人事件の
容疑者なんだよ あんたは!

そんなことしたら 「犯人です」って
認めたようなもんじゃないさ!

何でよ!
わたしが犯人のわけないじゃん!

日本中の警察が
そう思うってこと!

どうでもいいわよ。 あんな警察。

…ったく!

そんなことよりさ。
DNA鑑定の結果なんだけどね。

松本さんの髪の毛と
焼死体の DNAが致した…。

そう…。
うん。

気持ちは分かる。 けどな!
泣いてる場合じゃないんだな。

これから いよいよ 本気になって
警察が あんたを追っかけるから。

特に
痴漢にさせられた刑事なんかな。

わたしの手で
竹田を捕まえてみせる。

松本さんの敵討ちよ!

うん よし! あの だったらいい?

旅館とか ホテルとか
泊まっちゃダメだよ。

警察の手が回ってるからな。 もう。
それは大丈夫。

ここに泊まるから。
ここ!?

冗談じゃないよ。 あんた!
殺人犯なんか かくまったら

わたしの調査室長のイスが パーに
なっちゃうんだからね。 これね。

ダメダメ。 全然ダメ!
春菜ちゃん…。

冷たいこと言わないでよ。

だって わたしたち世界で たった
二人の双子ちゃんじゃな~い。

アハッ。 若菜ちゃん。 世界で
たった二人の双子ちゃんだからさ。

出世の道 邪魔しないでくれる!

薄情者! あんた いっつもそう!
自分のことしか考えない!

あんただって
自分のことばっかり!

ほかに行くの ないのか?
あんたに言われたくないね!

あ~ら。 友達いないのかよ!
あんたは いるのか? じゃあ!

春菜ちゃん。 お願い! ここに
置いてください。 お願いします。

若菜ちゃん。 お願い! ほかに
行ってください。 お願いします!

お願いします!
お願いします!

≪ 理恵さん。

どうしたんですか? 若菜さん。

お願いがあるの。
何でしょうか?

わたし 当分の間
会社に行けそうもないから

わたしの代わりに
会社のこと お願い。

どういうことですか?

警察に追われてるの。
「警察」!?

シーッ!
どうして?

無実の罪なの。

とにかく 松本さんを殺した竹田を
わたしの手で捕まえるしかないの。

そんなこと…。
それしかないの!

じゃ 会社よろしくね。

♬~

♬~

(おなかの鳴る音)
食べよう…。

≪(黒川)この女なんですけどね。

見たことないですか?
(店員)さあ。 ちょっと分かんない。

じゃ 見かけたら連絡ください。

あ~。 おなかすいた~。

≪ 俺のベンチだ。
え?

(清吉)俺の ベンチだ!
「私物」って ちゃんと名前が…。

「近田清吉 私物」? すいません…。

あ~。 ちょっと座るぐらいなら
いいから。

あ~! あなた あのときの!

あ~! あんた あのときの!

その節は…。
どうも。

お食事ですか?

洋風 幕の内。

食うか?
あっ。 いいんですか?

ちょうど もう1つあった。
アハハ。 じゃ 遠慮なく。 すいません。

1, 000円。

えっ。 お金 取るんですか!?
嫌ならいいんだ。

エヘヘヘヘ。

じゃあ いただきます。

これ。
賞味期限 切れてんじゃない!

賞味期限が切れてない弁当が
捨ててあったら俺に教えてくれ。

1, 000円 返して!
返品不可。

座れ。 食え。

♬~

(清吉)
あんた。 家族は いねえのか?

いるよ。 双子の妹。

双子の妹がいるのに
助けてくれねえのか?

この世で いっちばん仲が悪いの。

へえ~。 きょうだいなんて
そういうもんだ。

清さんにも きょうだい いるの?
ああ。 弟がな。

俺が出稼ぎしてる間に
女房 寝取りやがった。

うわ~。 それって悲惨。

去年 毒キノコで死んじまったがな。

バチが当たったんだ。

金ためて お墓 建ててやるんだ。

その墓の前で酒盛りする。

酒盛りして 「ざまあみろ」って
言ってやるんだ。 へへへへ。

弟さんのこと嫌いだったの?

嫌いだったら
くたばる前に 俺が ぶっ殺してた。

何となく 分かるような気がする。

あんた。
今日 泊まるとこ ねえんだろ?

ちょっと 事情があってね。

俺んとこで寝てくか?
俺は男だ。 どこでも寝れる。

清さん…。

1万。

へへへへ…。
じゃ おやすみなさい。

安全は自分で管理してね。

感覚を研ぎ澄ませれば
大概の危険には対応ができるから。

ヘヘヘヘッ…。

おはようございます。
あっ おはよう。

ヘヘヘッ…。 その格好じゃ目立つから
着替えろ。

いくらですか?
フフッ…。 宿代に込みだ。

すいません。

あんた。 それ似合ってるよ。
そりゃどうも。

イヒヒ…。 遠慮しないで食べな。

誰が遠慮なんかすんのよ。
どうせ わたしが払うんでしょ。

だんだん分かってきたじゃねえか。

(二人)いただきます。

(テレビ音声)
次は 生保業界再編のニュースです。

中堅生命保険会社の東和生命が
業界最大手の関東生命に

吸収合併されることが
明らかになりました。

東和生命は バブル期の 不動産投資に
よる不良債権の増加や 近年の…。

ナハハハハ!
ざまあ みくさらせ! ハハハハ!

みんな~! 元気~?
ウサピョンサイズ 始まるよぉ!

♬(ダンス音楽)

♬ 「み~んなで踊ろう」

(客たち)
何だ ありゃ? みっともねえ~。

あれ… あんただよな?
秘密にしててやろうか?

3, 000円。

皆さ~ん。
ちょっと待った。 待った。 うん。

何?

見たわよ 若菜。 あんた
ダンスの才能あるんじゃないの~。

フフフッ…。 わたしも見たわ。
あんたの会社 大変ねえ。

それは それとして…。
ねえ 今からさ。

お互いの将来について
話さない? ねっ!?

清さん。 悪いんだけど
急用が出来ちゃった。

ホントに ありがとうございました。
こちらこそ。

これ… とりあえず 2, 000円。
あとは つけといて。

おうおう。
じゃあ。

イヒヒヒッ…。 似合うじゃん。
その逃亡者ルック? ウヒヒ…。

あんただって吸収合併だって!?
アハハハッ!

ご愁傷さまでございました。

(せきばらい)

そんなことより あんたの無実は
必ず証明してあげるから

安心しな。 フフッ…。

何で 急にそんなこと
言いだすの?

世界中で たった二人の
双子の姉妹じゃない。

助け合わなきゃ。 ねっ!?

あ~。 なるほどねえ。 ハハッ…。
何?

リストラされた仕返しに

2億円の保険金
搾り取ってやろうってハラね。

あのさ…。 竹田のことなんだけど。
なあに?

300万円のこと考えたの。
あれってさあ…

殺された女性社員の
保険金の部ってことない?

300万で示談にしたって?
うん。 もし そうだとしたら

「竹田には 松本さんを殺す動機は
なかった」ってことになるのよ。

そうかあ…。 でも わたしに
「余計なこと言うなよ」って

脅し かけてきたんだよ。
だから あんたから

お金もらったと誤解されたら
警察に疑われちゃうでしょ。

そうかあ~。
さすが春菜ちゃん。 ハハッ。

だてに 調査室長に なりそびれた
わけじゃないのね。 ハハッ。

首 絞めたろか!
アーッ! ちょっと…!

まったく もう! …まったく。

でもさあ…。 じゃあ 竹田のことを
警察に話しに行ったってことは

やぶヘビだったってこと?
「やぶヘビ」どころか 刑事を

痴漢にまで させたんだからね!
あんた。 …ったくもう。

どうしよう…。

もう~。 そんな 「どうしよう」とか
言ってる場合じゃないの。

真犯人を捜すしかないわけ!
ねっ?

心当たりない?
松本さんを恨んでる人。

他人に恨まれるような人じゃ
なかったと思うけど…。

うーん…。 えん恨じゃなければ
お金か痴情のもつれかだな。

「痴情のもつれ」って…。 あっ!?

え? 誰かいるんだ?

まさか…!?
え?

若菜さん。

急に呼び出して ごめんなさいね。
いいえ。

そんなことより
すごい反響なんです。

番組が終わる前から 「ウサピョンサイズの
ビデオは どこで買えるの?」って…。

局側からも ビデオリリースしてくれって
申し入れがあったんです。

若菜さんの ねらいどおりでした。
「けがの功名」ってやつよ。

そんなことより ちょっと
聞きたいことがあるんだけど。

何でしょう?

理恵さん 以前…
松本社長と特別な関係にあった?

気を悪くしたら ごめんなさい。

確かに
社長とは つきあってました。

でも あなたが現れた途端 社長は
わたしから離れていきました。

やっぱり そうだったの…。

若菜さん。 わたしが彼を
殺したとでも思ってるんですか?

そういうことじゃないのよ。
勘違いしないでください!

もし わたしが殺すとしたら

それは 社長じゃなく…
あなたですから。

どうやら 彼女じゃ
なさそうだなあ。 うん。

あんだけ松本さんのことを
愛してるんじゃねえ…。

だから 殺しちゃうっていうのも
あるんだけどね。

とにかく 彼女じゃないとすれば
あとは金がらみよ。

うーん…。

もしかして あの弁護士…。

ほら。 あのDNA鑑定の前にさ。
保険金の心配してたでしょ。

大沢さん?
そう。

あの人 松本さんの会社の
顧問弁護士よ。

だから
取り入りやすいんじゃないのさ。

どうも あいつ
虫が好かないんだよねえ。

うん。 よっしゃ!

こうなったら わたしのフェロモン
使って 調べてみっか。

何 使ってって?
フェロモン。

えっ え? な… 何?
フェロモン。

え? 何 使って?
抑えきれない フェロモン。

なっ な… 何?
持って生まれた フェロモン~。

だ… だから な… 何?
もぉ~!

フェーロモーン!

聞こえた?

♬~

アハッ…。 ごめんなさい。
遅くなっちゃって。 ウフフッ。

あ… いや。 どうぞ。

あ… どうも。 ウフッ。

あ~ん。 アハハッ…。

(大沢)ご存じと思いますが
松本さんの会社は

銀行から融資を受けておりまして。
生命保険と同額の2億円とか?

もともと松本社長は ご自分に
万のことがあったときに備え

会社のために
加入した保険なんです。

でも 受取人を
若菜さんにした以上は

会社のために使うわけには
いかないと思っております。

じゃ… 全額 若菜さんに?
もちろんです。

あ~。
ただ そのうえで 若菜さんに

お願いしなければならないことが
あるんです。

「お願いしたいこと」?

実は… 松本さんには
お嬢さまが おられまして…。

お嬢さん!?
子持ちだったんですか?

ええ。 5年前に亡くなられた
奥さんとの間に お人。

ところが… 実は そのお嬢さん

心臓に重い病気を
抱えておられまして…。

「心臓」に!?

手術を
しなければならないんです。

しかし 日本では
できない手術なんです。

それで… お金が必要なんです。

ああ…。
移植手術とか そういうこと?

ええ。 松本さんは きっと

お嬢さんの将来のことが
気がかりなまま

亡くなられたと思うんです。

それで わたしが
その遺志を継ごうと…。

そうだったんだ…。
だから 大沢さん

保険金が いつ下りるかどうか
っていうの 気にしてた?

ええ。 高千穂さんには

さぞや 金目当ての悪徳弁護士に
見えたと思うんですけど…。

偉い! もう見直した!

よし! よしよしっ! 飲もう!
え?

飲もう飲もう!
そうスか。

アハハハハッ!
いただきます。

飲むと別人です!
別人? ハハハッ!

何だよ~。
あのね。 弁護士なんてね

いつも切れ者の振りしてないと
なめられちゃう商売なの。

だけどさ 松本社長みたいな
本物の切れ者には勝てないよ!

ここだけの話だけどさ。
何?

僕と あいつは 大学時代の
同級生なの! マジで~?

見えないでしょ?
見えない!

あいつはね。 いつも人前では

自分のこと 「社長って呼べ!」って
言うんだよ。

そうなの~?
偉そうに…。 何だよ!

俺は 絶対 許せねえんだよ。
あいつが! いつも…。

でもさ。 大沢ちゃん 頑張ってさ

弁護士になったじゃない!
立派な!

何で 弁護士になろうと
思ったわけ? ねえ。

聞きたい?
聞きたい。

言えない。
聞きたいな。

春菜ちゃんだけに教えてあげる。
やった!

内緒!
分かった。 誰にも言わない。

ウチね。 母子家庭なの。
え…。

でね。 僕が中学生のときにね。
おふくろが詐欺に遭ったの。

嘘?
詐欺に遭ったの…。

でね。 僕の高校進学のためにね。
コツコツためてた貯金をね。

ぜ~んぶ
だまし取られちゃったわけ。

え~!
それで そのことが ショックでさ。

おふくろ…。

まさか 亡くなっちゃったの?

嘘! かわいそうだよ それ~!

すごい かわいそう…。

あのね。 もう絶対によ。
大人になったら

弱い者の味方になってやろうと
思って…。

あ~! それで弁護士にか?
うん。

格好いい! 偉いよ 大沢ちゃん!
すてきだよ~!

ホントに そう思ってくれる?
ホントに思う。

頑張れ 大沢! いいぞ!

春菜ちゃんなら 絶対
分かってくれると思ってました!

こんな僕だけど

春菜ちゃんさえ よろしければ
末永く おつきあいいただければ

この大沢浩市。 何事にも代え難き
幸せでございます。

嫌だ…。 大沢ちゃん。
それって プロポーズみたいじゃない?

はい!
マジで~?

やだ。 大沢ちゃん! あら…。
ちょっと やだけど うれしい!

うれしいけど いや~だ!

あっ。 あれ?

あれ?
大沢ちゃん? 大沢ちゃん?

お母ちゃん…。
重い…。 あら? 寝ちゃった。

重いじゃん。 吐きそう…。

ハハハ…。
わたしも ついに弁護士夫人だわ。

あんたがさ。 逮捕されるような
ことがあったら

ウチの主人に頼んで
弁護してもらうようにするから。

アハハ…。 やだ…。 主人だって…。
ごめんなさい。

…ったく。
男に免疫がないと これだからさ!

早く行くわよ!
はいはい。

誠和小児科病院…。

≪(看護師)
千明ちゃん。 お客さまよ。

(若菜)こんにちは。
(春菜)こんにちはー。

わたしは 千明ちゃんのお父さんの
お友達で 浅井若菜と申します。

わたしは 高千穂春菜と申します。
よろしくね。

おねえさん。 パパの お友達なら

パパが いつ外国から帰ってくるか
知ってるよね?

このごろ ちっとも連絡がなくって
ちょっと寂しいんだ。

きっと もうすぐ帰ってくるわよ。

期待させるようなこと
言うんじゃないよ お前…。

だって しかたないじゃ…。

あー! おねえさん
ウサピョンサイズの おねえさんでしょ!?

分かっちゃった?
千明 ウサピョンサイズ 大好きなの。

やってあげな。
え!?

ウサピョンサイズ 見たいよねえ
千明ちゃーん!

見たーい! やってやって!
よっしゃー!

OK!
オーッ!

みんな~ 始まるよ~。
イエーイ!

♬ 「みーんなで踊ろう。

楽しく~ 元気良く~」
イエーイ! おいでおいでー。

♬ 「月の上で ウサギのように
みんなで 陽気に楽しく

ウサピョンジャンプ。 あっちの町でも」…。

ねえ 春菜。
ん… 何?

何とか千明ちゃんの保険金 下りる
ように してもらえないかなあ。

あの子の これからのこと考えると
あんな年で 両親 亡くして

しかも 心臓に病気まで持って…。

よっしゃー。 うんうん。
任しとけって。 ありがと 春菜。

OK。

はい。 高千穂です。

あっ…。 大沢ちゃ~ん。
あ~ 連絡 待ってた。 アハハッ…。

うん。 全然 空いてる空いてる。
うんうん。 分かる分かる!

OK。 じゃあね~。 ウフッ。

アハハッ…。
何が 「大沢ちゃん」

あんたさ。 今日 ウチ
泊まっていいから。 ありがと。

でも わたし 帰ってこないかも
しれなーい。 ウヒヒッ。 やーだ。 ハハッ。

うわ~っ。 きれいねえ…。

(大沢)ああ…。 今夜の夜景は…

僕の人生の中で見た
幾多の夜景の中で最も美しいよ。

なぜなら…。
最愛の人と緒だから。

あっ…。 や~だ もう…。

寒い?
ううん…。

(二人)ハハハッ! アハハハ!

かゆい かゆい?
やーだ。 何 格好つけてんのよ!

似合わないよ。 酔っ払いの正体
バレバレなんだから やめなさいって!

やめようね。
やめようね。

かゆいね!
かゆいよ! アハハッ!

あ… そうだ。
千明ちゃんの病院 行ってきた。

ああ そう。 いい子だったでしょ?
うん!

わたしたちはさあ。 お母さんが
いたから良かったけど

あの子 これから
独りぼっちなんだよね。

そうだね。

松本さんは 千明ちゃんの
将来のことが心配で

2億円の保険に入ったのよね?

うん。 自分に もしものことが
あったときのためにね。

そうじゃなくてさ…。
2億円の保険 入ったって

自分が死ななきゃ
お金は入ってこないわけだし

千明ちゃんの手術だって
できるわけないよね。

え?

まさか 春菜さん。
松本が自殺したとでも…?

いや…。 「竹田に 300万払って

自分を殺すよう依頼した」とでも
言いたいの?

確かに… 松本は お金を
必要としていたのは間違いない。

だから 彼女のことも…。

あれって… 犯人は松本さんなの?

いや…。
証拠があるわけじゃないし

それに あいつは そんなことを
やるようなヤツじゃないんだよ。

ただ… そのくらい 松本は

追い詰められていたのかも
しれないな。

その三宅純子の保険金が
なかなか下りなかったから

今度は自分の生命保険で
千明ちゃんの将来を守ろうとした。

警察は 若菜さんが竹田に
殺させたと疑ってるらしいけど

受取人の名義変更した直後に
そんなことするのは考えにくいし。

フッ…。 若菜だったら 何か 何にも
考えずに やりそうだな。 これぇ。

春菜さん。 双子の割には
随分 手厳しいね。 ヘヘッ…。

あ…。 双子だってこと…
知ってたの?

えっ…。 あれ?
この間 聞かなかったっけ?

ううん。
わたしは言ってないけど。

ああ。 それじゃ
松本に聞いたんだよ。

あっ…。 そっか。 そうかそうか。

もう そろそろ帰ろうか。
あっ そうだね。 うん。

お姫さま どうぞ。
サンキュー! イヒヒ。

これも似合わないね。 アハハッ!

そうだ 春菜さん。 もし 会社で
いろいろ面倒があるなら

僕の事務所で 調査員
やりませんか? え!? ホントに?

ええ。 保険会社で調査室次長まで
やった人だから 大歓迎ですよ。

アハッ…。 ありがとう!

それに 実現したら…
ずっと緒にいられるし…。

やーだ! もう。

それから二人はね。
じっと見つめ合って…。

…だわさ。 ウヘヘヘッ!

嘘つき!
何で?

ちょっと 待って。 それ変よ 春菜。
ん?

何で大沢さんは わたしたちが
双子だってこと 知ってんの?

あ~ あんたが
松本さんに話したからでしょ?

話すわけないじゃん!
誰にも知られたくない

イッチャン恥ずかしい秘密なのにさ!
どこが恥ずかしいのさ!

だったら わたしのこと
大沢さんに話しできたか?

話すわけないじゃん!

誰にも知られたくない
イッチャン 恥ずかしい秘密なんだから。

だったらさ…。
ん?

どうやって 大沢さんは

わたしたちが双子だってこと
知ったんだろうか?

よく分かんないけど…。
何か 怪しくない?

ねえ。
どうやって侵入するつもりよ?

ん?
これよこれ。

ピッキング。 …っていうの?
こないだ テレビで見たの。

あんたさ。 ここで見張ってて。
で…。 わたしのバック 持ってて。

うん…。

何言ってんの。 素人に
開けられるわけないじゃん。

♬~

♬~

(鍵の開く音)

あれ…?

ホントに開いちゃったよ。
やってみるもんだね。

♬~

♬~

♬~

ん?

やば…!

早く出ろ 若菜。 早く…!

マジで?

あっ…。 嘘…。

♬~

♬~

あった…。

≪ 若菜さん。

不法侵入は… いけないな。

大沢さん。 あなた 最初っから
わたしのことを調べ上げてて

春菜が双子の妹だってこと
知ってたのね?

わたしを受取人にすれば

保険調査員である春菜が
調査に手心を加えて

簡単に 保険金が下りると
思ったんでしょ!

それで 松本さんに…
名義変更させたのね。

よく分かりましたね。

僕が思ってたほど
バカじゃないんですね。

やっぱり 竹田に
松本さんを殺させたんですか?

もう それくらいでいいでしょう。

(スタンガンの音)

何それ…!? わたしも殺すつもり!?

(スタンガンの音)
ウッ…。

大沢さん!
春菜…。

信じてた…。

誰が何と言おうと
あんたのこと 信じてた!

春菜さん…。
気安く呼ばないでよ!

何が 「お母さんのために 弁護士に
なった」よ。 笑わせないでよ。

違うんだよ。
おふくろのことは本当なんだ!

あんたの今の姿 おふくろさんに
見せてやりたいわよ!

春菜さん…。

ダメー! やめて!

あっ…。
アー!

アアーッ!
アアーッ!

は… 春菜!?
春菜 大丈夫!? 春菜!

あ… 大丈夫。 じゃ… ねえよー!

だよねぇ。 ごめん。 ごめんね…。

うっ…。

イテテテ…。
あっ!

春菜。 あっち あっち…。
うん。

ウウッ…。

イテテテ…。

くそっ! 開けろ!

くそ…。 開けろー!

(ドアを たたく音)
何とかして助け呼ばないと…。

そうだ! 春菜。 わたしのバックは?

あ…。 ない。

えっ!? じゃ あんたの携帯。

あ…。 あっ ないよ! ないや…。

どうする?
どうしよう。

≪(大沢)殺してやるー!
(物音)

ウッ…。

な… な… 何なの?

(ノック)

そこに いるのか?

誰?
俺だ。

もしかして…。 清さん?
(清吉)ああ。

ああ…。
ワナかもしんないよ。

早くしねえと やばいよ。

ああ 清さん…。 春菜!

アー!
アー!

大沢ちゃん…。

死んでるの?

まだ 何とか脈はあるようだな。

ま… まさか 清さんが!?
俺じゃねえ!

早く逃げるぞ。

は… 春菜。
うん…。

春菜!

でも… 清さん。
どうして あそこに来たの?

頼まれたんだ。
あんたの後をつけて

何をしてるか 電話で
報告しろって…。 誰から?

知らねえ。 10万くれた。
「10万」!?

それで わたしの後をつけて…。
あんまり出てこねえから

心配になって中に入ってったら
男が倒れてた。

体 誰が大沢さんを…。

あっ 分かった! 竹田だ! 竹田が
保険金を独り占めするために

大沢さんを裏切った。

清さん。 10万くれた
男って どんなヤツだった?

男じゃねえよ。
えっ…。 女なの!?

ああ。 あんたより若くて
きれーな ねえちゃんだった。

わたしより 若くて
きれーな ねえちゃんなんて

この世に存在しないわ。
ああっ!

藤沢理恵だ…!
ええっ!?

でも… 理恵さんが どうして?

♬~

♬~

じゃあ 今から行くから。

あの様子は 絶対に男がいる!

そうだよな。
竹田とグルだったんだよ。 絶対!

♬~

♬~

ここが竹田の隠れ家…。

(理恵)はい。 どちらさま?

あ… 別荘の管理人ですが…。
(理恵)はい。

アハッ…。 どうも。 ごめんなさいよ。

若菜さん!? ちょっと!
勝手に入んないでください!

ちょっと 何してんですか!?
いない いない。

どういうことですか!?
説明してください!

やめてください!

いた…。

竹田! もう逃がさないわよ!

松本さん…。
嘘…。

な… 何なの これ…。
どういうことですか?

(松本)千明のために どうしても
まとまった金が必要だったんです。

それには…。

わたしを死んだことにして
保険金を手に入れるしかなかった。

その ご自分の死体に
見せかけるために

竹田さんを殺したんですか?

まさか…!
ヤッたのは大沢さん?

示談金の300は もう受け取った。
あと200。

さっさと よこせよ。 おい!

松本! ホテルの鍵!
おい! 千明ちゃんのためだよ!

(松本)その竹田の髪の毛を
付着させたブラシを 前もって

わたしの部屋に置いておき…。
そして それを刑事に渡した。

それで
死体とDNAが致したんだ。

理恵さんも 最初っから
この計画を知ってたの?

いや。
彼女が知ったのは事件の後だ。

そして 理恵から 大沢の様子が
おかしいことを知らされたんです。

あの晩… 清吉さんから
連絡が入ったんです。

じゃあ 理恵さんが清さんに?

あなたたちの行動を見張るよう
お願いしてあったんです。

もしもし。 女は

「大沢法律事務所」ってのが
入ってるビルに入っていきました

それを理恵から聞いて
大沢の事務所へ向かったんです。

そしたら…。

(回想)
(大沢)くそっ!

おい 大沢! やめるんだ!
約束が違う。

「約束が違う」だと!? お前
何様のつもりなんだ! え!?

お前 どうして そうやって
いつも 俺に指示するんだ!? え!?

お前は いつも
そうやって俺をバカにするだろ!

お前に邪魔にされて
いつもいつも バカにされて…!

ウッ…。

大沢…。

≪(足音)

若菜さん。 ホントに申し訳なかった。

千明の病気を治すには
心臓移植しかなかったんです。

でも… 今の日本では 15歳未満の
臓器移植は認められていません。

そして… その年齢まで

千明は生きられないだろうと
言われてました。

唯 残された方法は…
外国での移植手術だけです。

でも それには
ばく大な費用がかかる。

自分の生命保険を使うしか
手がなかったんです。

それで 三宅純子さんのことも?

後から知ったことなんですが
三宅純子は

竹田という恋人が いながら
わたしに取り入り

社長夫人の座を狙ったんです。

そして… 同時に
大沢とも関係を持っていました。

そのことを大沢が知って
彼女を殺害し

保険金を
手に入れようとしたんです。

でも 竹田が その仕組みに気づき
わたしと大沢を脅してきました。

そこで今度は 竹田を
松本さんに見せかけて殺害し

松本さんの保険金を
狙ったってわけね?

でも… 受取人の名義を

千明ちゃんから わたしに
変更したのは なぜですか?

千明ちゃんのままで
良かったんじゃないんですか?

大沢は受取人を若菜さんにすれば
会社の借金を口実に

横取りできると
もくろんだんです。

でも… どうして? 松本さん。

いくら
千明ちゃんのためだからって

ほかに方法は いろいろ
あったんじゃないんですか!?

わたしには… 時間がなかった。

「時間」?

末期の すい臓ガンです。

「あと3か月 もたない」と
言われてます。

わたしが死ぬのは しかたがない。

でも…
その前に千明のことだけは

きちんとして
やりたかったんです。

これから警察に出頭します。

1つだけ お願いがあります。

理恵のことだけは 今回のことと
無関係なことにしてほしいんです。

千明には理恵が必要なんです。

分かりました。

ありがとう。

松本さん。

警察に行く前に
わたしからも お願いがあります。

緒に病院に行ってください。

千明ちゃん 待ってます。

(松本)千明。
あっ。 パパ!

千明。 アメリカでな。 やっと
手術ができるようになったんだ。

ホント!?
(松本)ああ。

良かったね 千明ちゃん。

でもな。 パパ また…

仕事で…
遠くへ行かなきゃならないんだ。

また?
今度は いつ帰ってくるの?

そうだな…。

千明が元気になったときだ。

だから それまで 理恵さんの
言うことを ちゃんと聞いて

早く元気になるんだ。

うん。 早く病気治すから
パパも早く帰ってきてね。

ああ。

♬~

春菜さんには 事件のこと以外
何つ 嘘はついておりません。

それだけは信じてください。

あの…。

おふくろが詐欺に遭って
そのショックで倒れたとき

運ばれた病院で おふくろ 俺に

「浩市 ごめんな。
浩市 ごめんな」って

そればっかり うわごとみたいに
言って 泣いて死んでったんです。

それ見たら…。

「人間なんて信じられない。

誰かれ かまわず 復讐してやる」
って…。 そして

「絶対に金持ちになってやる」って。

だけど 春菜さんと出会って…

そんな考え方は間違ってるって
気がついたんです。

だったら…。

止められなかったんです。
ホントに すいませんでした。

刑務所 入って
悪いアカ全部 落としてくんだね。

♬~

大沢ちゃんのバカ野郎…!

千明ちゃんの アメリカでの手術
うまくいくと いいねえ。

ホントだねえ。
うーん。

でもさ。 保険金 入らなかったのに
お金どうすんだろうなあ?

それは わたしの ウサピョンサイズさ。
え?

ビデオとか キャラクターグッズが大ヒットして

医療費や 将来 困らないだけの
生活費が出来たってわけよ。

すごいじゃない! じゃあ
あんたの取り分は どうなったの?

ないのよ。
え?

だって
もともと会社の企画だったから…。

マジで~!?

これから どうしようかなあ~。

よし。 分かった! わたしに
いいアイデアがあんの。 何?

あんたと わたしで
「ツインズシスターズ」っていうの どう?

結構 イケると思うんだよねえ。
冗談やめてよ。

わたしは あんたと違って
羞恥心ってものがあんの。

何 言ってんのよ。 羞恥心で
ご飯 食べれないんだからさあ。

この際 捨てるもん ないんだから
開き直って やっちゃおうぜ!

わたしがメーンで 「どうしても」って
いうんだったら

考えてもいいけど。
どの口が言ってんだろ。 ハハハッ。

あのね。 これは
子供受けするほうがいいわけ。

見た? 病院で 子供がみんな
わたしのこと見てた。

ハハッ!
そりゃ 珍しいもん見たささ。

何だと!?

何か いい感じ。
嘘。 マジで?

イケるかもよ。
何だと~。

ちょっと違うなあ。 それ。
じゃ どうしたらいい?

あっ 今いい。 すごくいい!
これ 普通の顔だろうが!?

そう?
「そう?」じゃないよ!?

これぐらい…。 あんたも ちょっと
自分を変えていくのに…。

これぐらいの顔
したほうがいいんじゃないの?

何で そんな顔
しなきゃなんないの? ワン ツー。

来た! いいじゃん!
「ツインズシスターズ」で~す!